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『ゾンビランドサガ』本渡楓×河瀬茉希×田中美海 座談会【連載】

【連載】TVアニメ『ゾンビランドサガ』本渡楓×河瀬茉希×田中美海 座談会|個性が際立つキャラクターたちの役づくり【SAGA:06】

「ゾンビ」&「アイドル」&「佐賀」の斬新コラボと、毎回の挑戦で話題のTVアニメ『ゾンビランドサガ』。アニメイトタイムズでは放送を記念して連載企画「ゾンビランドサガ広報誌」をお送りしています。

今回は源 さくら役・本渡 楓さん、紺野純子役・河瀬茉希さん、星川リリィ役・田中美海さんのフランシュシュのメンバー3人が登場! 昭和のアイドルの純子と平成のアイドルの愛が衝突! フランシュシュに危機が訪れた第6話を振り返っていただきつつ、作品の印象や各キャラを演じる時に心がけていることなどについて語っていただきました。

※※※第6話のネタバレを含んでいます。本編視聴後にご覧いただくことをお勧めします※※※


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愛と純子それぞれのアイドル感がグループの危機に! 初の前後編にドキドキさせられた第6話
――第6話を振り返ってみての感想や印象的なシーンを教えてください。

源 さくら役 本渡 楓さん(以下、本渡):フランシュシュの子たちがそれぞれ生きて死んだ時代の違いが一番活かされていたお話だったのかなと感じました。

愛ちゃんのアイドルとしての考え方も純子ちゃんの考え方もどちらも間違っていない分、衝突した2人に対してどう接して、解決したらいいのか、わからなくて、さくらにとってもツライ状況になってしまいました。

チェキ会の時、純子ちゃんが「ステージ上からファンを魅了するのがアイドルです! これのどこにアイドルがあるんですか!」と拒絶する流れが印象的でした。

紺野純子役 河瀬茉希さん(以下、河瀬):オーディションの時に純子の死因に関しては軽く聞かされていたんですけど、その死因に触れた回でした。自分のキャラが死ぬのが初めてだったので、台本を読んだ時はすごくツラくて。

死因のこともそうですが、自分の考え方がみんなと違うことに戸惑ったり、「何でかな?」と悩んだり。「私と水野さんたちでは『ファンに支えられている』の意味が違うんです!」のように語気が強いセリフを発するのも初めてだったので、私自身も悩みました。

実際、愛ちゃんと言い合いになったシーンも何度かリテイクして。純子らしいけど、純子らしくない、印象的な回でした。

 
「頑張れ!」と思いながら収録。初の野外フェス出演が決まりどうなるフランシュシュ!?
星川リリィ役 田中美海さん(以下、田中):ここまではハチャメチャながらも何とかみんなでやってきたけど、フランシュシュにとって初めての壁にぶつかった感じがしました。

愛と純子それぞれが言っていることもわかるし、生まれた時代が違うメンバーが集まったフランシュシュじゃなければ生まれない壁だと思うし、この壁を乗り越えたらもっと素敵なグループになれるはずと心の中で「頑張れ!」と思いながら収録していました。

リリィも2人のケンカを止めに入ったり、愛ちゃんに話しかけたり、彼女なりに何とかしようと試みました。

河瀬:リリィちゃんは一番年下なのに気を遣わせちゃってゴメンね。

田中:意外に全体が見えているからこそ、みんな仲良くしてほしいと思うんでしょうね。

――昭和のアイドルと平成のアイドルの考え方やあり方の違いが浮き彫りになりましたね。

河瀬:最初は、そんなに違わないんじゃないかなと思ってました。でも収録が進んでいくと結構違うものだなと。昭和の時代では、アイドルとファンの距離感は今ほど近くなかったと思うので。

本渡:昭和のアイドルって高嶺の花という感じだったのかな?

田中:憧れだけど遠い存在みたいな。

――純子と愛が衝突して、メンバーの想いや関係性が揺れるなか、サガロックという野外フェスへの出演も決まって。

田中:今まで1話でお話が完結していたので、2話にまたがるお話も初めてで楽しみです。

河瀬:果たして、フランシュシュはどうなるのか? 次回に期待! ですね。

 
オーディション時と初の収録でガラリと変わった作品の印象。幸太郎のセリフに「だまされた」と確信!?
――河瀬さんと田中さんが感じた『ゾンビランドサガ』という作品の印象をお聞かせください。

河瀬:「ゾンビ」と「佐賀」と「アイドル」をミックスするなんて、おもしろいことをするなって(笑)。

田中:最初の印象とだいぶ違って。オーディションの時はもっとちゃんと……。

本渡:「ちゃんと・・・」(笑)

田中:いやいや(笑)。シリアスなお話なのかなと思っていて。

河瀬:私も。ゾンビなのにアイドルをやるって過酷なことだと思うし、オーディションの時もシリアスなシーンのセリフが多かったので。でもあんなに腕や頭がぽーんと飛ぶなんて思ってもみなくて。台本や資料を読んだ時はビックリしました。

田中:始まってみたら想像以上にハチャメチャ過ぎだし、幸太郎さんもぶっ飛んでいるし、それに食らいついていくさくらもすごいし。「だまされた!」って思いました(笑)。

河瀬:1話の台本の幸太郎のセリフを見て、「これはおかしいぞ」と思ったけど、アフレコで宮野真守さんが演じているのを聞いて確信しました。

田中:でもみんな、状況にただあたふたするだけでなく、「生きる」ために必死で頑張っている姿に驚きました。あとみんな思った以上に貪欲だなと(笑)。

 
スタッフが1つ前の回を超えようとする意気込みが毎回続くすごさと真剣さ
――本渡さんには連載第1回で作品の印象をうかがいましたが、ここまで演じてきた中で印象の変化はありましたか?

本渡:驚きは毎回あるんですけど、スタッフさんたちが毎回、1つ前の回を超えていこうという意気込みを感じるくらいのネタの仕込み具合がすごくて。大きな仕掛けから、すみっこにいるたえちゃんやロメロちゃんが何かしていたり、そんな細かい部分まで作りこまれています。

それが毎回続いているので、最初のインパクトも強かったけど、今に至るまでも常に全力で絞り出しているのがわかって。ギャグだけど、その本気さも、見てくださる皆さんにもわかっていただけているはずという実感もあります。作品のテンションはヤバいけど(笑)、作る姿勢はみんな真剣なんだと。

 
自分の限界を突き破ろうと頑張るさくらの姿に尊敬。初挑戦の唐津弁も楽しい!
――そしてここまで演じてきた中でのさくらの変化は?

本渡:1話では状況をまだのみ込めなくて、あわあわしてて、この世界でちゃんとやっていけるのかな? と心配だったけど、2話以降、自分の限界をナチュラルに突き破って、みんなに必死に食らいついている姿を見て、尊敬できるところが見つかったり、頼もしいなと思えるようになりました。

ただこの段階でも唯一、意識はあるけど過去の記憶が戻っていない子なので、今後物語に関わってくるのかたのしみです。さくらちゃん以外の子は色が濃くて、時代背景も強い中、みんなと自然に接していて。いろいろなことが起きているけど、そこは変わらずに大事にしたいなと思って演じています。

――方言は慣れましたか?

本渡:最初よりは慣れた……かな?

河瀬:聞いてて全然違和感ないよ。

田中:うん!

本渡:ありがとう!唐津弁を教えてくださる方言指導の先生とも仲良くなれました。私、名古屋出身なんですけど、文字面だけだと若干似ている部分もあって、たまにお母さんと電話した後だとよく間違えちゃって。

河瀬:名古屋の言葉になっちゃう?

本渡:そう。それで「あっ、違う! 違う」って。唐津弁はまだ難しいけど、楽しいです。

 
おどおどした話し方でも真面目で芯の強さがある純子。意識しているのは「イメージを崩さないように」!?
――演じるキャラの印象と演じる時に心がけていることを教えてください。まずは純子について。

河瀬:純子はオーディションの資料をいただいた時は絵だけだったので、クールな感じなのか、おとなしい感じなのかなと悩みました。でも台本を読むとおどおどしたしゃべり方をしてて。

元々、アイドルだから他の子たちにしっかり取り組まなくちゃいけないと言ったりする真面目さも見えていたけど、お話が進むと主張したり、芯の強さも見えてきて。言葉数も少ないし、声も小さいから弱い感じに見えるけど、伝えたいことは伝えるし、譲れないことや守りたいものはちゃんと守ろうとするしっかりした子だなと。

私よりもしっかりしていて、強いし、大人だなと思いました。そんな子だからこそ頑張って、昭和の時代に伝説と呼ばれるほどのアイドルになれたんでしょうね。

――もう1人のアイドル経験者の愛との差異を出すのは大変だったのでは?

河瀬:2人はキャラが違うし、セリフにもしっかり差があったので、それほど意識することなく、自然に演じさせていただいています。

ただ演じ慣れていないタイプの、おとなしいしゃべり方をする子なので、気合を入れて演じています。あとは昭和のアイドルは清純で近づきにくいオーラもあるので、そのイメージを崩さないように頑張ってます(笑)。

 
リリィは子役だけど意外に大人。幸太郎のお芝居に背中を押されて思い切り自由に!?
――ではリリィについての印象をお聞かせください。

田中:リリィは一番年下で、身長も低いこともあって、自由にやっていいんじゃないかって思いました。そして2話でたえちゃんの首が飛んで行った時、「実況風にやってください」と言われて「ああ、そんなに自由でいいんだ」と確信しました(笑)。なおかつ幸太郎さん役の宮野さんの素晴らしい演技で引っ張っていただいて。

「もっとやっていいんだぞ」と背中で表現していただいているのを見て、「私もやってみよう!」という勇気をもらえて、実際にやってみたらOKをいただきました。あと周りのメンバーをおちょくるような感じを常に心がけています(笑)。

――自分がかわいいと主張しているのはリリィだけですよね。

田中:そうですね。でも自分勝手ではなく、子役として場数も踏んでいるからこそ、周りも見えているし、意外に大人で。だけどおちょくる時は子供らしく。そんないろいろな表情が見られるのがリリィの魅力かなと思います。

――皆さんがそれぞれ演じている声や演技を見聞きした感想は?

田中:一番最初のアフレコの時、全員イメージ通りだなと思いました。そして2話でキャラの個性がガンガン出てきて。

河瀬:話数を重ねるごとにイメージを超えていくから、みんなどんどんおもしろくなって。それを見て、「よし! 私も面白くしよう!」と思ってやってみたら「今のは普通に」と言われて「わかりました」って。

一同: (爆笑)

河瀬:たまに素が出ちゃって、キャラがブレてしまうので気を付けてます。

本渡:よく話題になっているのは、あのリリィちゃんの声の高さで、OP曲やED曲や挿入歌を歌うのはすごいねって話しています。

河瀬:かわいいよね。

本渡:ぼそっと毒を吐いても「かわいいからいいよ!いいよ!」って。純子ちゃんは、茉希ちゃんの声もそうだけど、初めて会うタイプのお芝居の方で、すごく不思議で。空間を感じるしゃべり方をするなぁって思います。

田中:わかる! わかる!

本渡:その空間があるから触れられないアイドルなのかなと思うし、身近じゃないしゃべり方が役にハマっていて凄いです。

河瀬:ありがとう。照れるわあ。

本渡:歌もすごくうまくて。声量もあって。

河瀬:歌は「本当に純子?」という感じで申し訳ないんですけど。

田中:全然、純子だよ。

本渡:だからキャストさん全員はもちろん、この2人も役にハマっているということは激しく同意します!

田中:うれしい!

 
河瀬さんと田中さんによるさくらの評価は?
――さくらは唯一のツッコミ役で、テンションも高くて、方言も使うので大変そうですね。

田中:本当にそうですよね。

河瀬:見てくださる方が一番投影しやすいキャラだと思うし。みんなのことを一番見ているキャラであり、みんなに寄り添ってくれるキャラを優しく、丁寧に演じてくれているなと。

1人ひとりがさくらに救われている部分もあるので、主人公キャラなのにみんなを抱きしめる包容力が出ていて、さくらにピッタリだなと思います。方言もナチュラルだよね。私には絶対言えない!

田中:しかも全部方言だもんね。

河瀬:最初のアバンも毎回早口で。

田中:毎回、すごくなってるから。楓ちゃんができちゃうからどんどんエスカレートしてます。さくら以外のメンバーが個性的過ぎるので、それをまとめる中和剤的な役割を果たしていると思うし、さくらがいるからフランシュシュは成り立っていると本当に思う。

そんなバランスを、楓ちゃんはうまく取っていて、更に爆発力もあるから幸太郎さんともバチバチにやれるし。すごい子だなって思います。

本渡:ありがとう!

 
かわいくて、めちゃめちゃ動く映像とフランシュシュ以外の濃いキャラに驚き
――映像をご覧になった感想は?

本渡:めちゃめちゃ動きますね。これがMAPPAさんなんだと。

田中:みんな、かわいいよね。ゾンビの状態でも。

河瀬:メイクしても、してなくても。

田中:二度おいしい、みたいな。

本渡:警察官さんには撃たれちゃいますけど(笑)。

河瀬:あっちの世界の人にはこう見えているんだなという表情は怖いよね。私たちにはフィルターがかかっているからわからないけど。

本渡:ライブシーンのお客さんも個性が強い人たちが散りばめられていて、細かいですよね。

河瀬:2話のラップバトルの時なんて、拝んでいる人もいて。

本渡:数珠の音が激しくて。

田中:フランシュシュ以外のキャラもすごいよね。デスおじとか。

 
インパクト大のOPと水彩タッチがきれいなEDの落差。OP曲のレコーディングはヘロヘロに
――OPとEDもかなりインパクトがありますよね。

田中:OPは「何のアニメが始まったんだ?」みたいな。

本渡:もしかしたら最終話ではこんなふうになっているのかな? と想像したり。

田中:さくらの口上も入るし、SEも入るし。サプライズも結構多いですね。

本渡:OP曲「徒花ネクロマンシー」は、仮歌をもらった時からビックリしてました。

河瀬:歌うのは結構大変でした。最後はもうヘロヘロになっちゃって。ハモりも私とさくらでやったんですけど、その時には立っていられなくて。あの曲はみんな、熱がこもって、映像も歌もコーラスもすごくて。「光へ」が流れるEDもきれいだしね。

田中:水彩タッチのね。

河瀬:登場する佐賀の風景もきれいで。

本渡:作品のツイッターに出てくるロメロちゃんのぬいぐるみをあそこに置いて写真を撮りたくなりました。

田中:いいよね! ぜひ実写版で。作中に毎回、佐賀県の実在する場所が登場するので、聖地巡礼もしやすいと思います。

 
純子と愛の衝突や初の野外で嫌な予感が。河瀬さんいわく「一番好き」な第7話を乞うご期待!
――第7話の見どころを教えてください。

田中:純子と愛の衝突から初めての野外&大舞台のサガロックをどう乗り越えていくのか、に尽きますね。

河瀬:6話も好きだけど、この7話が一番好きです。時代や考え方の違いがぶつかって、純子も愛も彼女たちなりにどうすればいいのか考えているし、周りの人たちのかけてくれる言葉も素敵で。

また愛が雷が直撃して亡くなったというトラウマがあるなかでの野外ライブが決まって、皆さんも嫌な予感がプンプンしていると思いますが見守っていただけたら。涙なしには見れないぜ(笑)。

本渡:チームでやっているからこそ生まれるものが7話で描かれていて。演じていても、皆さんの背中を見ている時も心地よくて。フランシュシュをもっと好きになってもらえるような回です。相変わらずおもしろい要素も組み込まれているけど、この回ではそれがやたらカッコよく見えると思います。

(C)「ゾンビランドサガ製作委員会
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