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- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。

──また、葉月が美世に寄り添う姿は毎回心温まります。こうした関係性や役柄を通して、日笠さんが感じた葉月の魅力や演じる上で大切にされた部分をお聞かせください。
日笠:一期の時と変わらずですが、激動の中を生きて、時に間違い、そこからまた気づき学んでいく。だからこそ彼女自身は地に足をつけて人を慮っているのだろうと思うので、自分というものがブレないことはずっと意識しています。
──第2期で登場するキャラクターの中で、ご自身以外で特に気になるキャラクターや注目してほしいキャラクターを教えて下さい。
日笠:久道正清さん、芙由さん。
結婚って当人だけのことではなく、その家族、ひいては代々続いている「家」というものが関わるものであり、現代よりもそれが色濃く描かれていると思います。昔は血や家というものがどれだけ大事であったのか、改めて認識させてくれたキャラクターです。
──以前日笠さんがおっしゃっていた通り、葉月は激動を生き抜いて今があるのだと思います。もし日笠さんが葉月に声をかけるとしたら、どのような言葉をかけたいと思いますか?また、その理由についてもお聞かせください。
日笠:あなたの強さとしなやかさと優しさに、美世が救われたのだとしたら、きっと若かりし頃の傷ついたあなたももう救われているはずです。
──本作に参加されたことで、ご自身にどんな変化がありましたか? 得たこと、学んだことがあれば教えて下さい。
日笠:人と関わる事で傷付くこともある。でも人と関わる事で温かな気持ちになることもあって、結局その傷を癒してくれるのもまた人なのだろうと。
そうして共に生きていくには試練もあって、他人もいて、そこから学び紡いでいくのが、真の「幸せ」というものに繋がっていくのだと思いました。
──今後の展開で、日笠さん自身が楽しみにされていること、もしくは視聴者に楽しみにしていて欲しいことを教えてください。
日笠:ストーリーを丁寧に最後まで描いてくださったからこそ、その先が見たいなと思います。わたしの幸せな結婚生活、的な。美世がたくさん笑っている劇場版を是非!
あとキャスト総出で座談会とかあったら良いなあと思います。麗奈や界人から見える作品の世界線の話も聞いてみたいですね。
[構成・逆井マリ]

神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
