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- 藤崎萌恵
- 数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。

17年前のアメリカで起きたプロ棋士・羽田浩司殺人事件の真相が語られるエピソード。17年前のあの日、いったい何があったのでしょうか。この事件には、黒田、若狭、脇田が関係していました。
◆羽田浩司
羽田秀吉(赤井一家の次男)の義理の兄であり、秀吉が最も尊敬する騎士。座右の銘は「初志貫徹」。生前は四冠王に輝き、七冠に一番近いと期待されていました。17年前、チェスの大会前夜にホテルで襲撃されて死亡。APTX4869の被験者リストには、工藤新一の2つ下に名前が載っています。享年28歳。
◆若狭留美=レイチェル・浅香
37歳。帝丹小学校1年B組の副担任。ドジが多いですが本性を隠しています。片目に障害があり、右目が見えていません。黒田、脇田と同じくラム候補だった彼女の正体は、かつて資産家のアマンダ・ヒューズのボディーガードをしていたレイチェル・浅香。17年前に羽田名人からもらった角の駒を今も大事に持ち歩いています。
◆脇田兼則=ラム
56歳。「米花いろは寿司」の板前。片目が義眼。毛利小五郎の2人目の弟子になりましたが、その正体は黒ずくめの組織のNo.2であるラムでした。バーボンに工藤新一の情報を求めるメールを送っています。17年前に自分の声を聞かれてしまったとして、若狭の命を狙っているようです。
コナンたちは白鳥警部の応援のため、小林先生と若狭先生と一緒にチェストーナメントの会場へ。白鳥警部の初戦の相手は、なんと黒田管理官でした。
一方、脇田兼則=ラムは小五郎からコナンが友達や担任、副担任と共にチェスの大会の応援に行ったという情報を入手し、若狭を見つけて監視。ラムの命令で、キャンティとコルンがターゲットの若狭を狙撃しようと待ち構えていました。
このチェストーナメント大会で起きた殺人事件を解決したコナンは、黒田から未解決の羽田浩司殺害事件について話を聞くことに。資産家アマンダ・ヒューズの遺したダイイングメッセージが何を意味しているのか、コナンならその謎が解けるのではないかと黒田は考えたようです。
17年前のアメリカ。当時33才、警察庁警備局警備企画課に所属していた黒田は、密命を受けてアマンダや羽田浩司と同じホテルに宿泊していました。アマンダは大ファンである羽田とホテルの部屋でチェスを楽しんでいましたが、アマンダのボディガードのレイチェル・浅香は「右眼がザワついて嫌な胸騒ぎがする」と落ち着かない様子でした。
17年前の事件にはラムが関わっており、ラムはアマンダを襲うために驚異的な記憶力を駆使して、ホテルで警護していたアマンダのボディガードを浅香以外すべて無力化。黒ずくめの組織に狙われていることに気づいていたアマンダは、娘のように育ててきた浅香を逃そうと嘘をついて羽田の部屋へと向かわせます。
その後、ラムと黒ずくめの組織の構成員がやって来ると、アマンダはラムが脅しで使うはずだった毒薬を自ら飲んで瀕死状態に。黒田もトイレにいるところを黒ずくめの組織に襲われますが撃退し、アマンダの部屋に行くと彼女はすでに絶命しており、そこにはダイイングメッセージらしき謎の暗号が遺されていました。
さらに、浅香を隠した羽田のもとへもラムたちが押し入ると、羽田は浅香の居場所は吐かず、組織と関係あるとして「烏丸蓮耶」の名前を会話の中で口にします。その後、羽田は毒薬を飲まされて死亡。黒田が羽田の部屋へ入ると、倒れている羽田のまわりは妙に荒れた状態でした。それは、彼のダイイングメッセージだったのです。
黒田は浅香を連れてホテルから脱出するのですが、運転する車が飲酒運転の車に追突されて炎上。浅香は行方をくらまし、黒田はその後10年近く意識不明で入院。目が覚めたら現在のような風体になっていたといいます。また、若狭からは会う度に睨まれていたため、アマンダと羽田を殺したのは自分だと誤解されたままかもと黒田は話しています。
公安の降谷 零=安室 透をメインキャラクターとして描き出す骨太のミステリー。降谷と接触できる限られた刑事という風見も活躍し、警視庁捜査一課管理官の黒田が劇場版初登場となりました。
東京サミットを予定していたリゾート施設で大規模な爆発が発生。現場を警備していた警察官が死傷し、降谷と風見も負傷してしまいます。最初は事故として処理されるはずでしたが、風見が持ち込んだ情報により警視庁の捜査会議は一転。現場に残った指紋などから毛利小五郎が容疑者として浮上します。強引な捜査を目の当たりにし、コナンは公安の捏造を疑っていました。
降谷が劇中で「裏の理事官」について口にしていたり、黒田の電話に含みを持たせるなど、気になる要素も散りばめられています。
世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設パシフィック・ブイを舞台に、老若認証システムにより「灰原=シェリー」の秘密が黒ずくめの組織にバレてしまう絶体絶命のストーリーが展開。ジンと確執のある組織のメンバー・ピンガ、バーボンこと降谷らが登場します。
コナンのもとへ沖矢 昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害されたという電話が入り、 不穏に思ったコナンはパシフィック・ブイの警備に向かっていた黒田たち警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入します。
老若認証システムを開発したエンジニア・直美、そして灰原が誘拐されて捜査を進めるなか、黒田がコナンの発言や推理に信頼を置いている様子も。また、蘭がピンガとの対峙で蹴り飛ばされて落下した際、黒田は蘭をキャッチして「右の正拳を出したあと体が左に流れる癖がある」とアドバイスしています。
アニメで黒田兵衛を演じているのは声優の岸野幸正(きしのゆきまさ)さん。1955年10月21日生まれ、東京都出身。『SLAM DUNK』の魚住純役をはじめ、『ONE PIECE』のヒグマ役など、人気作品のキャラクターを演じています。

数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。
