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『鬼滅の刃』を観たらこれも観てほしいアニメ15選

『鬼滅の刃』を観たらこれも観てほしいアニメ15選|アクション、キャラクター、ストーリー、声優……さまざまな観点からおすすめしたい15作品を紹介!

ハイキュー!!

 

漫画や小説、アニメなどにおいて欠かせないジャンルのひとつである「スポーツもの」。現代アニメの「スポーツもの」を知るうえで、ぜひ押さえておきたい作品が『ハイキュー!!』です。

古舘春一先生の漫画を原作とし、バレーボールに全力を注ぐ高校生たちをまっすぐに描いており、『新テニスの王子様』や『黒子のバスケ』を手掛けてきたプロダクションI.Gならではのスポーツアニメのノウハウが詰まった作品となっています。

登場人物たちのテンポのいい掛け合いや、全員が流動的、連動的に動いていくバレーらしい試合展開の描写によって連続性がある中に、サーブやスパイクの際のスローモーションになる演出やインパクトの瞬間のストップといった、止めの画が随所随所に挟まれているなど、緩急の付け方が絶妙。スピード感が心地いい快感をもたらしてくれます。

登場人物たちの表情描写も秀逸で、ギラギラしたバレーへの情熱や、より深い次元でバレーの面白さを知った瞬間の興奮が表れた表情に、こちらも思わずゾクゾクしてしまうことでしょう。

・王道スポーツ度:★★★★★
・緩急度:★★★★★
・表情印象度:★★★★★

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アニメーションの美しさを知りたいなら! 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

 

実写と見紛うような美しい背景のディテールや、繊細な心情描写を存分に楽しみたい人におすすめしたいのは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』です。圧倒的な画面の緻密さを誇り、国内外問わず多くのファンを持つ京都アニメーションの最新作で、自社で手掛ける小説作品のコンペ「京都アニメーション大賞」にて最高賞「大賞」を受賞した、暁佳奈先生の小説を原作としています。

幼少のころから戦場で育ったゆえ、他者の感情も、己の感情も分からない戦災孤児の元少女兵・ヴァイオレットが、戦争が終わった後“自動手記人形”と呼ばれる手紙の代筆業に従事し成長していくさまを描いたエモーショナルな作品です。

 

各話ごとにさまざまな依頼人が登場し、人が人を思うゆえの複雑な感情の機微と、それを受け変化していくヴァイオレットの心情が、丁寧かつ丹念に描かれていきます。いつの間にか自分たちにとって当たり前になってしまい忘れてしまった、けれども大切なことをひとつひとつ学び成長していくヴァイオレットの姿に思わずハッとさせられるはずです。

どの場面を切り取っても額縁にいれて飾りたくなるような、妥協が一切見えない作画は圧巻の一言で、心情的にも視覚的にも、作品世界にどっぷり浸ってしまうこと間違いなしです。

・繊細度:★★★★★
・感動度:★★★★★
・美麗度:★★★★★

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圧倒的な没入感をもたらす映像美! 『天気の子』

 

近年のアニメーション業界において、強い存在感を示す監督のひとりである新海誠さん。劇場アニメ『君の名は。』の大ヒットも記憶に新しい同氏が手掛け、2019年に大きな話題を呼んだ作品が『天気の子』です。

異常気象が続く東京を舞台に、とある理由から家出した少年・帆高と、天候にまつわる不思議な力を持つ少女・陽菜が織りなす美しく壮大な恋の物語を描いています。時を経る中でいつしか忘れてしまうような、愚直さや信念を曲げないことの大切さをもう一度教えてくれる、青春アニメの新たな金字塔ともいえる傑作です。

 

なんといっても背景のクオリティがずば抜けており、雨粒ひとつひとつまでもが鮮明に描かれた画面とリアルな環境音によって、匂いや湿気までもが感じ取れるような圧倒的な没入感が味わえます。全身をフルに使って作品世界に入ってしまうような濃密な映画体験が楽しめる稀有な作品といえるでしょう。

・鮮明度:★★★★★
・恋愛度:★★★★★
・没入度:★★★★★

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圧倒的な熱量が迸る! 『キルラキル』

 

大胆なアクションと破天荒なストーリーが人気を博したアニメ『天元突破グレンラガン』などを手掛けた制作会社・GAINAXに所属していたスタッフたちが中心となり、2011年に立ち上げた新進気鋭のアニメーション制作会社・トリガー。その名前を広く世間に轟かせることとなった、初めての長編作品が『キルラキル』です。

父の死の真相を求め本能字学園へ転校してきた勝気な少女・纏 流子(まとい りゅうこ)と、着用者に特殊な能力を授ける「極制服」によって学園を支配する生徒会長・鬼龍院 皐月(きりゅういん さつき)の邂逅から始まる壮絶な戦いを、ハイテンションかつスピーディーに描いたバトルアクション作品です。

 

作品が持つ熱量がとにかくすさまじく、ダイナミックなアクション、随所随所で挟まれる劇画調の一枚絵、濃ゆすぎるキャラクター、怒涛のストーリー展開……などなどすべての要素において作り手のパッションにあふれており、情報密度に圧倒されること間違いなし。

緻密に練られた繊細な作品もいいけど、たまには細かいことは気にせず、暴力的なまでの映像の楽しさを味わいたい、とにかくスカッと気持ちよくなりたい、という方に強くおすすめしたい作品です。

・熱血度:★★★★★
・学園度:★★★★★
・爽快度:★★★★★

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人間の持つ陰と陽が絶妙に混ざり合う! 『呪術廻戦』

 

週刊少年ジャンプにて連載中の芥見下々先生の漫画を原作とし、2020年秋から放送が始まるや否や、たちまちアニメファンの心をつかんだ作品が『呪術廻戦』。『ユーリ!!! on ICE』や『BANANA FISH』、『進撃の巨人 The Final Season』など話題作を次々と手掛け、今一番波に乗っていると言っても過言ではない株式会社・MAPPAが制作していることも人気の要因のひとつです。

人間の負の感情から生まれ、災いをもたらす“呪い”を人知れず祓う呪術師の世界に、快活な高校生・虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)が、とある事件をきっかけに足を踏み入れることから物語がスタート。戦闘シーンと日常シーンのメリハリや、展開のテンポなどが小気味いい作品です。

 

確固とした信念を持つ、見ていて気持ちのいい主人公と仲間たちの成長を描いた王道さがある一方、どうあっても和解できない“呪い”たちの残虐さと、綺麗なだけではない人間の醜悪な面も容赦なく描かれるダークな一面も持っており、陰陽のバランスが取れた演出が光ります。

若手、ベテラン、大御所と、声優陣のバランスも非常に素晴らしく、個性的なキャラクターたちをいっそう魅力的に引き立てており、声優さんを知っていくうえでも押さえておきたい作品といえるでしょう。

・容赦ない度:★★★★★
・リアル度:★★★★★
・陰陽度:★★★★★

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