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冬アニメ『のんのんびより のんすとっぷ』小岩井ことり 声優インタビュー│連載第2回

みんなのギャップも可愛くて、「そのままでいいんだよ」と言われている気がします! 冬アニメ『のんのんびより のんすとっぷ』宮内れんげ役・小岩井ことりさん 声優インタビュー【連載第2回】

“れんげらしさ”を大切に。のびのびと子供らしく歌ったEDテーマ

――エンディング主題歌は今回もZAQさんが作詞・作曲を担当し、れんげ、蛍、夏海、小鞠の4人で歌っています。第2期が「おかえり」、今回が「ただいま」というタイトルも素敵だと思いましたが、楽曲についての印象をお聞かせください。

小岩井:最初にもらった資料は、ZAQさんの手書きの楽譜だったんですけど、その楽譜にすごく可愛いれんちょんが描いてあったんですよ。「よろしくなのん」って。それもZAQさん自身が描いてくれていました。

 

 

――ZAQさんって、本当に多才ですよね。

小岩井:すごく味のあるれんちょんでした。皆さんはまだTVサイズしか聴いていないと思いますが、フルサイズを聴いていただくと、これまでの主題歌で繋がってきたいろんなものを感じられる歌詞や構成になっているんです。そこも楽しんで欲しいポイントですね。

――レコーディングはいかがでしたか?  意識したところや印象的なディレクションがあれば教えて下さい。

小岩井:今回は私が最初に録ったのですが、“れんげらしく”を一番大事に歌いました。実は、れんげとして喋るトーンはキーの幅がそんなに広くないので、歌うのがちょっと難しいんです。

――小学1年生のれんげがどのくらい上手く歌えるのか、塩梅がわからないですよね。

小岩井:そうなんですよ。メロディアスに、いわゆるエモいと言われる部分をそれっぽく歌いすぎると、「なんか大人にやらされてる感が出ちゃうよね」とみんなで話していて(笑)。なので、れんげらしく、のびのびと子供らしく歌ったほうがいいんじゃないかと。

今回、ディレクションはZAQさんがしてくださったんですけど、ZAQさんもそれをすごく大事にしてくれていて。「子供が卒業式で歌ってるみたいな、とつとつとした感じでお願いします」と言われたので、そんな感じで子供らしく歌ってみました。

声優として続けていく自信にもなった、音にならない涙の演技

――第1期、第2期、劇場版を含めて印象的だったエピソードを挙げるならどこでしょうか?

小岩井:最初に挑戦だなと思ったのは、ほのかちゃんという、れんちょんにとって初めて村の子ではない同じぐらいの世代の子と出会う、第1期の第4話(サブタイトル「夏休みがはじまった」)です。ほのかちゃんは知らぬ間に帰っちゃうんですけど、そのときのれんちょんの反応が本当に素敵な演出だったんですよ。

子供って泣くまでに“間”があるじゃないですか。考え込んで、急にふわって泣き出すというか。それをアニメで表現することってなかなかないですけど、ここのシーンでは、すごく長い間があった後にぐすって泣き出すんです。れんちょんって泣くような子に見えないというか、ちょっと何を考えているのか分かりづらい天才肌なところがありますよね。でも、れんちょんも子供なんだなと感じられたシーンでした。

 

 

――演じるのもやはり苦労したのですか?

小岩井:収録に行くまでは不安がいっぱいでした。お芝居的に、うわ〜! って泣くシーンはやったことがあったんですけど、ほぼ音にならない音、喉がグッてなるような音で、泣くのを我慢したり泣いたりするのを伝えるのはすごく難しくて。

でもすごくやりがいがあって、自分的にも満足するお芝居ができました。放送されたのを自分でも見ましたし、反響もすごく大きかったんです。挑戦できたことで声優として続けていく自信になりましたね。

――では、イベントやキャストとのエピソードなど、本編以外で印象的なことはありますか?

小岩井:本当にいろいろあるんですけど、りえしょんとあやねるがやっているラジオがすごく賑やかで楽しかったです。私はどっちかというとそういうタイプではないので、だからこそ2人がずっと賑やかにしている中にゲストで行かせてもらったのが楽しくて。誰も上手じゃない日本地図を描いたりとか(笑)。イベントで、みんなで歌ったのもすごく感動的でいい風景でしたね。

――最後に、第3話以降も楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

小岩井:今回の『のんすとっぷ』で初めて『のんのんびより』を見た方もいらっしゃると思います。そういう方は、第1話や第2話でよりキャラクターの内面を知れて、こんな子だったんだとか、意外だなとか、ギャップにびっくりしたんじゃないでしょうか。

この後も、みんなのもっともっと深いところを知っていけると思いますので、ぜひプラネタリウムを見るような気持ちで、ゆったり流れる時間と綺麗で匂いを感じるような美しい風景に癒やされていただけたら嬉しいです。

[取材・文/千葉研一]

バックナンバー

□第1回 宮内れんげ役・小岩井ことり【前編】
宮内れんげ役・小岩井ことり【前編】

□第2回 宮内れんげ役・小岩井ことり【後編】
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□第3回 富士宮このみ役・新谷良子×篠田あかね役・田中あいみ【前編】
富士宮このみ役・新谷良子×篠田あかね役・田中あいみ【前編】

□第4回 富士宮このみ役・新谷良子×篠田あかね役・田中あいみ【後編】
富士宮このみ役・新谷良子×篠田あかね役・田中あいみ【後編】

□第5回 一条蛍役・村川梨衣
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□第6回 越谷小鞠役・阿澄佳奈
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□第7回 越谷夏海役・佐倉綾音
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□第8回 加賀山楓役・佐藤利奈
加賀山楓役・佐藤利奈

□第9回 宮内一穂役・名塚佳織
宮内一穂役・名塚佳織

□第10回 宮内ひかげ役・福圓美里
宮内ひかげ役・福圓美里

□第11回 宮内れんげ役・小岩井ことり×しおり役・久野美咲
宮内れんげ役・小岩井ことり×しおり役・久野美咲

□第12回 宮内れんげ役・小岩井ことり×しおり役・久野美咲
宮内れんげ役・小岩井ことり×しおり役・久野美咲

TVアニメ「のんのんびより のんすとっぷ」作品情報

イントロダクション

「やっぱりここは田舎なのん。」                                       
「旭丘分校」の生徒はたった5人。
学年も性格も違うけれど、野菜を作ったり、
虫捕りをしたり、楽器を練習してみたり・・・
春夏秋冬の変わりゆく田舎生活は
ワクワクが止まりません。

のどかでいつも通りだけど、くすっときて、
ちょっぴり沁みて、心がほっこりする。
まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、
またまたはじまります。

放送情報

2021年1月よりTVアニメ放送スタート!
テレビ東京:1月10日より毎週日曜25:35~
テレビ大阪:1月13日より毎週水曜26:35~
テレビ愛知:1月10日より毎週日曜25:35~
BSテレ東:1月11日より毎週月曜24:30~
AT-X:11月14日より毎週木曜21:30~
(リピート放送:毎週月曜9:30~毎週水曜15:30~)

各配信サイトでも配信予定!

※放送日時は変更になる可能性がござます、予めご了承ください。

スタッフ

原作: あっと(月刊コミックアライブ連載/KADOKAWA刊)
監督:川面真也
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:大塚 舞
総作画監督:大塚 舞、古川英樹
色彩設計:重冨英里
美術監督:横山淳史
美術:草薙
撮影監督:佐藤 敦
編集:坪根健太郎
音響監督:亀山俊樹
音楽:水谷広美
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:SILVER LINK.

キャスト

宮内れんげ:小岩井ことり
一条 蛍:村川梨衣
越谷夏海:佐倉綾音
越谷小鞠:阿澄佳奈
越谷 卓:????
宮内一穂:名塚佳織
加賀山楓:佐藤利奈
宮内ひかげ:福圓美里
富士宮このみ:新谷良子
篠田あかね:田中あいみ
しおり:久野美咲

公式サイト
公式ツイッター(@nonnontv)

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(C)2021 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合三期
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