
みんなで一致団結して頑張りましたーー女らんまが大暴れ&響良牙が大活躍!「らんま1/2」第3期 山口勝平さん×林原めぐみさん×日髙のり子さん×山寺宏一さんインタビュー
山寺流・呪泉郷の“本当の呪い”が判明!?
ーー「第3期でひどい目に遭う」という良牙について、キャラクターの魅力をお聞かせください。
日髙:こんな純粋な人はいないです。本当に純粋で、純朴で、ピュアなんですよ。そんなピュアな人が乱馬にむげにされていて、本当にかわいそうだと思います。
日髙:今回は良牙くんに妹ができるようなエピソードもちょっとあったりして、あんなに良牙くんが妹を大事にする人だとは思わなかった。
山口:優しいよね。
山寺:急に妹だと言われて、それを受け入れるという。ピュアって便利な言葉だよね(笑)。
日髙:私は良牙を本当にピュアだと思っているんだけど、その愛情が深すぎて、強すぎて、ちょっと相手を傷つけてしまうところがあったり、その力のさじ加減ができなかったりして。
山寺:(俳優・高倉健さんのモノマネをしながら)不器用ですから。
日髙:(山寺のモノマネを軽く流して)はいはいはい。
山口:「はいはいはい」って……こういうところですね(笑)。
一同:(笑)。
山寺:(山口さん。林原さんに向けて)2人も、良牙の魅力を話していいんだよ!?
山口:僕も「本当に良牙はピュアだな、優しい人だな」と思っているんですけど、今回シリーズ構成的な部分で、良牙が乱馬に騙されるエピソードが3つ同じようなパターンで続いたのを収録したんです。さすがにその時には、良牙も「大概気づけよ」と思いました(笑)。
一同:(笑)。
山口:それはちょっと思いましたけど、悪いのは僕らなので(笑)。
日髙:そうそう。その良牙くんの純粋な部分がクローズアップされればされるほど、女らんまのひどさが目立ってしまうところはありますね。
林原:「みなさん、嫌いにならないでください」という感じですけど(笑)。
山口:良牙は良牙でそういうふうにしながらも、Pちゃんという立場を。
林原:利用してる!
日髙:そこだけが私は解せない。
山寺:不器用ですから……。
一同:(笑)。
山寺:意外とちゃっかりしているところはあると思います。乱馬もそうですけど、呪泉郷の泉に落ちて、被害に遭っている人たちは、その人の裏側にあった本質みたいなものが浮き出てくるんじゃないかなと。
日髙:なるほど!
山寺:留美子先生に確認していないので、わかりませんけど、本来隠し持っていた部分が出てしまうんじゃないかな。だから女らんまが意地悪なのは、そういう部分が出てしまうからかもしれません。
林原:いい話……じゃないな!
一同:(笑)。
山口:途中までいい話だと思ったよね(笑)。
日髙:「もう二度とあかねさんの前には現れない」という覚悟を決めて、良牙が去った後に、鼻歌くらいな感じでPちゃんが出てくる(笑)。あの心の変わり方はね。
山寺:良牙のピュアを半分忘れて、PちゃんはPちゃんで演じているような気がしてきました。
林原:それが本当に面白いんですよ。
山口:そういう中にあって、ムース(CV:関俊彦)は変わらないですね。
日髙:確かに。まっすぐなところがね。
山口:ムースはアヒルになっても、変わらない。
山寺:確かに。
林原:表裏のない人なのよ。
日髙:人によるのかしらね(笑)。
みんなで一致団結して頑張りました
ーー最後に、第3期の放送に向けて、ファンへのメッセージをお願いします。
山寺:女らんまがひどい……ではなく(笑)、良牙が活躍するエピソードがたくさんあるので、期待していただきたいです。今回は原作に準じてやっているということに加えて、スタッフたちが深い「らんま1/2」愛を持って、さらに面白くしようという意気込みを感じています。面白いところはより面白く、激しいところはより激しく、切ないところはより切なく演出されているので、我々もそこを汲み取って、みんなで一致団結して頑張りました。放送を本当に楽しみにしていただきたい、期待していただきたいと思っています。
日髙:前作を楽しんでいただいていた方たちにも、新しい「らんま1/2」として、私たちが面白がって、めいっぱい楽しんで、魂を込めて一生懸命演じた作品に仕上がっているので、「これがみなさんに楽しんでもらえないわけがない」くらいの気持ちでいます。とにかく何も考えずに、テレビの前に座って、「らんま1/2」の世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。
林原:昭和、平成、令和と30年以上駆け抜けてきて、みなさんも人生いろいろあったと思いますけど、「長く生きていると、いいこともあるね」「もう一回こんな形で見られるなんて、最高じゃん」と思っております。
「お父さん、お母さんが好きで」「お子さんが見ていて」とか、色々なお声を聞くこともあります。ここまでぶっ飛んでいるのに、親子で楽しめるアニメというのも、なかなか少ないんじゃないでしょうか(笑)。「老若男女」と言いますけど、本当にみんなで笑って楽しんでいただけるアニメが帰ってきました。一緒に喜んで参加してくださると嬉しいです。
山口:アフレコ収録が終わった後も、みんなでご飯を食べに行って、終電がなくなる時間までゲラゲラ笑って、スタッフ、キャスト一丸となって、みんなで「らんま1/2」を楽しみながら作っている作品です。「この作品を見て、一緒に楽しんでもらえたら最高だな」という気持ちでいるので、「僕らも、「らんま1/2」という作品のファンなんだな」と思っています。「らんま1/2」が大好きな人たち同士で盛り上がる機会をまたいただけたことが最高の喜びなので、一緒にまた盛り上げていければと思います。
[インタビュー/宋 莉淑(ソン・リスク)撮影/藤本厚]



































