
最後の最後で、同じ「式神使い」として通じ合えたのかもしれません——TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」連載インタビュー第17回:伏黒恵役・内田雄馬さん×レジィ・スター役・青山穣さん
レジィにとって、伏黒は認めるに値する相手だった
ーーアフレコ現場では「内田さんに設定周りで分からないことを聞いていた」と伺いました。
青山:そうなんです。内田ちゃんは最初からやっていますし、設定が難しいですからね。
内田:レジィもそうですし、途中から作品に登場する役者さんは、状況を把握するのも大変だと思います。
ーー内田さんは長く『呪術廻戦』に関わっていますが、1話分をほぼ2人で収録するというのも珍しかったのでは?
内田:ほとんどなかったですね。ただ第1期の頃はコロナ禍だったので、分散収録でしたが。
青山:最初は学園モノみたいな感じだったでしょう? 掛け合いのシーンは大変だったんじゃない?
内田:そうですね。改めて流れで一緒に録れるのはありがたいことだなと。今回は二人でゆっくり構築できたので、幸せな収録でした。
青山:贅沢だったよね。二人で完走できて良かった。
内田:僕も楽しかったです。
ーー何とか勝利した伏黒ですが、今際の際にレジィは意味深な言葉を残していきました。
青山:個人的には「そんなに本気で言っているわけではないのかな」と思っています。レジィは過去から来た術師なので、現代の術師である伏黒を少し舐めているところもありました。ただ、戦っているうちに「こいつはできるな」と。その強さを身をもって感じたのだと思います。
言ってみれば、それまでは騙し合いのようなことをしていた訳じゃないですか。そういう意味では、伏黒に負けた後で横並びの会話ができたというか。最後の天元に関するやり取りについても、伏黒はレジィの言葉を疑っていないんです。
内田:たしかに、察していましたね。
青山:そこで初めて通じ合ったのかもしれません。同じ「式神使い」として、同じ地平で会話しているような印象でした。彼を認めたうえで「道化となって死んでくれよ」という言葉が出てきたという解釈です。
内田:礼節ではないですけど、術師としての矜持がレジィなりにありそうですよね。レジィなりの楽しみ方の中で、伏黒は認めるに値する相手だった。だからこそ、今際の際であの言葉が出てきたのだと思います。
青山:彼は一度死んでいるはずですから、「現代がどんなものか」を見に来ているような側面もあるはず。最後も潔く死んだという印象があって、現代で生きていくことへの執着はあまり持っていなかったのかもしれません。そんな風にも見えました。
[インタビュー/小川いなり]
連載バックナンバー
『呪術廻戦 死滅回游』作品情報
イントロダクション
廻れ呪え 死の遊戯の中で
「渋谷事変」を経て、羂索により呪霊が蔓延る魔窟と化した
全国10の結界(コロニー)。
戦いは、呪術を持つ者達による殺し合い「死滅回游」へ。
加速していく混沌の中、伏黒の姉・津美紀が巻き込まれたことが発覚する。
五条の復活と津美紀救出の術を見出すべく動く虎杖たちだが…。
果たして、羂索の目的は何なのか。
「死滅回游」平定のためゲームに参加する彼らの行き着く先とは―。
キャスト
虎杖悠仁:榎木淳弥
伏黒恵:内田雄馬
禪院真希:小松未可子
パンダ:関智一
乙骨憂太:緒方恵美
脹相:浪川大輔
九十九由基:日髙のり子
天元:榊?原良子
秤金次:中井和哉
星綺羅羅:榊原優希
禪院直哉:遊佐浩二
日車寛見:杉田智和
髙羽史彦:鶴岡聡
レジィ・スター:青山穣
コガネ:ニーコ
夏油傑(加茂憲倫):櫻井孝宏
スタッフ
原作:「呪術廻戦」芥見下々(集英社ジャンプコミックス刊)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:矢島陽介 丹羽弘美
副監督:高田陽介・佐藤 威
美術監督:東潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:志賀健太郎(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳 圭介,ACE
音楽:照井順政
音楽プロデューサー:小林健樹
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA




















































