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『呪術廻戦』領域展開一覧──発動条件、利点欠点、対抗策などを解説

『呪術廻戦』領域展開一覧! 発動条件やメリット・デメリット、対抗策などもまとめて解説します!

真贋相愛(しんがんそうあい)/乙骨憂太

五条悟に次ぐ現代の異能とされる乙骨憂太は、“模倣(コピー)”の生得術式を持つ特級術師。他者の術式を模倣し、ストックして使用することができます。真贋相愛は、それら術式ストックの中から好きなものを使用できるというもの。

領域内には無数の刀が刺さっており、1本1本にこれまでコピーした術式がランダムに内蔵されています。刀を引き抜くことでその術式を一度使用することができ、同じ術式の刀が複数あるため、ランダムではあるものの同じ術式を何度も使うことができる強力な能力です。

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坐殺縛徒(ざさつばくと)/秤金次

 
呪術高専3年の秤金次は五条や乙骨にも腕を買われている術師です。根っからの博打打ちである彼の坐殺縛徒は、パチンコ台をモデルにした「必中」タイプの領域。秤が大当たりを引けばステータスが段違いに上がるというものです。

時に生死をかけた戦いになることもある呪術戦において、運任せの要素を入れてしまうあたり、秤が筋金入りのギャンブラーであることがうかがえます。

時胞月宮殿(じほうげつきゅうでん)/禪院直哉

 
呪術界御三家のひとつ禪院家の禪院直哉は、一度死亡するも呪霊として復活した際に「領域展開」を使用します。その効果は、領域内で直哉に触れられた者は、彼と同じ動き方をしなければ止まってしまうというもの。

対象者が細胞レベルで細かく術式対象とされており、細胞レベルで同じ動きを求められますが、実際それは不可能であり、1秒間フリーズしたのちズレが生じて、肉体が大きく損傷してしまうのです。

胎蔵遍野(たいぞうへんや)/羂索

本作の黒幕と噂される呪詛師・羂索。自身の思惑のため、身体を変えながら1000年以上暗躍を続ける彼の胎蔵遍野は、宿儺の伏魔御厨子と同様、領域を閉じないタイプのものです。

どのような効果があるのかは作中で明かされていないものの、戦闘の描写と対戦相手の九十九由基の台詞から重力を扱う術式だと考えられます。領域に現れるのは、無数の妊婦の身体と苦悶の表情を浮かべる顔によってできたおぞましい大木。「胎蔵」とは胎児が母胎で成長する不思議な力のことを指す仏教用語です。

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三重疾苦(しっくしっくしっく)/万

伏黒恵の姉・津美紀の肉体を使って蘇った呪術師・万の三重疾苦は、実現が不可能とされている「真球」を生み出し、それを必中させることができるというもの。「真球」は接地面積が存在しない「完全な球体」であるため、無限の圧力を生みます。それに触れることはできず、接触したものは圧縮されて消えてしまうのです。

「真球」が必中であるうえに、「真球」そのものに触れることができないため、破壊することも当然できません。そのため、必殺効果はないものの一度領域内に入れられてしまうと致命傷にもなる大ダメージを受けることになります。

朶頤光海(だいこうかい)/花御

漏瑚や陀艮、真人らと行動を共にしていた特級呪霊・花御。呪術師たちの前に何度も姿を現しているものの、領域を展開する前に五条に祓われる結果となりました。しかし、公式ファンブックで朶頤光海という名称が明らかになっています。

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詳細が明かされていない「領域展開」の使い手

作中には、詳細が明かされていないものの、「領域展開」の使い手であることが確認されているキャラクターも登場しています。現在は名称や術式が明かされていないものの、今後詳細が明らかになることもあるかもしれません。

石流龍

 
死滅游回にて、乙骨、烏鷺亨子の3人での戦闘の際、3人同時に領域を展開。しかし、呪霊・黒沐死が妨害したため、領域は即時崩壊し、名称も効果も明かされないままとなりました。

石流は術式を使用せずに呪力を放つことができる能力を持っています。そのため、領域が崩れた後も呪力の放出で戦うことができる強みを持った人物です。
 

烏鷺亨子

上記の通り、烏鷺も展開直後に領域が崩壊し、名称も効果も明かされていません。烏鷺は元々平安時代の呪術師。空間を面でとらえることができ、それを自由に操ることができるという術式を持っています。
 

九十九由基

 
日本に4人しかいない特級術師のひとり・九十九由基。彼女が領域展開するシーンは描かれていませんが、その会話から領域展開を習得していることがわかります。

彼女は自らに仮想の質量を付与する術式「星の怒り(ボンバイエ)」を使用し、使い方次第では光さえも抜け出すことのできない重力を持つブラックホールを生み出すことも可能なのです。

「領域展開」への6つの対抗策

領域に閉じ込められてしまうと詰みとなるほどの威力を持つ「領域展開」。しかし、対抗策もないわけではありません。ここからは6つの対抗策をご紹介していきます。

領域を展開して押し勝つ

最も有効な対抗策は、こちら側も領域を展開すること。その場合、より洗練された術がその場を制します。相性や呪力の量などによって勝敗が左右されることも。

要は強い方が勝つという力技。目に見えて自分の方が部があるようであれば問題ありませんが、同等の力がある相手であれば、一か八かという賭けにもなりそうです。
 

シン・陰流簡易領域

 
「シン・陰流簡易領域」は、術式を介さない結界を自身の周囲に構築することで、領域の必中効果を中和する結界術です。平安時代、「シン・陰流」の創始者である蘆屋貞綱によって、弱者が領域から身を守る術として編み出されました。

後天的に習得することが可能な業ではあるものの、門下生以外に故意に技を伝えることは“縛り”として禁止されていました。しかし、時の流れとともに門下生以外にも知られる技となっていったようです。
 

落花の情

「落花の情」は呪術界の御三家に伝わる領域への対抗策。「シン・陰流簡易領域」のように自らが領域を展開することはせず、必中術式が発動し触れた瞬間にカウンターで呪力を解放して身を守るというものです。

作中で使用しているのは禪院直毘人のみですが、「シン・陰流簡易領域」と同様、後天的に習得が可能な技と思われるため、今後も使用者が登場する可能性もあります。

領域展延

「領域展延」は、領域から自分を保護するという点は「シン・陰流簡易領域」と似た特性ですが、より範囲は狭く、例えるならば水のように自分を包み、術式を中和するという技です。

しかし、同時に生得術式を使うことができないというデメリットがあり、基本的には物理攻撃しかできなくなってしまいます。

領域の外に逃げる

シンプルではあるものの、実際には不可能に近い手段です。閉じ込めることに重きを置いている領域は内側から崩すことが難しくなっています。そもそも領域の縁がどこかわからない場合も多いです。

必中攻撃が襲い来る中でそれらを打破することは並みの術師では非常に難しく、対抗策としては少し頼りないものと言えるでしょう。

フィジカルギフテッド

 
基本的に「領域展開」は呪力を持つものだけをその中に閉じ込めます。呪術師ではない一般人であっても微弱な呪力を持っているため、多くの人は領域内に閉じ込められます。

しかし、禪院真希や伏黒甚爾のようなフィジカルギフテッドと呼ばれる人物は呪力が全くないため、無機物と同じ扱いとされ、領域内に閉じ込めることができません。

とはいえ、宿儺の伏魔御厨子は建造物であっても攻撃が必中しており、フィジカルギフテッドであっても攻撃の対象となる「領域展開」も存在します。

「領域展開」は難しいけど面白い!

「領域展開」は格好良い必殺技のようなものですが、一方でその複雑さから、さらっと読み飛ばしてしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、しっかり読んで理解すると戦闘シーンもより面白くなり、キャラクターへの理解もぐっと深まるはず。本記事がそのお手伝いになっていれば幸いです。

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