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『とんがり帽子のアトリエ』第13話「禁じられた魔法」振り返り|恐ろしい展開から目が離せない最終話

『とんがり帽子のアトリエ』第13話「禁じられた魔法」を振り返り! 恐ろしい展開から目が離せない最終話|アガットたちだけでなくココたちにも魔の手が迫る

月刊「モーニング・ツー」にて連載中の白浜鴎先生による、王道魔法ファンタジー漫画『とんがり帽子のアトリエ』。

全世界でシリーズ累計発行部数750万部を突破し、日本のみならず、フランス、スペイン、韓国、アメリカなど各国で数多くの賞を受賞している人気作品である本作が、2026年4月より放送開始となりました。

第12話では、それぞれの想いを胸に試験に挑む3人の姿が描かれ、中でもリチェとユイニィのやり取りやユイニィの成長が物語の見どころとなりました。

そして、迎える第13話はいよいよ最終話。不気味な“つばあり帽”・ササランが登場し、波乱の展開が幕を開けます。さらに、ココたちにも魔の手が迫り、緊張感が高まるスリリングな展開が繰り広げられます。最後まで目が離せないストーリーにぜひ注目してください!

※本稿には第13話のネタバレ要素が含まれます。

洞窟の外でも事件が……

「蛇の背の洞窟」で大事件が発生している最中、そのことを知らないココたちは飛び靴を履いて勢いよく空を飛んでいました。

ココの飛び靴には、彼女が得意とする真っ直ぐな線が描かれており、その魔法によってとても速く飛ぶことができます。その様子を見たキーフリーは、以前アガットが驚くほどのスピードで突っ込んできた場面を思い出し、その理由がココの飛び靴によるものだったことに気づきます。

この靴をアガットがまだ持っていることを知り、ココは嬉しそうに微笑みました。その微笑ましいやり取りの最中、突然キーフリーの元に帽子が飛んできます。そして、その帽子を見てキーフリーの顔には緊張が走ります。飛んできたのは、アライラの帽子でした。

「魔法使いにとって特別なもの、それをここに送るということは……」キーフリーが意味深な言葉を口にした直後、背後から巨大なゴーレムが突然迫り、3人を襲撃。キーフリーはなんとかココとテティアを庇いましたが、落ちてきた岩の破片が頭部に直撃し、気を失ってしまいます。そして、制御を失った3人はそのまま奈落の底へと落ちていくのでした。


不気味すぎる“つばあり帽”ササラン

一方、ササランの襲撃により、大人であるアライラまでもが連れ去られてしまったため、アガットたちはとにかく逃げ続けます。ユイニィは「“つばあり帽”相手に逃げるなんて無理だ」と言いかけますが、以前リチェと交わした「無理という言葉を使わない」との約束を思い出し、その言葉を必死に飲み込みました。そして自分にできる限りの方法を考え抜き、自身のマントで全員を包み込み、ササランの追撃から逃れることに成功します。


しかし、影の姿を保つためには「鏡の魔法」を取り除く必要があり、その影響でユイニィだけが人間の姿を保ったままとなっていました。これを目の当たりにしたメルフォンが動揺し、大騒ぎ。その騒ぎによってメルフォンの鳴き声が響き渡り、ササランに居場所を知られてしまいました。

危うくユイニィが捕まりそうになりましたが、なんとか逃げ続けた3人は途切れた道を攻略すべく、それぞれの魔法を駆使します。今の自分の最大限の力を発揮して進んでいく場面には目が離せませんでした!


「過去の“とんがり帽子”は罪人だった。そして今の“とんがり帽子”は力に怯え、逃げ続ける臆病者に成り下がった」

道を凍らせ、石の道からソリを作り出し、飛び靴で猛スピードで逃げ続けるアガットたち。しかし、ササランの追撃速度は驚異的で、振り切るどころか追いつかれる寸前まで追い詰められていました。このピンチを打開するため、ユイニィはリチェに風の魔法を使ってソリを後押しするように依頼します。


しかし、リチェは自分の好きな魔法だけを勉強してきたため、風の魔法を習得していませんでした。困惑するリチェに対し、ユイニィは自分の魔円手帳を差し出し、「これを使っていいよ。情けないけど、書き溜めておいて本当に良かった。君の助けになれるなら……」と優しく声をかけます。


一方、アガットは走るソリの上で思案を巡らせていました。普通の見習い魔法使いに過ぎない彼らが、何度も“つばあり帽”に狙われるのは不自然だ──そう考えた彼女は、ふと“つばあり帽”の本当の狙いが「ココ」にある可能性に気づきます。


意を決したアガットはソリを降り、ササランに向かって「あなたが探している者はここにはいないわ!」と叫びます。そして嘘の情報を駆使し、「彼女は魔警団によって記憶を消され、故郷に帰った」と告げることで相手を惑わせようとします。しかしその嘘は瞬く間に見破られ、ササランに押し倒されます。

アガットを助けるために駆け寄ろうとするリチェとユイニィですが、ササランの魔法によって行く手を阻まれます。その中でササランは「過去の“とんがり帽子”は罪人だった。そして今の“とんがり帽子”は力に怯え、逃げ続ける臆病者に成り下がった」と冷たい声で語ります。さらに、ササランの目から黒い魔墨が滴り落ち、その恐ろしい姿に威圧感が際立ちました。

ササランの言う「過去の“とんがり帽子”は罪人だった。」という言葉の意味には大きな謎が含まれているようで気になりますね。過去の“とんがり帽子”は一体何をしたのでしょうか……。

「みんなと同じことができないってことは、みんなと違うことができるきっかけなのかもしれない」

“つばあり帽”は、アガットに危害を加えることで、ココが「禁止魔法」を使ってでも助けるだろうと目論んでいるようでした。その目的は依然として不明ですが、どうしてもココに禁止魔法を使わせたい執念が感じられます。そして、ササランはアガットの服の袖をまくり、腕に何かを刻み始めました。

その瞬間、アガットは以前イースヒースが語っていた「“つばあり帽”は時折、魔法陣を入れ墨として彫り込んでいる」という話を思い出します。どれほど自分の意思に反して入れ墨を彫られたとしても、それは禁止魔法に触れたとみなされ、魔法に関する記憶を消される原因となってしまうのです。この恐ろしい事実が脳裏に蘇り、アガットは「こんなことで何もかも失うのは嫌。まだあの人に何も……」と苦しそうに呟きました。


その時、リチェが魔法で作ったロープを投げ、「落ちたら掴んで!」と叫びます。直後、突如として蛇の道が崩壊。ササランは足場を失い、深い闇に落ちていきます。そして、リチェの投げたロープのおかげでアガットは間一髪で助かり、落下を免れるのでした。この崩壊はユイニィが仕掛けたもの。ユイニィは道の裏側にへばりつきながら、魔法陣を描き、爆発を引き起こしていたのです。しかしアガットは“つばあり帽”はずっと浮いていたのに落ちるのはおかしいと疑問を口にします。

一方アガットを救えたことでユイニィは安堵し、「少しだけ、自信を持ってもいいのかな」と心の中で静かに呟きます。。その表情には喜びが浮かび、これまでの自分に対する不安が少しずつ消え始めるのを感じていました。そして続けて「みんなと同じことができないってことは、みんなと違うことができるきっかけなのかもしれない」と口にします。その瞬間、洞窟迷宮に落ちたはずのササランが突然現れ、ユイニィに襲いかかってきたのです。

獣への変容

ユイニィはササランに捕らえられ、動きを封じられていました。ササランは「その特技を活かして、ずっと怯えて隠れていれば見逃してあげても良かったのに」と冷たい声で囁きます。さらに「影をまとう覚悟が足りない」と指摘し、「本当に隠れたくなるような姿にしてあげます」と、不気味で恐ろしい言葉を続け、ユイニィの恐怖心を鋭く掻き立てました。

その頃、道の上ではアガットとリチェが、ユイニィが危機に陥っていることに気づかないまま行動を続けていました。2人は、ササランが蛇の道から離れたにもかかわらず、古代魔法の影響を受けていないことに気づきます。不自然に感じたアガットは「何かがおかしい」と疑念を抱き、状況がまだ完全には落ち着いていないと察して、ユイニィを呼び戻しキーフリーに助けを求めるべきだと提案します。

しかし、2人の呼びかけに応じて現れたのは、明らかに異変のあったユイニィの姿でした。苦しげに喘ぎながら姿を現した彼の身体は、次第に獣の形へと変わり果てていきます。人間の姿を保つことができなくなり、ついに完全に獣の姿へと変貌したユイニィは言葉を失い、その場から駆け去っていきました。


ユイニィを失い、残されたアガットとリチェは混乱しながらも行動を決めなければならない状況に直面します。冷静さを取り戻したアガットは「手分けして動こう」と提案し、ユイニィを捜す役割は自分が担い、リチェにはメルフォンたちを安全に護送する役目を託します。しかし、この提案に納得がいかない様子のリチェに対し、アガットは冷静に、しかし厳しく「私の方が使える魔法の幅が広い。不測の事態にも対応ができる。今の状況では、あなたの魔法では対応しきれない」と言い放ちます。

この場面に対しSNSでは、「好きな魔法だけで生きてきた結果、大切な仲間を守りきる汎用的な魔法がなく苦戦するリチェ。好きなことを追求するのは素晴らしいけれど、それだけでは難しい場面もあるよね……」「リチェの理想とアガットの冷静な指摘、どちらも分かる。でも誰かの助けになるには自分の世界だけに閉じこもるのではなく、もっと広い視野を持って行動しなければならないんだと痛感した」などの声が寄せられました。

ロモノーン人との遭遇

その頃、ゴーレムの攻撃によって地下へと落ちてしまったココたちは、フデムシの必死の呼びかけで目を覚まします。キーフリーが身を張って守ったおかげで、ココとテティアにはケガはありませんでしたが、キーフリー自身は頭から血を流し、さらにメガネが割れてしまっています。

キーフリーの負傷を心配したココが割れたメガネに手を伸ばそうとしたその瞬間、キーフリーはココの腕を掴み、鋭い目で睨みつけました。そして息をひそめるように「静かに……何かいる」と囁きます。


キーフリーの視線の先には、金色に輝く人型の存在が現れます──それはかつて金細工の姿に変えられてしまった「ロモノーン人」でした。魔法使いに対して深い恨みを抱く彼らが突然襲いかかってくる可能性があると察したキーフリーは、ココたりに「僕から絶対に離れてはいけない」と冷静に告げ、負傷しながらも溢れる魔法の力を放ち、この危険な状況に備えるのでした。


第2期制作決定! 原作者、声優陣からの喜びの声をまとめました

全員が危機的状況に陥り、「この先どうなっていくのか……」と息を飲む展開で幕を閉じた第1期。視聴者からは「なんてところで終わるんだ!」という驚きと期待の声が上がる中、放送終了後には待望の第2期制作決定が発表されました。さらに、白浜先生による描き下ろしのエンドカードが公開され、感動的な余韻を残しながらファンの興奮を最高潮に引き上げる演出となりました。

柔らかな中にもダークな世界観を持ち、映画のような美しい描写で展開する魔法の物語。謎が尽きない本作、続編の第2期も目が離せません!


喜びの声が続々!


『とんがり帽子のアトリエ』作品情報

とんがり帽子のアトリエ

あらすじ

「魔法」――、それは世界に溢れていて人々の生活を豊かにする、
なくてはならない便利な“奇跡”。
けれど、 “魔法をかけることが出来るのは魔法使いだけ”。
魔法をかける瞬間を見てはならないのがこの世界の掟。
小さな村で母親の手伝いをしながら暮らす少女・ココは、
それでも幼い頃から魔法使いへの憧れを抱き続けていた。

ある日、村を訪れた魔法使いの青年・キーフリーが魔法を使うところを
覗き見てしまい、大きな秘密を知ることになる。
それは、特別な道具で魔法陣を描けば、本当は誰にでも魔法が使えるという、
魔法使い達が隠した「絶対の秘密」だった――。

壮麗で幻想的な世界の裏に影を落とす、大人達が口を閉ざした魔法の歴史。
「知らざる者(ふつうの子) 」として生まれ、キーフリーの弟子として魔法を学ぶことになったココは、
アトリエの仲間と共に探求と成長を重ねていく中で、
秘密多き魔法使いの世界へと足を踏み入れていく。

――これは、絶望を知り、希望へと手を伸ばす、子供たちの物語。

キャスト

ココ:本村玲奈
キーフリー:花江夏樹
アガット:山村響
テティア:陽木くるみ
リチェ:月城日花
オルーギオ:中村悠一
アライラ:三石琴乃
ユイニィ:石橋陽彩
タータ:田村睦心
ノルノア:安原義人
イースヒース:諏訪部順一
ウトウィン:笠間淳
ガルガ:安元洋貴
ルルシィ:石川由依
ダグダ:小西克幸
クスタス:熊谷俊輝
フデムシ:久野美咲
イグイーン:斎賀みつき
ササラン:中尾隆聖

(C)白浜鴎/講談社/「とんがり帽子のアトリエ」製作委員会

この記事をかいた人

五反田ちさと
東京都出身。アニメイトタイムズでライターデビュー。好きなアニメ作品は『カードキャプターさくら』、『らんま1/2』、『氷菓』。最近は朗読劇にハマっています。座右の銘は「当たって砕けろ」。
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