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『プリンセッション・オーケストラ』葵 あずさ&藤本侑里&橘 杏咲インタビュー【前編】

“歌いながら戦う”プリンセスへの想い|『プリンセッション・オーケストラ』プリンセス・リップル/空野みなも役・葵 あずささん&プリンセス・ジール/識辺かがり役・藤本侑里さん&プリンセス・ミーティア/一条ながせ役・橘 杏咲さんインタビュー【前編】

 

プリンセスのデザインに込められたこだわり

──そんな憧れの変身ができる作品に出演されますが、初めて変身後の姿を見た時の印象はどうでしたか?

葵:単純なんですけど、綺麗だなって思ったんです。「みなも」という名前の女の子が変身したらリップル(波紋)で、髪の色が水色だったり色々とこだわりがあって。しかもスカートのヒラヒラの先端がハートの形になってるんですよ。そういったコンセプトがすごく綺麗で。

最初に公開されたキービジュアルでは、リップルの周囲に水を意識したエフェクトが配置されていて、もう全部が綺麗なんですよ。子供向けの作品ではあるんですけれど、ビジュアルやアート的な部分で大人も惚れぼれしてしまうというか。

私は絵を描くのが趣味なので、どうやったらこんな風に描けるんだろうと思って。なんか完璧だな、と感じて感激しました。

 



 
藤本:まずは髪型がすごいなって思いましたね。ジールの頭の両サイドの結び目がポコッとアレンジされているんですけれど、その真ん中にバラがあるんですよ。二つ結びの先っちょがポンって丸くなってるのもすごく可愛いなって思いました。

あと、スカートの後ろの部分が長くなっているのも個人的にすごく好きで、アクセサリーとかにもバラの花びらやトゲみたいなモチーフがあったりして、そういうのが私の好みにドストライクですごく嬉しかったです。

 

 

──ジールは目元のヴェールも印象的ですよね。

藤本:ヴェールも大好物です(笑)。あのヴェールをずっと付けてほしいなって思いつつもお顔も見たいので、いつ外すかも楽しみですね。

 



 
橘:ミーティアは彼女自身もそうなのですが、ビジュアルも流れ星みたいですよね。変身すると髪の毛が伸びてポニーテールになるのですが、これが流れ星とその尾みたいで凄くかっこいいんです。

あと、2人はスカートなのですが、ミーティアはズボンというかショートパンツみたいな衣装なのもかっこよくて。ちょっとフェチな話ですけど、太ももにあるベルトも好きです。かっこよさと綺麗さと可愛さが本当に絶妙なバランスでまとまっていて素晴らしいと思います。

──ミーティアは変身後のポーズも元気印ですよね。

橘:そうですね。本当に元気印でかっこいい。

 



 

3人がプリンセスを演じる時に大切にしていることとは

──それぞれのプリンセスに個性がありますが、演じる時に大切にしていることは何ですか?

葵:台本を読みながら心配することもあるんですけど、みなもちゃんは本当に芯が強い子なので、立ち直るのが早かったりしていつも感動させられています。でも、心の中では怒る気持ちとか、笑っているかもしれないけど実際は悲しんでいるというのはあるはずで、単純に「みなもちゃんは強い子」という印象で終わらせないようにはすごく意識していています。

みなもちゃんはそういったマイナスの部分をあまり表に見せないんですよ。私の役割はみなもちゃんの気持ちを考えた上で演技として何を表現するかだと思うので、そのマイナスの部分も考えた上で、笑顔でいようとか表面的な強さにならないようにすることを一番大事にしています。

──しっかり自分の中でキャラクターの心情を落とし込んで演じているんですね。

藤本:かがりちゃんの紹介の時にも言ったんですけれど、やっぱり人一倍アリスピアに対しての想いがあるので、プリンセスとして私が守るみたいな責任感とか使命感がすごく強いんです。

女の子がジャマオックに襲われて間に合わないかもしれないという時も「間に合わせる!」と言ったりとか、みなもちゃんとは違う意味で強くて。守るという意志・責任感・使命感、プリンセスとしての自覚や覚悟が誰よりもある子だと思っています。

初めてのキャラクター合わせの時に、制作さんと一緒にキャラクターについて3人で擦り合わせたことがあったんです。その時に、ジールは決して折れない、落ちることがあっても自分でなんとか持ち直せるから落ち切らない、闇落ちしない、みたいに言われて。

私にはちょっと強すぎて難しいと思ったんですけど、何とかその強さとかアリスピアへの強い想いを演技に乗せたいと思って、試行錯誤しながら頑張っているところです。

橘:ながせちゃんは2人ともまた色が違うのですが、一番力を抜いて演じることを心がけているかもしれないです。私自身も元気系だという自認はありますが、落ち込むと考え過ぎちゃうところなど自分に近い部分が多いんです。

あと、これもキャラクター合わせで言われたのですが、実はながせちゃんが3人の中で1番乙女っぽくて幼さがあるので、落ち込んだ時に「私なんてもう無理です」みたいなことを吐露するタイプなんですよ。

自分も結構そういうタイプなので、もう自然体でやるのが多分一番ながせちゃんらしいお芝居ができるのかなと思っています。だから、いつもあまり考え過ぎないようにして、ながせちゃんと自分の似ている部分を引っ張り出して自然体で演じることを心がけています。

 

 

──ミーティアとしての強さの部分はどうですか?

橘:2人に比べると強さというのは見えづらい部分があると思います。あまり芯が強くはなくて心が揺れがちですが、それに対して自分でもがいて頑張ることで芯を貫き通す。この過程が泥臭いというと少し違うかもしれませんが、一番人間らしくて自然体な子なのかもしれないです。

後編はこちら

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テレ東系列6局ネットほかにて好評放送中の、キングレコード、アリア・エンターテインメント、タカラトミーによる完全オリジナルTVアニメ『プリンセッション・オーケストラ(以下、プリオケ)』。『戦姫絶唱シンフォギア(以下、シンフォギア)』シリーズのスタッフをはじめとする豪華クリエイター陣による“歌いながら戦う”ヒロインアニメというコンセプトに、子供はもちろん大人からも注目が集まっています。プリンセス・リップル/空野みなも役・葵あずささん、プリンセス・ジール/識辺かがり役・藤本侑里さん、プリンセス・ミーティア/一条ながせ役・橘杏咲さんへのインタビュー後編は、初挑戦となる「歌アフレコ」の感想や、3人によるユニット「オルケリア」についてお話を伺いました。前編はこちら 南條愛乃さんからの「歌アフレコ」へのアドバイスとは?──本作では通常のアフレコに加えて「歌アフレコ」もあるそうですが、実際にやってみた感想はいかがですか?プリンセス・リップル/空野みなも役・葵あずささん(以下、葵):みなもちゃんのお母さん役で南條愛乃さんが出演されていて、収録が同じだった時に南條さんに「まだ歌アフレコで歌に感情を込めきれないんですが、どうやったらも...

 
取材・記事:岩崎航太、編集:太田友基、写真:胃ノ上心臓

 

作品概要

プリンセッション・オーケストラ

あらすじ

アリスピア――そう呼ばれる不思議の国は、今よりもずっと昔から世界のどこかに存在していた。

そこには楽しいことが大好きな住民アリスピアンたちが暮らしていたが、いつしか謎の怪物ジャマオックが現れるようになり、穏やかだったアリスピアの平和は、少しずつ脅かされるようになっていった。このままではアリスピアからキラキラとした輝きが失われてしまう――。

そんなピンチにあっても、胸に歌を忘れない『プリンセス』たちの冒険を描いた物語。

勇気と元気がたくさん詰まった、ポップソング・ファンタジア――プリンセッション・オーケストラ

キャスト

空野みなも/プリンセス・リップル:葵あずさ
識辺かがり/プリンセス・ジール:藤本侑里
一条ながせ/プリンセス・ミーティア:橘杏咲
陽ノ下なつ:藍村光
ナビーユ:下野紘
赤の女王:水樹奈々
白の女王:花澤香菜
カリスト:小林千晃
ギータ:千葉翔也
ベス:榎木淳弥
ドラン:武内駿輔
風花すみれ/花の騎士シンシア:鬼頭明里
風花りり/花の騎士ピュリティ:伊藤美来
空野誠志郎:日野聡
空野ようこ:南條愛乃
空野りく:若井友希
根津あいこ:逢田梨香子
姫崎みらい:夏吉ゆうこ
佐藤かえで:阿澄佳奈
日村みかん:大久保瑠美
奏美えな:松田利冴
奏美ろな:松田颯水
曽本さき:久野美咲
葉加瀬まなび:内田真礼
風花すみれ:鬼頭明里
田中まい:和氣あず未
グリムさん:新井里美
カメオさん:子安武人
ダック軍曹:大塚芳忠
副官:畠中祐
ドドメさん:森永千才
タマゴ:朝井彩加

(C)Project PRINCESS-SESSION

 

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