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- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。

──戸松さんもおっしゃっていましたが、ギャップも印象的な薫子。前回美世との絆を深めた薫子でしたが、一九話では襲撃を受けるきっかけを生んでしまいました。そんな薫子を演じる上で工夫した点や、楽しかったところ、逆に難しかったところなどがあれば教えてください。
戸松:それまで美世との友達としての楽しいシーンや会話があった分、本人の意図ではないものの、結果として裏切ってしまう形になってしまうシーンを見るのは心苦しかったです。
薫子はまっすぐな性格なので現場で出る感情を大事にしようと思っていたので、敢えて作りすぎずその場の感情を優先して演じていました。
──その他、アフレコで印象的だった他キャストとのやりとりや、ディレクションなどございましたら教えて下さい。
戸松:役柄もあってなのか上田麗奈ちゃんとはいつも近くの席に座らせてもらっていたので、合間で雑談したり、美世と薫子の関係って素敵だよねー!なんて話をしたりしていました。他のキャストさんとも休憩の時間は色々な話をしていたので、楽しい現場でした!
──最後、また改めて美世に会いに行き、改めて雪解けし心を通わせる場面がありました。薫子の気持ちが痛いほど伝わってきました。戸松さんが薫子に声をかけるとしたら、どのような言葉をかけてあげたいと思いますか?
戸松:話せて良かったと心から思いました。正直あのまま会えない状態で終わっていたらお互い後悔が残っていたと思うので、直接会って話せて良かったね!と声をかけてあげたいです。
──第2期で登場するキャラクターの中で、ご自身以外で特に気になるキャラクターや注目してほしいキャラクターを教えて下さい。
戸松:良くも悪くも甘水ですかね……。薫子との関係で言うとかなり振り回されたのもあり、忘れられないキャラクターです。出てきた時の只者じゃないオーラが凄くて、いつも圧倒されていました。
──本作に参加されたことで、ご自身にどんな変化がありましたか? 得たこと、学んだことがあれば教えて下さい。
戸松:薫子の正義感あるまっすぐな性格はとても素敵だと思いますし、男社会の中でも負けない強さに私もたくさん勇気を貰いました。私自身はあそこまで心身共に強くはないけれど、薫子の仕事に対しての向き合い方や強さにはとても憧れます。
──戸松さん自身が今後の展開で楽しみにされていること、もしくは視聴者に楽しみにしていて欲しいことを教えてください。
戸松:やはり美世と清霞の関係がどうなっていくのか気になります…! 少しずつですが距離が近くなっていく2人を見ていると、いつもドキドキさせられて応援したくなります。今後の展開が楽しみです。
[構成・逆井マリ]

神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
