
現・アイドルオタクが語る! 推しも自分も、もっと好きになれる哲学アイドルアニメ『少年ハリウッド』のすすめ
推し活時代の今こそ、少ハリを見てほしい理由
あなたはアイドルを“アイドル”として応援していますか? それとも“ひとりの人間”として見ていますか?
気持ちが高ぶると、アイドルも私たちと同じ人間なのだということを、つい忘れてしまいがちです。今はSNSで気軽に声を届けられる時代。あなたの一言が、アイドルにとって心を守る盾にもなれば、傷になることもあります。
そんな「アイドルも人間である」という当たり前を、そっと思い出させてくれるのが本作。彼らは悩み、迷い、ぶつかり合いながら、自分の中にある想いや理想像と向き合います。笑顔でステージに立つことが当たり前ではないということが、物語の中で確かに描かれているのです。
作中では、「自分が見られたい自分」と「アイドルとして求められている自分」のあいだで揺れたり、メディアに言ってもいない言葉を書かれたりと、現実でも起こりうる孤独が描かれます。時には自分を見失いかけながらも、それでもアイドルとして立ち続けることを選んでくれる――その事実は、もはや奇跡と言ってもいいものです。
「アイドル飽和時代」や「推し活の時代」と言われる今こそ、この作品を見てほしい理由はそこにあります。推す側と推される側の距離が近くなったこの時代だからこそ、少ハリの静かで誠実な視点は、まっすぐ心に響くはずです。
少ハリの“実在性”は、挑戦的な演出とリアルな温度感から
これまで作品のテーマ面に触れてきましたが、実は演出面もとてもユニークです。
例えば、アニメ1話分をまるごと舞台劇として見せたり、架空の音楽番組として流したりと、アニメとしても挑戦的な構成が散りばめられています。さらに、発売予定のCDのレコーディング時にアイドルが風邪を引いてしまい、歌いだしだけ別のメンバーが担当する、そんな“現実にありそうな出来事”が作中で描かれ、そのまま実際のCDで同じ仕様になっていることもあります。
こうした細部まで作り込まれた“実在しているかのような感覚”が、少ハリ独特のリアリティを生んでいます。
音楽面も質が高く、松田聖子さんや光GENJIさんに楽曲提供している林哲司さんが、アイドル楽曲のほとんどを手がけています。どこか懐かしさのあるメロディは、ふとした日常で聴き返したくなるほどに魅力的です。
公式チャンネルでは、第1話や、アイドルたちのライブ映像を公開しています。興味がわいた方は、ぜひハリウッド東京へ来場してみてください!
アイドルの笑顔のキラキラ秘密も、見えない努力も、全て教えてくれるのが『少年ハリウッド』という作品です。だからこそ、本作を観終わったあとには、きっとあなたの推しも、推しを応援している自分のことも、前よりもっと愛おしく感じられるはず。
人は永遠にアイドルではいられません。どれだけ願っても、いつかは終わりが来てしまう。それでも永遠を願うことって、とっても素敵。少ハリの世界をのぞきながら、一緒に永遠について考えてみませんか?
[文/五六七 八千代]
『少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-』作品情報
『少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-』作品情報
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