春アニメ『怪獣８号』放送直前AnimeJapanスペシャルステージレポート｜福西勝也さん、瀬戸麻沙美さん、加藤渉さん、ファイルーズあいさん、河西健吾さんら声優陣が作品の見どころを大解剖

2023年3月23日（土）～26日（火）にかけて開催中の世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」。本イベント2日目、24日（日）に、2024年4月13日（土）より放送開始となるアニメ『怪獣８号』のスペシャルステージが実施されました。登壇したのは、福西勝也さん（日比野カフカ／怪獣８号役）、瀬戸麻沙美さん（亜白ミナ役）、加藤渉さん（市川レノ役）、ファイルーズあいさん（四ノ宮キコル役）、河西健吾さん（保科宗四郎役）。メインキャストである5人が、初のAJステージで『怪獣8号』の魅力を“大解体”しました。

怪獣８号

日常的に怪獣が人々をおびやかす世界。怪獣を討伐する「日本防衛隊」への入隊を志していた日比野カフカは、いつしかその夢を諦め、怪獣専門清掃業で働いていた。「二人で怪獣を全滅させよう」かつてそう誓い合った幼馴染の第3部隊隊長・亜白ミナの活躍と、防衛隊を目指す後輩・市川レノとの出会いをきっかけに再び夢を追い始めるカフカ。しかしその矢先、謎の小型怪獣によって強大な力をもつ“怪獣に変身”してしまう！「怪獣８号」と名付けられ日本中から追われる存在になったカフカは、それでも防衛隊員への夢を諦めず、怪獣災害に立ち向かうのだった――。作品名怪獣８号放送形態TVアニメスケジュール2024年4月13日（土）〜テレビ東京系列ほかキャスト日比野カフカ／怪獣8号：福西勝也亜白ミナ：瀬戸麻沙美市川レノ：加藤渉四ノ宮キコル：ファイルーズあい保科宗四郎：河西健吾古橋伊春：新祐樹出雲ハルイチ：河本啓佑神楽木葵：武内駿輔小此木このみ：千本木彩花スタッフ原作：松本直也（集英社「少年ジャンプ+」連載）監督：宮繁之　神谷友美シリーズ構成・脚本：大河内一楼キャラクターデザイン・総作画監督：西尾鉄也怪獣デザイン：前田真宏美術監督：木村真二色彩設計：広瀬いづみ3D監督：松本...

怪獣の個性、キャラクター同士の関係性

MCの呼びかけに応えて、勢いよく登場したキャストたち。福西さんはAnimeJapanの登壇がはじめて。気合いが入りすぎたゆえに噛んでしまい、キャストからツッコミを受ける場面からのスタートとなりました（笑）。放送を目前に迎え「そわそわしています。でもやはり、一刻も早く皆さんに見てもらいたいです」と心境を明かします。

『怪獣８号』の魅力のひとつにあるのが、個性的な怪獣たち。福西さんは蜘蛛型の怪獣「トリコネフィラ」がお気に入りの様子。怪獣の見せ場もアニメーションで増えているので注目してほしいと話しました。

　
加藤さんは「怪獣がおどろおどろしいほど、、逃げまどう人々、立ち向かう防衛隊のカッコ良さや生々しさが光るように思います」と、作品の世界観について言及。ファイルーズさんも頷きながら、細かな部分までリアリティがあると話し「信号機に赤青黄色だけでなく、怪獣マークがある。そういう世界観の作り込みが素晴らしい」と絶賛しました。世界観の作り方が素晴らしいと感じたと言います。

　
また、防衛隊員の戦いも魅力のひとつです。瀬戸さんは「泥臭い戦い方も熱いのですが、隊長クラスの人たちの戦い方は、洗練されていて、切れ味があって」と熱弁しつつ「あ、切れ味といえば」と刀の扱いに長けた保科を演じる河西さんをチラり。

「めちゃくちゃ雑な振り方をされましたけど（笑）」とバトンを受け取った河西さん。

　
「保科は刀を使った戦い方が得意で、スピーディな動きが魅力的。そこを締めてくれるのがミナ。1発に掛ける激しさですね」と、“日本防衛隊第3部隊長”であるミナの話題へ。瀬戸さんは「あの華奢な身体からは想像がつかないような、力強い武器を使うので、そこも魅力だと思います」と話しました。ミナは、効果音もレベルが違うとは福西さんの弁（その音を表現して、客席から笑いが）。

ストーリー、キャラクターだけでなく、音も作品を盛り上げてくれる大事な要素です。全編フィルムスコアリングで制作している作品ならではの劇伴にも注目してほしいと話しました。音楽といえば、オープニングテーマはヤングブラッド（YUNGBLUD）が、エンディングテーマをワンリパブリック（OneRepublic）が描き下ろしと、ワールドワイドに展開。ファイルーズさんはX(Twitter)での全世界リアルタイム配信の試みにも言及し、世界規模のストーリーだからこそ、世界中の皆さんとの同時に感動を共有できるのは「大きな意義があること」と述べました。

　
また、カフカとミナ、ふたりの関係性も大きな見どころ。防衛隊志望であるカフカの思いを代弁するかのように、福西さんはミナを「憧れそのもの」と表現し、目を輝かせます。実際、福西さんにとって、瀬戸さんは「憧れの存在であった」そうで……「自分と同世代でありながら、高校時代から活躍している姿をいち視聴者として見ていました。憧れの人と横に並んでいるという立場はカフカとミナのよう」。

「以心伝心ゲーム」でチーム力を腕試し？

ここで2チームに分かれて「チーム力を鍛えろ！以心伝心訓練！」に挑戦。「防衛隊志願者チーム」（福西さん、加藤さん、ファイルーズさん）、「隊長副隊長チーム」（瀬戸さん、河西さん）に分かれて、与えられたお題・それぞれのチームの回答が一致したほうが1ポイントゲットできるとのこと。志願者チームは3人のため、2人ずつの参加です。

第一問は「本日の登壇者が演じるやラクター5人の中で友達になるなら誰？」（志願者チームは福西さんと加藤さんが参加／ファイルーズさんがお休み）。志願者チームの福西さんは「レノ」、加藤さんは「保科」を選び「以心伝心」が失敗に。一方「隊長副隊長チーム」はふたりともキコルを選択！　「当然の結果ね！」とファイルーズさん。「ツン」だけではない、懐の深さを持つキコルの魅力を語りました。

　
第二問は「防衛隊員になるなら武器は長距離？近距離？」（志願者チームは福西さんとファイルーズさんが参加／加藤さんがお休み）。福西さんとファイルーズさんは「近距離」で見事一致。「うちらパワー型だもんね！」とお互いに顔を合わせてにっこり。アフレコ現場でも「近距離にいるとは思えない声量でずっと喋ってるし」と笑いました。一方、河西さんは「近距離」、そして瀬戸さんが「長距離」と外してしまいます。河西さんは「福西さんやファイルーズさんのように意外と脳筋なので」と、予想外の側面が明らかに。

最後の問題は「これまでのアフレコや取材を通じて、福西さんの行動で一番印象に残っていることは？」（志願者チームは当の本人である福西さんがお休み）。シンキングタイム中「こわいよ〜！」とドキドキした様子で過ごす福西さん。

　
加藤さんは「一房のバナナ」。福西さんは現場に一房のバナナを持ち込み、それを合間に食べているそうで「そっちと悩んだの！」と叫んだファイルーズさん。ファイルーズさんは「信じられないくらいいっぱい飲み物を持ってきてる。いつも家出レベルの荷物持ってくる」と回答（笑）。その中にバナナも含まれていると主張するものの、司会者の判断は「不一致」。ちなみに、ファイルーズさんの答えと一致していたのが瀬戸さん。ペットボトルのイラスト（さらに「この水」という文字）をフリップに描いていました。アフレコ中、お気に入りの水をたくさん飲んでいるそうです。一方、河西さんは「よく笑う！」。「座長は場の空気を作る重要な役割でもある。福西くんがいつも笑顔でいてくれるからいつも現場が楽しい」と称賛しました。座長への敬意を声を揃えて表現し、和やかなムードになったものの、両チームとも不一致の結果に。しかしドローのため、両チームにプレゼントが贈られることになりました。