警察組織を知るとコナンをより楽しめる！　『名探偵コナン』警察官のキャラクター一覧＆情報まとめ｜「警察庁」と「警視庁」の違いや警察官の階級についても解説

『名探偵コナン』警察官のキャラクター一覧

ここからは、『名探偵コナン』に登場する主な警察官のキャラクターを一挙にご紹介していきます。

【警察庁】

降谷 零（ふるやれい）

　
所属：警察庁警備局警備企画課（公安）
階級：警部
年齢：29歳
CV：古谷 徹さん→草尾 毅さん

愛国心と正義感が非常に強く、「安室 透」「バーボン」「降谷 零」のトリプルフェイスで活躍。全国の公安警察を統括する警察庁警備局警備企画課の「ゼロ」と呼ばれる秘密部隊に所属し、警視庁公安部の風見裕也警部補をはじめ年上の部下たちを指揮している。自らも諜報活動など危険な任務にあたる降谷は、「バーボン」のコードネームでNOCとして黒ずくめの組織に潜入中。捜査の一環で「安室 透」を名乗り、喫茶ポアロの店員及び毛利小五郎の弟子の探偵としても活動している。

【警視庁】

目暮十三（めぐれじゅうぞう）

所属：警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係
階級：警部
CV：茶風林さん

捜査一課を取りまとめる警部で、頼れる上司として部下からの信頼も厚い。人命救助を優先させる人情家であり、強い責任感を持ちながら現場を指揮。推理力や拳銃の腕はいまひとつで、工藤新一の推理力を全面的に信頼している。愛妻家。愛用の帽子の下には古傷が隠れている。

白鳥任三郎（しらとりにんざぶろう）

所属：警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係
階級：警部
CV：塩沢兼人さん→井上和彦さん

博識で冷静。警部補時代は目暮警部の部下だったが、早くも警部に昇進したキャリア組の出世頭。捜査一課のマドンナ・佐藤刑事に好意を抱き、高木刑事とは恋のライバルだったものの、その後コナンの担任の小林先生と相思相愛の仲となった。劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』で初登場したアニメオリジナルキャラクターで、その後は原作にも登場して捜査一課のレギュラーポジションに。

佐藤美和子（さとうみわこ）

所属：警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係
階級：警部補
CV：湯屋敦子さん

正義感溢れる捜査一課のマドンナで、強面刑事たちからも絶大な人気を得ている。体術や拳銃の腕に優れ、ドライビングテクニックにも秀でている。淡い恋心を寄せていた松田刑事が殉職した事件で心に傷を残していたが、紆余曲折を経て高木刑事と恋仲に。殉職した元刑事の父・正義の手錠をお守りにしている。交通課の宮本由美とは親友。

高木 渉（たかぎわたる）

所属：警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係
階級：巡査部長
CV：高木 渉さん

目暮警部の部下。温和な性格のため、コナンたちが頼りやすい相手。しかし、実は正義感と男気溢れる熱い心の持ち主。2歳年上の佐藤刑事に想いを寄せていたが、やっとの思いで恋人同士に。人気者の佐藤を見守る強面刑事たちからは睨まれ続ける。交通事故で亡くなった先輩の伊達刑事を尊敬し、遺品の手帳を譲り受けている。原作に逆輸入され、キャラクター名は声優さんの名前。

千葉和伸（ちばかずのぶ）

所属：警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係
階級：巡査部長
CV：千葉一伸さん

目暮警部の部下。高木刑事同様、アニメから生まれたキャラクター。初期は痩せていたが、原作登場後はポッチャリ系に落ち着いた。交通課の三池苗子とは帝丹小時代の同級生で、当時片思いをしていたが、実は両思いだったと判明。最初は三池を見ても同級生と気づかなかったが、後に気づいて恋人同士に。

宮本由美（みやもとゆみ）

所属：警視庁交通部交通課
階級：警部補
CV：杉本ゆうさん

佐藤刑事とは名前で呼び合うほど仲良しで大親友。警察内でも顔が広く、佐藤を合コンに誘ったり刑事たちと徹夜で麻雀したりとアクティブな印象。元カレの羽田秀𠮷がプロ棋士だと知らないまま復縁したが、秀𠮷の職業については紆余曲折を経て知ることとなった。現在は一緒に暮らしている模様。猫アレルギー。

三池苗子（みいけなえこ）

所属：警視庁交通部交通課
CV：田中理恵さん

杯戸署から異動してきた。転属後は由美と一緒にミニパトで行動。千葉刑事とは帝丹小時代の同級生で、交通ルールを遵守することの大切さを千葉から教わった。千葉と再会後、なかなか思い出してもらえなかったが、ようやく思い出してもらえて恋人同士に。ひとつ年下の幼なじみに家政婦の米原桜子がいる。

黒田兵衛（くろだひょうえ）

所属：警視庁刑事部捜査一課管理官
階級：警視
年齢：50歳
CV：岸野幸正さん

初登場時は長野県警の捜査一課長。大柄で真っ白な髪と髭、顔には火傷の跡が残り右目は義眼。10年近く意識不明で入院しており、50歳にして警察庁から長野県警に出向してきた。後に警視庁に異動し、松本清長の後任として捜査一課の管理官を務めている。コナンの推理力を評価しており、「眠りの小五郎の知恵袋」と声をかける。「大柄で義眼」という特徴から黒ずくめの組織のナンバー2として知られるラム候補の一人だったが、その正体は公安警察・降谷の上司。17年前の羽田浩司殺人事件の関係者。

風見裕也（かざみゆうや）

所属：警視庁公安部
階級：警部補
年齢：30歳
CV：飛田展男さん

降谷の右腕。降谷と直接連絡を取れる数少ない捜査官の一人で、表立って捜査活動できない彼の手足となって任務を遂行している。刑事部に対しては高飛車な態度をとることがあり、公安の強権を発動して強引な捜査を進める一面も。劇場版第20作『純黒の悪夢』で初登場し、その後原作にも登場。安室の探偵助手として「飛田男六（ひだだんろく）」と名乗ることも。

松本清長（まつもときよなが）

所属：警視庁刑事部捜査一課元管理官
階級：警視正
年齢：54歳
CV：加藤精三さん

以前は警視庁捜査一課を取りまとめる管理官だったが、警視から警視正に昇進して任を離れ、現在は黒田が管理官に。20年前の事件で負った傷が左目に残っている。強面だが正義感が強く、信頼のおける人物。娘の小百合は新一や蘭たちが通っていた帝丹中学校の音楽教師。

小田切敏郎（おだぎりとしろう）

所属：警視庁刑事部部長
階級：警視長
年齢：56歳
CV：中田浩二さん

作中に登場する警視庁所属の人物の中では最も階級が高い「警視長」。毛利小五郎の刑事時代の上司で、当時は捜査一課の課長だった。左利き。劇場版第4作『瞳の中の暗殺者』で登場したオリジナルキャラクターで、テレビシリーズ＆原作未登場。劇場版では、第14作『天空の難破船』、第15作『沈黙の15分』、第22作『ゼロの執行人』（セリフなし）にも登場している。キャラクター原案は青山先生。

中森銀三（なかもりぎんぞう）

所属：警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係
階級：警部
年齢：41歳
CV：石塚運昇さん→石井康嗣さん

怪盗キッド確保に執念を燃やす。18年前からキッドを追い続けているが、代替わりが起きている事実には気づいていない。怪盗キッド同様に、『まじっく快斗』からの出張キャラクター。娘の青子は、黒羽快斗（怪盗キッド）と幼馴染。目暮警部と同期だが仲は悪く、毛利小五郎とも犬猿の仲。

茶木神太郎（ちゃきしんたろう）

所属：警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係
階級：警視
年齢：49歳
CV：田中信夫さん

中森警部の上司にあたる捜査二課の警視。怪盗キッドを追うなかで、中森と衝突することも。初登場では現場で陣頭指揮を執り、切れ味抜群の熱血ぶりを見せていたが、現在は中森に現場を任せている模様。『まじっく快斗』のキャラクターだが、初登場は『名探偵コナン』の方が先。毛利小五郎が刑事時代に捜査一課に所属していたため、小五郎とは顔見知り。

弓長警部（ゆみなが）

所属：警視庁刑事部捜査一課火災犯捜査係
階級：警部
CV：徳弘夏生さん

火災犯捜査一係に所属し、主に放火・失火事件の捜査を担当。通称「火事オヤジ」で、毛利小五郎の元上司である。（小五郎は刑事時代、強行犯係だけでなく短い間だが火災犯係にも所属していた。）ハードボイルドな強面だが人情家であり、捜査においても丁寧かつ真摯に取り組む。

高木長介（たかぎちょうすけ）

所属：警視庁刑事部捜査一課
階級：不明
CV：石森達幸さん

愛称は「長さん」で、目暮警部のふたつ上の先輩。松本元管理官からは「見かけによらず切れ者でいくつもの事件を解決している」と評価は高い。鳥取出身。

百瀬警部（ももせ）

所属：警視庁刑事部捜査三課
階級：警部
CV：塩屋浩三さん

窃盗犯を扱う捜査三課の警部。天然パーマと糸目が特徴。子供相手でも邪険にせず意見を聞く柔軟さを持ち、最初からコナンの言葉に耳を傾けて必要な情報を取り入れている。

トメさん

所属：警視庁刑事部鑑識課鑑識官
CV：中嶋聡彦さん

本名不明のアニメオリジナルキャラクターで、原作未登場。現場で見かけるコナンたちに協力的な態度で接してくれる。江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズが好きで、作品に登場する少年探偵団の団長・小林少年とコナンを重ねて温かい目で見守っている。

松田陣平（まつだじんぺい）

　
所属：警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係
階級：巡査部長
CV：神奈延年さん

3年前、捜査一課に異動した孤高の刑事。警備部機動隊の爆発物処理班にいたが、7年前に親友の萩原研二が爆弾処理中に殉職し、松田はその敵である爆弾犯を追っていた。しかし、自身も観覧車の爆弾解体中に爆死。本来なら解体できたが、大勢の命を守るために犠牲となる。降谷 零、萩原研二、伊達 航、諸伏景光とは警察学校の同期。萩原の姉・千速は初恋の相手。

松田陣平の詳しい記事はこちら

萩原研二（はぎわらけんじ）

所属：警視庁警備部機動隊爆発物処理班
CV：三木眞一郎さん

警察学校時代に松田陣平と共にスカウトされ、爆発物処理班に配属される。松田とは昔からの親友で、「萩（ハギ）」「陣平ちゃん」と呼び合う仲。７年前、二箇所に仕掛けられた爆弾の解体を萩原と松田が担当し、萩原は爆弾処理中に爆発に巻き込まれて殉職した。原作では名前だけの登場だったが、アニメではその容姿が描かれた。降谷 零、松田陣平、伊達 航、諸伏景光は警察学校の同期。神奈川県警の萩原千速は姉。

萩原研二の詳しい記事はこちら

伊達 航（だてわたる）

所属：警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係
CV：藤原啓治さん→東地宏樹さん

高木刑事の教育係を務め、下の名前が同じことから「ワタル・ブラザーズ」と勝手に命名。気さくな先輩で老け顔だが、歳は佐藤刑事のひとつ上。1年前に居眠り運転の車に跳ねられて死亡した。後輩の高木は伊達を尊敬しており、遺品の手帳を譲り受ける。降谷 零、松田陣平、萩原研二、諸伏景光とは警察学校の同期で、班長と呼ばれていた。

諸伏景光（もろふしひろみつ）

　
所属：警視庁公安部
CV：緑川 光さん

優秀で正義感が強く、優しくて生真面目な性格。長野県警・諸伏高明の実弟であり、降谷とは幼馴染で「（景）ヒロ」「（零）ゼロ」と呼び合う大親友。群馬県警の山村ミサオ警部とも幼馴染。NOCとして黒ずくめの組織に潜入し、「スコッチ」のコードネームで捜査をしていた。しかし、組織側にNOCであることがバレてしまい、大切な人たちの情報を守るため胸ポケットに入っていたスマートフォンごと自らの心臓を撃ち抜いて自決。降谷 零、松田陣平、萩原研二、伊達 航とは警察学校の同期。

諸伏景光の詳しい記事はこちら

森村刑事（もりむら）

所属：警視庁刑事部捜査一課
階級：警部補
CV：小西克幸さん

松本警視と同期であり、若い頃の目暮に「刑事のイロハ」を伝授した。20年前、結婚間近だった森村は殺人犯を追っていた際に被疑者の車に跳ねられ殉職し、二階級特進で警部補から警視に。この犯人とは当時松本の顔に傷を負わせた人物である。

佐藤正義（さとうまさよし）

所属：警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係
階級：警部
CV：大川 透さん

元警視庁捜査一課の警部で、佐藤美和子刑事の父親。18年前、強盗殺人犯を追跡中にトラックに跳ねられて死亡。殉職後は警視正に。この事件は「愁思郎事件」と呼ばれ、当時迷宮入りした。佐藤刑事は父の形見の手錠をお守りにしている。