映画
『ヒプムビ』オオサカ|岩崎諒太×河西健吾インタビュー

映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗” 白膠木簓役・岩崎諒太さん&躑躅森盧笙役・河西健吾さん インタビュー|「オオサカ・ディビジョンは“ズッ友”です」バトルで繰り広げられる左馬刻と簓の距離感に注目

 

「Out of Harmony」のバトルで繰り広げられる左馬刻と簓の距離感に注目

──First Stage 2nd Battleでは、ヨコハマ・ディビジョンとバトルを繰り広げ、「Out of Harmony」が歌われていますが、このバトルシーンはいかがでしたか?

岩崎:収録の時は、制作中の状態でしたから、完成した映像を見てびっくりしましたね。

今回、ヨコハマとのバトルというところで左馬刻(碧棺左馬刻)簓は昔のチームメイトでTVアニメ第2期ではヨコハマと共闘するシーンはあったけど、バトルはなかったので、今回が新鮮でしたね。僕らのオオサカは《2nd D.R.B》もコロナ禍の影響で配信のみでしたし、距離を保ちつつのバトルだったんです。

映画の3DCGでは左馬刻と簓が「これ、入れ替わっちゃうんじゃない?」っていうくらいの距離感だったので、「これがバトルか!」と圧巻でしたね。

 

 
河西:《1st D.R.B》は映像として観たことはあったんですよ。

例を挙げると、イケブクロ・ディビジョンの山田三郎役の天﨑(滉平)くんがヨコハマ・ディビジョンの神尾さん(毒島 メイソン 理鶯役・神尾晋一郎さん)とバチバチにやり合っていて顔面まで近づいていたから、「いけ、チューしろ!」って思っていて(笑)。我々も《2nd D.R.B》の時、これくらいできるかなと思っていましたが残念ながら叶わず、映像でお届けする形になりました。

──では、楽曲についても詳しくお聞かせください。「Out of Harmony」と「笑門来福」を歌唱されたご感想を教えてください。

岩崎:やっぱり、「Out of Harmony」に関しては「オオサカはもう“笑い”でいくんや!」と。ヨコハマはそれを躱すのではないですが、正面からぶつかり合いながらもオオサカ・ディビジョンの持ち味を活かしてバトルをしているのがオオサカらしいなと思いました。

それは《2nd D.R.B》の時の「笑オオサカ!~What a OSAKA!」も同じで、イケブクロとのバトルでもちょっと笑いに振った部分があったんですけど、「Out of Harmony」はさらにプラスしてこのどついたれ本舗3人のトリオ感というか、「てっぺんを獲りにいく仲間だ!」とチーム内の結束が高まっている空気が出ていたのがすごく良かったですね。

河西:「Out of Harmony」の曲自体が全体的にスローテンポで重たい雰囲気の曲なんです。

ヨコハマ有利な感じがしていたのですが、その重たい感じをオオサカは軽やかに自分たちのフィールドに持ち込んで、上手く料理してるイメージを持ちました。ヨコハマとオオサカの良い感じの対比があって、重さと軽さ、その違いを見てほしいなという想いはありますね。

岩崎:「笑門来福」はCreepy Nutsさんが楽曲制作を担当してくださったのが、めちゃくちゃ嬉しかったですね(ガッツポーズ)。

 

 
河西:同じアーティストさんが2曲目を作ってくださるのは、オオサカでは初めてでした。

岩崎:めっちゃテンションが上がりましたし、「あゝオオサカdreamin' night」はおしゃれなテイストでしたけれど、今回はさらにリブートした感じになっていて、疾走感がすごくあります。

オオサカの5年間があっての成長と、Creepy Nutsさんが歩んできた5年間。そこも相まって解像度も高まって、3人で漫才しているところも良かったです。

河西:「あゝオオサカdreamin' night」は我々2人だけやってんね。今回は零(天谷奴零)も加わって、「おっさんの可動域ナメんな」というような歌詞があるのですが、親父ギャグかー!って(笑)。

一同:(笑)。

岩崎:おっさん絶対可動域狭いやろ。

河西:ふふふふ(笑)。たしかにね、そうかもしれん。面白かったなぁ。

 

 

──(笑)。「笑門来福」のメロディーについてはいかがでしょうか?

河西:やっぱり、最初に聴いた時から「Creepy Nutsさんらしいな」っていう印象でしたね。

単純に2曲目を作ってくださったことも嬉しかったですし、やっぱり我々どついたれ本舗はお二人の楽曲から始まっているので、“Creepy Nutsさんから始まりCreepy Nutsさんで終わる”ではないけど、ファイナルという名前がついた映画でお二人が制作された楽曲を再びお披露目できたのは、すごく感慨深いですよね。

岩崎:しかも、「あゝオオサカdreamin' night」も「笑門来福」も三味線の音が入ってるんですよ。だから、一発でオオサカの曲だと分かるというか、DJ 松永さんのセンスが光っていました。

──「笑門来福」のパートでは映像の演出がありますが、ご覧になられていかがでしたか?

岩崎:あのMV映像は、どこを走ってるんやろう?

河西:分からへん(笑)。最初、「逃走中」かなと思いました。

岩崎:ふははは(笑)。とにかく、疾走感があって「MVやな!」っていう感じがしましたよね。「笑門来福」も良かったし、あとは最後のチュウオウ・ディビジョンとのシーンも宇宙規模なんですよ。

 

新生・どついたれ本舗と演じるキャラクターについて

──では、キャラクターについて少し深掘りさせていただきます。改めてになりますが、白膠木簓と躑躅森盧笙、それぞれのキャラクター性をどのように捉えて演じられていますか?

岩崎:TVアニメもドラマトラックもですが、台本をいただいての情報からの着想が多いですね。

だけど、自分が簓に最初に抱いていた印象から、少しずついろんなことがあって変わりつつあるのかなと感じる部分もあります。

最初は「簓ってもっと切れ者なキャラじゃなかったっけ?」って思ってたんですけど、最近はなんか“陽気なお兄さん感”がすごいですよね。俺のせいなのかな?(笑)

河西:それは、(キャラクター設定原案・世界観設定を担当されている)百瀬祐一郎さんが岩崎くんのお芝居をみて、彼(簓)は切れ者じゃないなと判断したんじゃないかな。岩崎くんのお芝居でやっていこうって。

岩崎:本当に、(簓は)もう少し色々考えて裏で手を引いてるようなキャラクターかなと思っていたんですけど、ダジャレお兄さんみたいな感じになってきているように感じています。

だけど、自分の中では「切れ者な一面もあるぞ」と思いながらも、やっぱりTVアニメ等で表に出てる部分は「陽気なお兄さん」として意識的にやっている部分はありますね。

(人気お笑い芸人という)いち芸能人ですから。今回の映画はTVに出演しているシーンがあるので、TV用の簓を見せて、バトルの時は熱いものを抱きながらもみんなと仲間で頑張っていくキャラクターということを考えながら演じています。

 

 
河西:うんうん。なるほどね。僕の希望的観測だけでいうと、僕は簓の粗品さん単独ライブみたいに「太客としゃべろう」みたいな企画を見てみたいですね。

岩崎:やりそうですね(笑)。

河西:「(太客に向かって)名前なんて言うん?おお、会いたかったぞ!」って(笑)。

一同:(笑)。

岩崎:ちゃんと、配信とかもしている体でね。

河西:うん(笑)。

盧笙のキャラクターについては、最初は緊張しいで、人前だと少しオドオドしちゃう部分がありましたけれど、蓋を開けてみると徐々にそういった部分も薄れていきました。そのオドオドし始めたきっかけは、簓とコンビを解消して、なんやかんやあって人前に出るのが怖くなったみたいな部分があると思うんです。

だけど、新しく零も加わって、コンビを再結成して新生・どついたれ本舗としてやっていくのと、自分が応援してきた生徒たちの声援もありつつ、そんな中で徐々に盧笙自身の良さが出てきたのではないかなとも思っています。

要所要所で、そういった要素を忘れないためのちょっとしたエッセンスはありましたが、基本的には「みんなを笑顔で応援するぞ!」っていう力強い部分が盧笙本来の味なのかなと。そういう部分はどんどんどんどん、楽曲も含めて、できていったんじゃないかなと思いますね。

 

 

──新生・どついたれ本舗のお話も少し出ていましたが、現在のオオサカ・ディビジョンのチームワークの印象についてもお聞かせください。

岩崎:大人同士の関係であり、飲み友達でもあるっていうのが良い関係ではありますよね。

河西:ズッ友やん。

岩崎:ズッ友です! 腐れ縁みたいな感じで(笑)。

そこは他のチームよりも強いんじゃないかなと思います。飲酒ディビジョンというか、飲みにケーションで結束は強くなるんやなと(笑)。男は酒を飲み交わすと、仲良くなるもんなんだなと。

河西:そうね(笑)。「縁 -ENISHI-」の曲の中にも、「詐欺師の内心なんて分からへんが 一緒に飲む酒は美味いで」という歌詞がありますからね。お酒がすべてを解決するのかな。

岩崎:もうオオサカ・ディビジョンじゃなくて「オオサケ・ディビジョン」ですよ(笑)。

一同:(笑)。

 

 

──たくさんお話しいただきありがとうございます! それでは、本作の見どころを最後にお聞かせください。

岩崎:オープニングから目が離せないですし、全部見どころです。オオサカが出るところは全部が見どころですよ!

最初の「ヒプノシスマイク - Division Battle Anthem- +」のMVを観たことがある方も多いと思うんですけど、既存の曲でもそのMVとは違った楽しみ方ができるようになっています。本当に全部が見どころです。

河西:我々キャストの実写のMVはあれど、キャラクターたちが歌っている映像はレアですし、我々がライブでやった動きをキャラクターたちが踏襲しているところもエモいなと思います。

 
[取材・文/笹本千尋 撮影/MoA]

 

インタビューバックナンバーはこちら!

画像をクリックすると、関連記事にとびます。
|記事:01
Buster Bros!!!
Buster Bros!!!
|記事:02
Bad Ass Temple
Bad Ass Temple

|記事:03
MAD TRIGGER CREW
MAD TRIGGER CREW
|記事:04
どついたれ本舗
どついたれ本舗

|記事:05
Fling Posse
Fling Posse
|記事:06
麻天狼
麻天狼

|記事:07
監督&プロデューサー
監督&プロデューサー

作品概要

映画 ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-

あらすじ

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』は、劇場映画として日本〝初〟となる「インタラクティブ映画」です。スクリーン上で繰り広げられるラップバトルの勝敗は、映画館内の観客の投票によって決まります。投票はスマホアプリを通じてリアルタイムで行われ、投票数が多かった選択肢に沿ってストーリーが進行します。観客ひとりひとりの選択で、上映回ごとに展開や結末が変わる…日本映画史上初めてとなる参加型映像体験をお届けします。

キャスト

Buster Bros!!!
山田一郎:木村昴
山田二郎:石谷春貴
山田三郎:天﨑滉平

MAD TRIGGER CREW
碧棺左馬刻:浅沼晋太郎
入間銃兎:駒田航
毒島メイソン理鶯:神尾晋一郎

Fling Posse
飴村乱数:白井悠介
夢野幻太郎:斉藤壮馬
有栖川帝統:野津山幸宏

麻天狼
神宮寺寂雷:速水奨
伊弉冉一二三:木島隆一
観音坂独歩:伊東健人

どついたれ本舗
白膠木簓:岩崎諒太
躑躅森盧笙:河西健吾
天谷奴零:黒田崇矢

Bad Ass Temple
波羅夷空却:葉山翔太
四十物十四:榊原優希
天国獄:竹内栄治

言の葉党
東方天乙統女:小林ゆう
勘解由小路 無花果:たかはし智秋
碧棺合歓:山本希望

(C)ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Movie

 

映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』公開記念フェア in アニメイト

実施期間:2025年2月21日(金)〜3月23日(日)

実施店舗:池袋本店、仙台店、札幌店、渋谷店、名古屋店、京都店、福岡パルコ店、大阪日本橋店、横浜ビブレ店、新宿店、アニメイト通販

フェア内容

期間中『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』関連のキャラクターグッズをご購入・ご予約内金税込1,100円毎、 書籍・CD・DVD・BDをご購入・ご予約(内金税込1,100円以上必須)1点毎に 【バックステージパス風カード(全18種)】を1枚プレゼント!

※特典はお選びいただけません。

※内容は諸般の事情により、変更・延期・中止となる場合がございます。

特典 バックステージパス風カード(全18種)

■フェア詳細はこちら
おすすめタグ
あわせて読みたい

映画 ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-の関連画像集

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025年夏アニメ一覧 7月放送開始
2026年冬アニメ一覧 1月放送開始
2026年春アニメ一覧 4月放送開始
2025秋アニメ何観る
2026冬アニメ最速放送日
2025秋アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング