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アニメ『サイボーグ009 ネメシス』島村ジョー役・梶 裕貴インタビュー

「幅広い世代の方に刺さる作品になっていると思います」──アニメ『サイボーグ009 ネメシス』009・島村ジョー役を演じる梶 裕貴さんインタビュー

この時代だからこそ多くの人に観てほしい

──楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

梶:ゼロゼロナンバーサイボーグたちは、人種も、国籍も、生い立ちも、それぞれ違います。ジョーも、日本人の母親と外国人の父親のもとに生まれています。

今でこそ「多様性」という言葉や意識は一般的になってきていますが、これまでの日本の文化には、どこか「みんなで足並みを揃えることこそが美学であり、そこから外れるのは和を乱すという者」というような風潮があったように感じられていて。そんな空気感の中で、個が目立った表現や力を発揮するのは、少し難しい側面もあったのではないかと思うのです。

しかし、1960年代に描かれ始めた『サイボーグ009』では既に、背景の異なる9人がお互いの個性を尊重しあい、力を合わせて戦っていました。今回、あらためて石ノ森先生の原作に触れ、不思議なほど今の時代とテーマがリンクしていることに衝撃を受けました。

ありがたいことに近年、欧米やアジア諸国をはじめ、中東や南米など、世界中で開催されるイベントにご招待いただく機会が多いのですが、そこでも地域問わず、アニメというコンテンツが「誰もが等しく楽しめるもの」として存在していることを肌で感じます。

それこそ言語や宗教、文化など様々な垣根を超えて、みんながひとつになれるような計り知れないパワーを持っているのではないかと、本気で思います。『サイボーグ009ネメシス』という作品にも、そんな可能性を強く感じますね。

シリアスな物語ではありますが、肩肘張らずに楽しめる上質なエンタテインメントであることに変わりはありません。まずは難しいことを考えずに、ワクワクドキドキしながら本編をご覧いただけましたら幸いです。これまでのシリーズファンの方にはもちろん、本作で初めて『サイボーグ009』に触れられるという方にも、間違いなく楽しんでいただける内容になっているかと思います。

そのうえで、作品を受け取った方それぞれが、「自分の中にある正義とは何なのか」、「自分が今すべきことは何か」を見つめ直すきっかけになったら素敵ですね。もしかするとその問いは、原作者である石ノ森先生が作品の中で表現されてきたメッセージにも通じているのかもしれません。

──配信をご覧になった方はハッシュタグ「加速装置」で盛り上がってもらったり、子供たちには「加速装置」ごっこをしてもらえたらいいですね。

梶:「あとは勇気だけだ」のセリフも、合わせてつぶやいていただいて(笑)。009の加速装置は、もはや作品の代名詞でもありますし、もちろんバトルでもカギを握る重要な能力なので、使われるシーンや表現方法にも注目して、存分に楽しんでいただければ幸いです。

 

作品情報

サイボーグ009 ネメシス

あらすじ

サイボーグ戦士たちは誕生以後、半世紀以上にわたり平和を脅かす様々な敵から人々を守ってきた。しかし、なおも戦いは続いている――。

そして今。
009たちでは世界を安寧に導くことはできない、そう信じた9人のサイボーグ集団「ネメシス」が現れた。
重力を操るサイボーグ・グラビトンが率いる彼らの目指す理想とは?

私たちは世代交代を目撃するのか!?

キャスト

009/島村ジョー:梶裕貴
N001/ミュウ:日高里菜
N002/ブリザード:細谷佳正
N003/クラック:神谷浩史
N004/オプロ:井上喜久子
N005/アスピダ:稲田徹
N006/ブリッツ:若山詩音
N007/モーフィン:内田真礼
N008/デプス:佐倉綾音
N009/グラビトン:中村悠一
001/イワン・ウイスキー:皆川純子
002/ジェット・リンク:宮野真守
003/フランソワーズ・アルヌール:早見沙織
004/アルベルト・ハインリヒ:杉田智和
005/ジェロニモ・ジュニア:安元洋貴
006/張々湖:かぬか光明
007/グレート・ブリテン:利根健太朗
008/ピュンマ:林勇
アイザック・ギルモア:山路和弘
ロベール・ゴルバート:奈良徹
イスパノ・ガルシア:下野紘

(C)石森プロ
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