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『虹色デイズ』松岡禎丞さんら声優陣が感じるキャラとの共通点

TVアニメ『虹色デイズ』松岡禎丞さん、江口拓也さん、島﨑信長さん、内山昂輝さんが集結! 仲の良い掛け合いを見せた記者会見をレポート

 「別冊マーガレット」(集英社)で好評連載中の水野美波さんによる人気コミック『虹色デイズ』。2016年1月からのTVアニメの放送に先駆けて、メインキャストである松岡禎丞さん、江口拓也さん、島﨑信長さん、内山昂輝さんが出席する記者会見が行われました。

 同作は、羽柴夏樹(CV:松岡禎丞)、松永智也(CV:江口拓也)、片倉恵一(CV:島﨑信長)、直江剛(CV:内山昂輝)の男子高校生4人組の日常を描いた作品で、2014年10月27日には同キャストでドラマCDを発売しています。4人で演じるのは1年ぶりということですが、キャラクター同様4人の仲の良さが垣間見える記者会見となりました。


■ メイン4人も待っていた! アニメ化に「嬉しい」の声

―――『虹色デイズ』がアニメ化されると聞いたときの率直な感想をお聞かせください。

松岡禎丞さん(以下、松岡):アニメ化するのでは?と思っていたのですが、本当にしたと聞いて純粋に嬉しかったです。

江口拓也さん(以下、江口):ドラマCDのときに引き続き、同じメンバーでやらせていただけるということで嬉しいです。ドラマCD収録のときに4人で食事に行って「アニメ化になったらいいね」なんて話していたので、それが実現したんだなぁと。

▲左から、羽柴夏樹(CV:松岡禎丞)、松永智也(CV:江口拓也)

▲左から、羽柴夏樹(CV:松岡禎丞)、松永智也(CV:江口拓也)

 
島﨑信長さん(以下、島﨑):同世代のキャストが集まって演じることができて、新鮮で刺激的です。ドラマCDのときからすごく楽しかったので、この4人なら間違いなくいいものを作っていけると思いました。

内山昂輝さん(以下、内山):アニメ化にあたり、そのままのキャストでやらせていただけるということでとても嬉しく思っています。でも同時に、役を任されたというプレッシャーも感じています。

▲左から、片倉恵一(CV:島﨑信長)、直江剛(CV:内山昂輝)

▲左から、片倉恵一(CV:島﨑信長)、直江剛(CV:内山昂輝)

 
―――ご自身と演じたキャラクターが似ている部分、違っている部分がありましたら教えてください。

松岡:違和感なく演じることができました。自分の信じていることを曲げない部分は似ているかも知れません。すごく頑固で、やらかしてから気付くところとか似ているかなぁと思います。でも夏樹くんみたいに女性に対してストレートに感情を表現することはできないので、羨ましいなと思いながら楽しく演じました。

江口: (松永智也は)チャラいですね! アニメはみんながフラれたあとの話ですが、原作ではフラれる前に彼女が5人いたり、同時進行で女性と付き合えるキャラクターなので。僕自身は中・高生のときに女性と関われない学生生活を送ったものですから、彼のアクティブな生活に憧れます。憧れているからこそ作りやすいというか、僕が謳歌できなかった人生を彼を通して楽しめたらと思って演じております。

島﨑: (片倉恵一は)普段の柔らかい雰囲気と、すぐムチを手にする“ドSモード”の2面性があって……。

江口:ピッタリですね!

島﨑:え、ピッタリ!? ムチを出す趣味はないんだけど(笑)。普段の雰囲気は似ているのかなと思ったりはします。残念ながらSMの心は持ち合わせてなくてドSな人の気持ちは分からないんですけど、自分から遠いからこそいろんな演じ方ができるのかなと思っています。SMについても学んで……いや、学ばないかな(笑)。でも彼の2面性を素敵に表現できればと思って演じさせていただいています。

内山:僕が演じる直江剛というキャラクターはいつもローテンションで、3人がワイワイやっているのを1歩引いたところから眺めているというシーンが多いんですけど、それは普段の僕に近いところがあるのかなぁあと思います。あと、彼はすごくアニメ、マンガ、ゲームが好きな人ですが、僕はそのそういう知識が浅い方なので、分からない言葉がでてきたときは信長くんに聞いて参考にしています。

島﨑:任せて! だいたい知ってるから!

内山:島﨑くんに頼っていきたいと思います(笑)。


■ 作品同様、仲の良い掛け合いを見せる4人

 
―――原作者、監督などから演じるうえでどのような要望がありましたか?

松岡:等身大の高校生の日常を描いた作品なので、あまり大きくキャラづけをしないというか……作りこみ過ぎないようにって。ね? 信長くん。

島﨑:そうですね。自然な感じで力を抜いて演じていこうっていう話が出ました。実際は僕らと彼らで年齢差はありますが、彼らが等身大の高校生なんだっていうことを意識して、自然な会話をするようにしました。


―――エンディング曲「Rainbow Days!」を4人で歌うとのことですが、歌ってみていかがでしたか?

松岡:キャラクターソングを歌わせていただく機会は多いのですが、今回の曲は難しかったです。細かくかみくだいてやらせていただいて……口のなかでハンバーグができるんじゃないかっていうくらい……

江口:え? なんですって?

島﨑:ミンチができるくらいかみくだいてこねくり回したってことかな。

松岡:はい(笑)。そのくらいやらせていただいて、“歌”って、楽しいけど怖いなって思いました。日々精進だな、と。えーと、要するに難しかったってことです(笑)。

江口:僕も曲をかみくだいてハンバーグが…。これはハンバーグ曲だなと…。

内山:それでいいの?(笑)

江口:いや(笑)。『虹色デイズ』の世界観をうまく表現した曲だなと感じました。彼らの恋愛や平和な日常が虹色な日々だという。4人のワイワイ感があってエンディング曲だけど楽しい雰囲気で終わるっていうのが彼ららしいと思いました。それをまっつん(松永智也)らしくどこまで歌い上げられるかというところは頑張って、楽しく歌いました。

島﨑:2面性のどちらを出すのか迷いながら歌いました。今後(新しいキャラソンが出た場合に)歌うときも、どのくらい2面性を出していくかは日々研究しながら歌いたいと思います。噛めば噛むほど味が出る“スルメ曲”ってあると思うんですけど、「Rainbow Days!」は噛んだらすぐ肉汁が飛び出してくるような…

江口:それはまさに……!?

島﨑:ハンバーグ曲!(笑) とても分かりやすくて楽しい気持ちになれる、元気でハッピーな、彼らの青春らしい一曲に仕上がりました。聞いて元気になってほしいなと思います。

内山:僕が録る前の時間に信長くんが録ったそうで、その歌声を聞いて「カッコイイ声だな」と思いました。なので、それを支えにしながら歌いました(笑)。

島﨑:僕こそいつも内山くんの声を支えにしてるよ。今日のアフレコでも「素敵!」ってずっと言ってた(笑)。

内山:そういえば1話でもカラオケのシーンでちょこっと歌った(笑)。いろんな仕掛けのある作品だなと思いました。


■ 先行上映会で“レインボークルーズ”へご招待!?

―――12月18日に1話と2話の先行上映会が行われますが、イベントに対する意気込みをお願いいたします。

松岡:月並みですが、気合は十分といった感じです。僕たちが命をかけて声を吹き込ませていただいた作品です。会場に来てくださったみなさまを“レインボークルーズ”へご招待させていただきます。……以上です(笑)。

(キャスト陣、笑う)

江口:我々は“レインボークルー”なのでね、虹色を提供するね(笑)。みなさんと一緒に共有できるというのは嬉しいことです。今日オールカラーでアフレコを進めさせていただいて、完成したものを18日に見られるということがとても楽しみです。当日は4人の情熱も届けられたらと思います。

島﨑:みなさんと一緒に楽しい先行上映会にしたいと思っています。自信はあるけれど、「楽しんでもらえるのかな」と不安を感じることもあるので、上映後に僕たちが登壇したら「楽しかったー!」っていうオーラを届けていただければ僕たちのテンションが上がると思います(笑)。そしたら僕たちは“レインボークルーズ”に旅立てると思いますので(笑)。

内山:オールカラーでアフレコをするのは珍しいんですけど、今日映像を見て、原作の絵がそのまま動いているようだとに感じました。原作ファンの期待を裏切らない作品になっていると思います。楽しみにしていてください。


―――オールカラーでのアフレコで演じやすかった点、難しかった点を教えてください。

内山:普段は「名前の札が出たら喋る」というスタイルのアフレコが多いので、それが体に染みついていて慣れない感じがあったけど、いつも以上にキャラクターの口や表情を注意深く見て台詞を言っていたと思います。

 
―――ドラマCD収録後に食事に行かれたとのことですが、4人の関係性はキャラクターのようにハッキリしていますか? ボケやツッコミが決まっていたり。

江口:あんまり決まってないと思いますね。

島﨑:臨機応変にね。

江口:そう。(食事のとき)どんな話してたかも覚えてない…。

内山:そのとき、すごくプライベートな話をしていたような気がする。

島﨑:何話したか覚えてるけど、ここではちょっと言えないかな(笑)。覚えてないの?

江口:なんか、中学生みたいな話をしたような…。

内山:大人な話も……。

江口:あー、中学生でありながら大人な僕たち……いつもの僕たちですね?

松岡: (うなずく)

島﨑:なに勝手にまとめてるの(笑)。

江口:いつまでも中学生……いや、高校生のようなレインボーデイズですよ。

島﨑:幸い(アニメは)夜の収録なので、ご飯行ったり飲みに行ったりして関係性を築いていきたいと思いますね。終盤にはなにかできあがってるかも……。

松岡:なにができあがるの(笑)。

島﨑:形のあるなにか……。

江口:意味がわからない(笑)。

島﨑:いや、ボケとかツッコミとか。

江口:あー、なるほどね。

 
―――では、最後に、是非ここに注目してほしいという部分があったらお願いします。

松岡:僕が見ていただきたいポイントは各々の恋愛です。原作をみていない人にも毎週楽しんでいただけると思います。

江口:4人が成長していくうえで傷ついたり悩んだりして、支え合っていく友情が見られるので、その“青春感”というものを観ていただけたらと思います。

島﨑:あますところなく観てほしいのですが、友情、恋愛、イベントなど彼らが高校生活を謳歌している部分を楽しんでもらえればと思います。あと、原作ファンの方は好きなシーンがどんな風になっているのか楽しみにしていただければ。

内山:4人が会話しているときの空気感がアニメでも重要だと思っていたので、原作を読んだときと同じ感覚を味わっていただければ嬉しいです。


――ありがとうございました!

 
■TVアニメ『虹色デイズ』
2016年1月放送スタート


【スタッフ】
原作:水野美波(集英社「別冊マーガレット」連載中)
制作:プロダクションリード
総監督:アミノテツロ
監督:大久保富彦
シリーズ構成:伊丹あき

【キャスト】
羽柴夏樹(CV 松岡禎丞)
松永智也(CV 江口拓也)
片倉恵一(CV 島﨑信長)
直江剛(CV 内山昂輝)
小早川杏奈(CV津田美波)
筒井まり(CV内山夕実)
浅井幸子(CV石上静香)
松永希美(CV茅野愛衣)

【あらすじ】
夏樹・智也・恵一・剛はいつもつるんでいる高校生男子4人組。
部活動もなし、勉強もそこそこに、楽しい毎日を過ごし中♪
そんな4人の目下の関心事はやっぱり恋愛! 違うクラスの杏奈に
片想いをしている夏樹は、みんなからいじられつつ奮闘するけど・・・!?


>>TVアニメ『虹色デイズ』公式サイト
>> TVアニメ『虹色デイズ』公式Twitter(@rainbow_days_tv)

(C)水野美波/集英社・「虹色デイズ」プロジェクト
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