
なぜシャアはガンダムを鹵獲できたのか?〜成功へ導いた5つの要素〜|『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第2話「白いガンダム」考察
5. 赤い彗星の「勘」が覚醒!
偵察任務は指揮官自ら行かなくても構わないように思いますが、『ジークアクス』のシャアは『ファーストガンダム』第30話「小さな防衛線」のように自ら赴くことを選びます。ジーンのザクが何故か故障したことも大きな理由ではありますが、考えてみればザクはシャアの赤いものがあるので一応3機はこの時点で用意できるはず。
シャア用のセッティングなどがされている可能性はありますが、最悪戦闘ではなく偵察だけならデニムあたりに自身のザクを貸して、『ファーストガンダム』と同様にデニム、ジーン、スレンダーの三人で向かわせることもできたのではないでしょうか。他にも、デニムとスレンダーだけ向かわせてふたりに無理はさせないということも可能ではないでしょうか。
ですが、シャアは最初から自分でサイド7へ行くことを選びます。この理由について、『ジークアクス』第2話でドレンにシャアが「赤い彗星の勘」だと語ったとされる描写があります。この“勘”という言葉で思い出されるのがガンダムシリーズ、それも宇宙世紀を舞台とした作品で頻出する“ニュータイプ”と呼ばれる存在のこと。
ニュータイプたちは非常に勘が鋭く危機察知が異様に早いといった特徴があり、シャア自身も実際にそんなニュータイプへと覚醒するのですが、少なくとも『ファーストガンダム』ではアムロやララァ・スンよりもその能力は少し劣っているところがあったはず。
しかし、『ジークアクス』のシャアはこの段階から非常に勘が優れているように思います。後に「私はただ勘の良いだけの男です。大佐のお役に立てるとは思いませんが」と謙遜するシャリア・ブルに対しても、「君ならできる。私の勘だ」と自身の勘を信じて大きな信頼を寄せています。
もしかしたら、『ジークアクス』のシャアは『ファーストガンダム』のシャアよりもニュータイプ能力に優れている可能性があるのではないでしょうか。α型サイコミュとビット(※おそらくララァが乗るはずだったモビルアーマー・エルメスに搭載されるはずだったものか?)をガンダムに搭載させて使いこなしていることも気になります。
赤いガンダムにビットを搭載したシャアの上げた戦果は凄まじいものがあり、次々と地球連邦軍の主力艦隊の戦艦たちを撃沈していました。この時点のシャアがサイコミュでこれだけの活躍をするなんて、もしかしたらララァやアムロと並ぶくらいにはニュータイプ能力がある……のかも!?
もし本当に、シャアのニュータイプ能力が『ジークアクス』では『ファーストガンダム』から続く正史世界よりも高まっているとして、そんなシャアがアムロやララァとめぐりあいをしたら一体どんなことが起こってしまうのか。シャアは、ゼクノヴァで行方不明になってしまいましたが、そんな状態のシャアがどんな光景を見せてくれるのかも気になるところです。
以上、『ジークアクス』第2話「白いガンダム」の考察記事をお届けしました。ぜひみなさんも様々な側面から色々な作品の世界を考え、SNSなどを通して共有してみてはいかがでしょうか!
[文/胃の上心臓]
関連情報
あらすじ
キャスト
ニャアン:石川由依
シュウジ・イトウ:土屋神葉
シャリア・ブル:川田紳司
シャア・アズナブル:新祐樹
エグザベ・オリベ:山下誠一郎
コモリ・ハーコート:藤田茜
アンキー:伊瀬茉莉也
ジェジー:徳本恭敏
ナブ:千葉翔也
ケーン:永野由祐
ハロ:釘宮理恵
ポメラニアン:越後屋コースケ
デニム:後藤光祐
ドレン:武田太一
ラシット:広瀬さや
コワル:村井雄治
オシロ:中村源太
セファ:渡辺理沙
ベノワ:江越彬紀
アラガ:丹羽正人
ラゴウチ:下山吉光
ワード:家中宏
チャイチ:福原かつみ
マーコ・ナガワラ:稲田徹
カムラン・ブルーム:興津和幸
シイコ・スガイ:塙真奈美
ボカタ:金田愛
モスク・ハン:菊池康弘
ガイア:上田燿司
オルテガ:浜田賢二
キシリア・ザビ:名塚佳織
デニム:後藤光祐
ドレン:武田太一
パオロ・カシアス:中博史
マリガン:斉藤壮馬
フラナガン:白熊寛嗣
シムス・アル・バハロフ:庄司宇芽香
バスク・オム:安元洋貴
ゲーツ・キャパ:村瀬歩
ドゥー・ムラサメ:金元寿子
ミゲル・セルベート:八代拓
ウラガン:山下タイキ
トクワン:佐々木啓夫
マ・クベ:杉田智和
タマキ・ユズリハ:釘宮理恵
アサーヴ:内山昂輝
ララァ・スン:羊宮妃那
ヴァーニ:小倉唯
カンチャナ:菱川花菜
レオ・レオーニ:檜山修之
ティルザ・レオーニ:前田玲奈
タンギ:中務貴幸
(C)創通・サンライズ













































