たったひとりのステージ。“歌のみ”で伝える自分の色　ミュージックレイン3期生の相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんによる『⽇々荘3号館〜#にちにちさんPlaylist〜』夜の部レポート

先輩たちの曲を自分色に。最後は全力パフォーマンスで「裏と表」

見事、ソロステージをやりきった5人は再びステージに集結し、いつものまったりとした雰囲気でグッズを紹介。一度クールダウンしたところですが、橘さんの「みんな、まだまだ声出せますか？」という問いかけに、待ってましたと言わんばかりの歓声！　続いての曲は、5人揃っての「ドキッ！こういうのが恋なの？」（えり～な（キャナァーリ倶楽部））。

2022年11月に開催された『日々荘3号館～いいこの文化祭～』で披露されたこの曲は、観客との掛け合いが重要。住人さんたちの予習はバッチリで、5人からのコールに「か〜もね、はい！」、「はい、はい、はい」と華麗にレスポンス。5人と住人さんたちは、息のあったノリノリのパフォーマンスを一緒に作り上げました。

会場のボルテージが最高潮に達したところで、次の曲として「MOON SIGNAL」（スフィア）を披露！　2023年1月の『日々荘3号館～一富士二鷹3号館～』で披露するにあたって先輩の寿美菜子さんに指導してもらった思い出を振り返った5人は、その当時の想いを胸にパフォーマンス。キレのあるダンスはもちろん、本家直伝のハモリなど、ありったけの想いを歌に乗せて客席にぶつけました。

勢いそのまま、こちらも先輩たちのユニットであるTrySailから「ホントだよ」。「MOON SIGNAL」でのクールな姿から瞬時にかわいさ満点のパフォーマンスに切り替えた5人は、本家の振付け師・HIROMI先生によるキュートな振り付けを披露！　客席から思い思いの言葉が贈られる中、メッセージ性満載の一曲を歌い上げました。

先輩たちの曲を大事に、3期生ならではの色で住人さんたちに届けた5人。最後の一曲を前に、告知コーナーに！

次回の「日々荘」として、2024年2月10日に「LAWSON presents トーク＆バラエティイベント日々荘3号館〜にゃんと楽しいバレンタイン〜」を開催することを発表！　そのほかにも既出となる数々のイベントも告知。来年までトークやライブイベント盛りだくさんとなり、彼女たちのさらなる活躍に期待が集まります。

数々のイベントに向けた大きな一歩ともなった今回のライブ。夏目さんは「まだまだお会いできる予定があります。それに向けてみんなでエネルギーを溜めないとね」と先を見据えた前向きなコメント。しかし、終演を迎えるのは悲しいようで宮沢さんも「やだやだ！」と、まだ終わりたくない正直な気持ちを吐露しました。

ソロステージではずっと緊張していたと明かしたのは宮沢さん。メンバー、住人さん、スタッフのおかげで歌いきれたと感謝を表すと「楽しかったので、またこういった機会をいただけるように精一杯がんばっていきますので、これからもよろしくお願いします！」とメッセージを残しました。

まだまだ元気いっぱいの相川さんは、「前回の相川よりはちょっと成長できたかなと思うんですけど、まだ伸びしろが全然あると思うので、次はもっと良い相川を、そして3期生を見せられるように日々精進して参ります」とさらなる成長を期待させました。

違うテイストでありながら、それぞれ激しい曲を歌いきった日向さんは、「普段とは違うかっこよさを見せつけられたんじゃないかなと思いますが、どうでしたか !?」と問いかけると、一際大きな歓声と拍手が。「私はやりきったので。今のところは反省の箇所は見当たらない」と豪語しつつも、ポケモンのように進化して、いつか先輩たちのような大きな存在になりたいと目標を掲げました。

昼の部では悔しい思いもあったという橘さん。しかし、「やりきったと思う」と感慨深い様子を見せると、「みなさんがいるから良いものを見せたいと思うし、みなさんにかっこいい私を見てもらいたいなと思う。本当に（みなさんが）力になっていて。いつも本当にありがとうございます」と住人さんたちに感謝を伝えました。

全員挨拶を終え、最後の一曲が始まろうとするも、住人さんたちは「えぇ〜！」と名残惜しい様子。それは5人も同じ気持ちですが、「まだまだ足りないんじゃないですか？　まだまだ盛り上がれますか？」と再び住人さんたちのハートに火を灯し、最後の曲「裏と表」（月のテンペスト）を披露しました。

イントロが流れると、フォーメーションを整えた5人は再び凛とした顔つきに。相川さんの歌い出しとともにイントロが流れると、5人は軽やかな足取りのダンスと透き通るような歌声で魅惑の空間を創造！　曲の疾走感、客席の熱気に負けない、今の3期生による全力のパフォーマンスをやり切り、最後は全員で声を揃えて「ありがとうございました！」とステージを後にしました。

約90分、ステージを自分色に染め上げた5人。「裏と表」の歌詞にある＜もっと見てよね＞、＜もっともっともっとわたしを輝かせてみたいよ＞は彼女たちとリンクしているようで、聴いているだけで胸に来るものが。それと同時に、新たな経験を糧に彼女たちは、今後どんなステージに向かっていくのか楽しみで仕方ありません。