
日車寛見の領域展開「誅伏賜死」が発動!──TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」第55話「東京第1結界②」(第3期 第8話)を振り返ろう! 第56話「東京第1結界③」の見どころもお届けします!
人の負の感情から生まれる化物・呪霊と戦う呪術師たちの奮闘を描いた大人気漫画『呪術廻戦』(著・芥見下々先生)。2020年にテレビアニメ化されて以降、劇場版を含めたアニメシリーズは公開・放送されるたびに大きな話題となりました。
そんな本作のテレビアニメシリーズ第3期目となる「死滅回游編」が2026年1月より放送開始。本稿では各話ごとにファンが注目したポイントや盛り上がった箇所を中心にその内容を振り返っていきます。
今回は第55話(第3期第8話)「東京第1結界②」。前半では日車寛見の過去、後半では虎杖悠仁と伏黒恵、それぞれの現在が交錯する構成で描かれました。日車の領域展開に加え、羂索の思惑を示唆する新情報も提示され、物語は大きく前進。重要人物たちの視点ごとに、エピソードを整理します。
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
正義の弁護士、日車寛見の開花
第54話で、100点以上を保持する泳者(プレイヤー)として名前が挙がった鹿紫雲一と日車寛見。虎杖と伏黒は、日車の得点を用いて総則(ルール)を追加するため、第2結界へ向かいます。
第55話前半では、その中心人物・日車の過去が掘り下げられました。
「自分がおかしいと感じたことを放っておけない」——その性分どおり、日車は世間が有罪と断じる事件でも被告人を信じ、地道に証拠を集める正義感に溢れた弁護士でした。その甲斐あって、殺人事件の被告・大江の無罪を勝ち取ったとき、大江は涙ながらに日車に感謝を伝えます。しかし控訴審では一転、無期懲役の判決が大江に下されてしまいました。大江の絶望に満ちた視線を受けた瞬間、日車の内に蓄積された鬱憤は限界を迎えます。
「やり直しだ」。その言葉とともに日車の背後に出現したのは、天秤を模した式神のような存在。こうして日車は術者として開花したのです。彼がガベル(裁判槌)を打ち鳴らす姿からは、法に裏切られた男の怒りと絶望が垣間見えるようでした。
日車と虎杖が対面! 交渉は決裂し……
時は現在に戻り、虎杖の視点へ。甘井凛から日車は“池袋”にいると教えてもらった虎杖は、甘井とともに池袋に向かっています。
道中では、甘井の学生時代の回想シーンが挟まれました。いじめっ子に目を付けられないよう、目の前でいじめが行われていても見て見ぬふりをしていた甘井。そんな場面に虎杖が颯爽と現れ、いじめっ子たちを倒していったところを甘井は間近で見ていたのです。
そんな過去を経て、現在。日車のいる劇場まで虎杖を導いた甘井は、いつまでも変わっていない自分の弱さを悔いているのか、「ごめん」と謝りながらも虎杖の背を見送ります。
一方、虎杖はついに日車と対面。スーツ姿のままバスタブに浸かっていた日車は、「やってはいけないと思い込んでいたことにチャレンジしているんだ」と説明します。かつての“模範的な弁護士”からはかけ離れた様子に、驚いた方も多いのではないでしょうか。
日車とのやり取りを経て、日車は受肉した過去の術師ではなく、術式が開花した現代の術師であることに気付いた虎杖。日車の持っている100点で総則(ルール)追加をさせてほしいと頼み込みますが、「死滅回游」を終わらせたくない日車はそれを拒否します。
「死滅回游」の総則(ルール)には告訴も控訴もなく、違反すれば即座に裁かれる——その単純明快なシステムを、日車は「素晴らしい」と評価していたのです。
虎杖が戦闘態勢に入ると、日車はガベルを振り下ろし、領域展開「誅伏賜死(ちゅうぶくしし)」を発動します。法廷のような空間に閉じ込められた虎杖は、これからどうなってしまうのでしょうか。それにしても、能力開花から間もなく領域展開に到達した日車は天才としか言いようがありません。
SNSでは領域展開の演出が「とにかく格好いい!」と話題に。個人的に印象的だったのは、ガベルの音とともに、被告人たちの責めるような目がカットで入る演出です。日車が「何故私をその目で見る」と心中で問いかけてきた彼らの視線は、日車にとってトラウマのような体験になっているのかもしれません。
レジィ・スターの語る、羂索の真の目的とは?
一方、伏黒は麗美の案内で“新宿”へ。しかし、到着した先に日車の姿はなく、待ち受けていたのはレシートを身体にまとった異様な風貌の術師、レジィ・スターでした。自分が騙されたと悟った伏黒は、麗美を冷ややかに見下ろします。その鋭く射抜くような視線は、かつて不良として過ごしていた頃を思い起こさせるほどの迫力。対する麗美が「全然怖くないんだけど」と言い放つ場面からは、彼女の図太さもうかがえます。
戦闘は避けられないかと思われましたが、レジィ・スターは伏黒の実力を即座に見抜き、仲間にならないかと伏黒に持ちかけます。さらに彼は羂索と何らかの繋がりを持つ人物であることが示唆され、「死滅回游」の真の目的について新たな見解を語り始めました。
伏黒は天元から、「死滅回游」は日本国民を人ならざる存在へと変えるための大規模な儀式だと聞かされていました。しかしレジィは、鹿紫雲一や日車寛見のような突出した強者の存在を例に挙げ、いずれ実力者だけが生き残ることで回游は早々に膠着状態へ陥ると指摘します。
そのうえで彼が語ったのは、「強者だけが残った回游に羂索が爆弾を落とし、死滅回游は役割を終える」という確信に満ちた仮説でした。それを裏付けるように、別の場面では羂索がどこかの会議に招かれている様子も描かれ、計画がさらに大きな枠組みの中で進行していることがほのめかされます。
天元すら把握しきれていない羂索の本当の狙いとは何なのか。そしてレジィの言う“爆弾”とは、具体的に何を指しているのか。伏黒の前に提示された新たな可能性は、物語に一層の不穏さをもたらしました。
原作では何巻・何話の内容?
アニメ第55話で描かれた日車のバックストーリーは、原作コミックス第18巻・第159話に該当します。一方、前回の第54話に登場したオカルト研究会の先輩・佐々木と井口のエピソードは、原作では第160話にあたるため、アニメではエピソードの順序が入れ替えられています。また、レジィ・スターの登場回や、虎杖と日車の対面は、原作コミックス第19巻の内容です。
アニメ放送をきっかけに原作を読み返したい方はもちろん、これから初めて『呪術廻戦』の原作に触れるという方も、ぜひ第18巻・第19巻を読んで内容を振り返ってみてくださいね。
第56話「東京第1結界③」の見どころは?
第55話のラストでは、日車が領域展開「誅伏賜死」を発動し、虎杖との本格的な戦闘が幕を開けました。「誅伏賜死」で現れた法廷のような空間は、どのような効果を持っているのでしょうか。そして、虎杖はこの“裁判”をどう切り抜けるのでしょうか? 次回、第56話「東京第1結界③」も見逃せません!
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— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) February 26, 2026
「#死滅回游 前編」
第55話(第3期 第8話)
ご視聴ありがとうございました!!
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「死滅回游 前編」
次回第56話(第3期 第9話)
「東京第1結界③」
3月5日(木)深夜0:26(24:26)~
放送をお楽しみに!!#呪術廻戦 #jujutsukaisen pic.twitter.com/bkFpzhWYCH
[文/柴山夕日]
作品情報
あらすじ
ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。
そこに単独で乗り込む現代最強の呪術師・五条悟。だが、そこには五条の封印を目論む呪詛師・呪霊達が待ち構えていた。
渋谷に集結する虎杖悠仁ら、数多くの呪術師たち。
かつてない大規模な呪い合い「渋谷事変」が始まる―。
そして戦いは、史上最悪の術師・加茂憲倫が仕組んだ殺し合い「死滅回游」へ。
「渋谷事変」を経て、魔窟と化す全国10の結界(コロニー)。
そんな大混乱の最中、虎杖の死刑執行役として特級術師・乙骨憂太が立ちはだかる。
絶望の中で、なおも戦い続ける虎杖。
無情にも、刃を向ける乙骨。
加速していく呪いの混沌。
同じ師を持つ虎杖と乙骨、二人の死闘が始まる——
キャスト
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会


















































