冬アニメ『映像研には手を出すな！』メインキャストの伊藤沙莉さん、田村睦心さん、松岡美里さんにインタビュー｜満場一致で面白い！『映像研』を見逃すな！

最強の世界がいよいよアニメーションで動き出す──。『月刊！スピリッツ』にて連載中の漫画『映像研には手を出すな！』（原作：大童澄瞳）。総合テレビ(NHK)で2020年1月5日深夜にアニメ第一話が放送スタートとなる。

本作は3人の高校生が映像研究部でアニメ制作に挑む青春冒険物語。今回はメインキャストを務める伊藤沙莉さん（浅草みどり役）、田村睦心さん（金森さやか役）、松岡美里さん（水崎ツバメ役）にインタビュー。話を聞くと“映像研の電撃3人娘そのもの”のような熱量とチームワークで、キャラクターに命を吹き込んでいることが伝わってきた。

大興奮の試写

──公式ツイッターで第１話Aパートをご覧になられている様子がアップされていました。あのときはどんなお話をされていたんでしょうか。

田村睦心さん（以下、田村）：とりあえず「最高だ！」「めっちゃ面白い！」と。あと「SEが可愛い」って話をしましたね。

松岡美里さん（以下、松岡）：そうでした。「もう本当に凄い！」って。

伊藤沙莉さん（以下、伊藤）：めちゃくちゃステキだった。あのAパート見ていたときの3人は完全に映像研の3人娘でした。「うわ、すっげぇーー！」って。金森さんだけ、（作品の）金森さんよりテンション上がってましたけど（笑）。

田村：確かに（笑）。あと、個人的な感想として金森はもうちょっとドスを利かせないといけなかったんだなと思いました。

──どういうことです？

田村：1話のアフレコの時に「まだ優しい感じがするから、もうちょっと毒な感じで」と言われたのですが、今までやってきた役のなかで一番毒のある喋り方をしてるつもりだったんです。だからまだ足りないの!?と思いましたが、1話の金森さんの表情を見たら「これは強いな」と（笑）。

一同：（笑）。

先日アニメニューヨークシティで先行プレミア上映した第1話Aパートをキャスト3名(伊藤沙莉、田村睦心、松岡美里)や監督と一緒にアフレコ後に鑑賞しましたー。お三方のテンション上がりまくり！引き続き鋭意制作中です！ #映像研 つるP pic.twitter.com/DWbjhLJnjI

— TVアニメ「映像研には手を出すな！」 (@Eizouken_anime) 2019年11月19日

──田村さんのキャリアのなかで、金森さんのようなキャラクターって珍しいですよね。

田村：そうなんですよね。私のやってきた役って“世界は優しい”ところにいたり、“世界を救う”役だったり、まっすぐな少年だったりが多かったです。

金森さんはそういう位置にはいなくて（笑）。喋り方も今までにやったことのないもので、自分のなかでは新しい挑戦です。

──伊藤さんと松岡さんは改めて思われたことはありました？

松岡：すごく生き生きと動いていて、アニメのなかで語っているこだわりが絵のなかでも感じられる映像だなと思いました。だから「もっと生き生きと演じたいな」って思いました。

伊藤：1話を見たときの自分の「うおおおお！」って感覚が、この人たちにとっての毎日の出来事なんだなって気づいたんですよね。

アフレコ中「テンションが落ち着いちゃってるから気を付けて」と言われたことがあったんですが、その意味がすごく分かりました。

言葉が多いから結構早口になってしまうんですが、ひとつひとつの言葉に心を込めて大切に言わなきゃなとますます思いました。

──セリフ量がかなり多いですよね。

伊藤：エグいですよね（笑）。

田村：回によって違いはありますけど大体喋ってますね（笑）。

伊藤：台本を開いたときに、この２人が喋ってるところが多いとちょっとホッとする（笑）。そう思ったら、後半に専門用語の畳みかけがあったり。