2024年秋アニメ『ダンダダン』モモの祖母・星子(せいこ)の情報まとめ! 強さや性格・人柄、モモとの関係に加え、星子に関する謎の考察などを一挙にお届けします!
マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中の『ダンダダン』(著・龍幸伸先生)。霊媒師の祖母を持つ女子高生・モモとオカルトマニアの男子高生・オカルンが遭遇する怪奇現象との戦いを繰り広げるバトル漫画です。
ゾッとするような奇怪なキャラクターとのスピード感あるバトルシーンや高校生たちが織り成す恋模様などが人気で、様々なメディアにも取り上げられ、各コミック賞を受賞。そんな本作のアニメが2024年10月より遂に放送されます。
本稿ではモモの祖母・星子(せいこ)の情報をまとめてご紹介! 強さや性格・人柄、モモやターボババアとの関係に加え、星子に関する謎の考察などを一挙にお届けしていきます。
※本記事はネタバレ及び考察が含まれます。
星子(せいこ)
モモの祖母で育ての親。年齢不詳の美女で、ドドリア三太の名で霊媒師をしており、家に結界を張ったり、ターボババアと渡り合ったりとその実力は確かなもの。粗野な物言いだが、情が深く、女手ひとつでモモを大切に育てている。超能力を得たモモや仲間たちを見守る存在。
強さ
ドドリア三太という不思議な名前で霊媒師をしている星子。名前からはなんとなくうさん臭さを感じるものの経歴を詐称しているアイドルの実年齢や妻子の存在を言い当てるなどその実力は確かなものです。
得意としているのは結界術で、自宅に結界を張ることはもちろん、その技を駆使して身ひとつでターボババアと渡り合ったりすることも可能。その実力は霊媒師界隈では知られた存在のようで、ジジの自宅の悪霊を祓えなかったベテラン霊媒師が最後の伝手として星子を紹介したり、除霊のために北海道まで出張したりすることも。
星子が言うには、彼女の能力は住んでいる神越市の土地神の力を借りているものだそうで、市外に出ると使えなくなるのだそう。出張先で霊を祓う場合も、その土地の神様に力を借りなければならず、その準備やお礼参りをする必要があります。
確たる実力を持つ星子ですが、その力にも何かと制限があるのです。
性格・人柄
孫がいるとは思えないほどの美貌と若々しいスタイルの星子。その人柄は非常に男前です。粗野な言動で常に勝ち気な一方で、とても情に厚く、困っている宇宙人を助けたり、非業の死を遂げた故人への弔ったりと、その行動からは温かさが感じられます。
また、非常に懐の深い人物でもあり、招き猫の姿になったターボババアだけでなく、動く人体模型やジジに憑りついた悪霊までも家族として受け入れたりと器の大きさは量り知れません。ともに妖怪や宇宙人を討伐したモモの友達に食事を振る舞うことも多く、そのせいか綾瀬家はいつの間にかみんなの集う家のような場所に。
頼りがいのある姉御肌の星子を慕う人物は多く、幅広い人脈も彼女の強み。「星子さんのためなら!」と駆けつける人や宇宙人もいるほど、彼女はいろんなところで恩を施しているのです。
星子の“お互い様”
ここで星子の格好良いエピソードをひとつご紹介します。星子はオカルンがターボババアに呪われた際、献身的に面倒を見てくれました。オカルンはその時の生活費や服の代金を新聞配達のアルバイトで稼いで返そうとします。
しかし、お金を持ってきたオカルンに対し星子は「面倒見てもらって恩義感じてんならよお その恩義は他の困ってるヤツに返すんだよ」とお金を受け取ることはしませんでした。「それが“お互い様”っつーんだろうがよ」と星子は言います。
その言葉に感銘を受けたオカルンは、自分も同じことが言えるような人になりたいと思い、困っている人を献身的に助けるようになります。星子は、モモやその友達にも尊敬され目標とされる人物なのです。
モモとの関係
女手ひとつで大切にモモを育てている星子。言葉尻は荒いものの、愛情をかけて育てており、モモを誑かす男には容赦がなく、元彼が半殺しにされたこともあるのだとか。
モモが幼い頃は反抗してぶつかることもあったようですが、内心はずっと祖母のことが大好きで、高校生になった今は育ての親である星子のことをとても大切に思っています。
モモの人並外れた胆力や勝ち気で姉御肌な性格、根性のあるところなど、その人柄に星子が大きな影響を与えていることが感じられます。
ターボババアとの関係
初めはモモに害なす妖怪であったためターボババアとは敵対していましたが、ターボババアが招き猫の姿になって同居を始めてからは何だかんだ気の合う友人のような関係に。勝ち気な性格や面倒見の良いところなど、実は似た性格の2人は馬が合うようです。
ターボババアも星子との生活を楽しんでおり、いっしょに銭湯に行ったり出張についていくことも。また、ターボババアは危険に巻き込まれるモモのそばにいてくれることも多く、星子はそのことを心強く感じています。
星子にまつわる謎を考察
作中ではモモたちを温かく見守る心強い存在として描かれる星子。それと同時に多くの謎を秘めた人物でもあります。ここからは星子にまつわる謎を考察していきたいと思います。
頑なに宇宙人を信じない
幽霊や妖怪は信じているものの、宇宙人は信じていない星子。その姿勢は、本物の宇宙人に会ったりUFOを見てもなお変わりません。言葉まで交わした宇宙人・ドーバーデーモンのことは河童だと言い張るほどその姿勢は頑な。ここまでくると少し不自然に感じられます。
星子は宇宙人について何か知っていることがあり、モモにそれを知ってほしくないのではないでしょうか。そのため宇宙人の存在を否定し続けているとすれば、頑固な態度も納得がいく気がします。
モモの両親は?
二つ目の謎は、モモの両親のこと。作中では第1話で幼い頃から「両親がいない」ということが明かされているだけで、写真や思い出の回想シーンなども描かれていません。
私は「両親は幼い頃に亡くなっている」と認識していたのですが、よくよく読み返してみると「両親がいない」としか書かれていませんでした。もしかすると両親は存命しているのではないでしょうか。
重要な情報にもかかわらず詳細が明かされていないことや、「両親が亡くなっている」と読者に思わせるようなミスリードを併せて考えると、モモの両親が作品の鍵になる可能性が浮上してきます。
果たしてモモの両親、そして星子の息子(あるいは娘)は何者なのでしょうか……。
星子の能力とモモの能力
さらに、星子とモモそれぞれの能力についても考えていきたいと思います。星子が霊媒師としての力を持っているのであれば、モモも同じように霊媒師としての力を持っていることは何ら不思議ではありません。
しかし、土地神の力を借りて結界術を使う星子と念力のような力で生物や物体を掴むことができるというモモの能力は少し性質が異なるように思えます。モモの能力に近い能力といえばセルポ星人の念力を用いた「六根」ではないでしょうか。
他の宇宙人も念力を使うかというとそうではないので、断定することはできませんが、モモの両親のいずれかが宇宙人……という可能性もありえなくはない気がします。そうであれば、星子が宇宙人を信じないことも、両親に関しての詳細が明かされていないこともつじつまが合うような……。これらの謎について知っていそうな星子。彼女の動向に注目です……!
声優は水樹奈々さん
星子を演じるのは水樹奈々さん。1月21日生まれ、愛媛県出身。『NARUTO -ナルト-』の日向ヒナタ役をはじめ、『魔法少女リリカルなのは』のフェイト・テスタロッサなど、数々の人気キャラクターを演じています。
頼れる祖母・星子
美魔女で霊媒師で頼れるおばあちゃんである星子。頼りがいのある彼女をモモや仲間たち含め多くの人間、妖怪、宇宙人が慕っています。アニメでは格好良い活躍はもちろん、ターボババアとのやりとりも見逃せません!
作品情報
作品名 | ダンダダン |
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スケジュール | 2024年10月3日(木)〜 MBS/TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて |
あらすじ | 霊媒師の家系に生まれた女子高生・モモ<綾瀬桃>と、同級生でオカルトマニアのオカルン<高倉健>。 モモがクラスのいじめっ子からオカルンを助けたことをきっかけに話すようになった2人だったが、「幽霊は信じているが宇宙人否定派」のモモと、「宇宙人は信じているが幽霊否定派」のオカルンで口論に。 互いに否定する宇宙人と幽霊を信じさせるため、モモはUFOスポットの病院廃墟へ、オカルンは心霊スポットのトンネルへ。 そこで2人は、理解を超越した圧倒的怪奇に出会う。 窮地の中で秘めた力を覚醒させるモモと、呪いの力を手にしたオカルンが、迫りくる怪奇に挑む!運命の恋も始まる!? オカルティックバトル&青春物語、開幕! |
キャスト | モモ<綾瀬桃>:若山詩音 オカルン<高倉健>:花江夏樹 星子:水樹奈々 アイラ<白鳥愛羅>:佐倉綾音 ジジ<円城寺仁>:石川界人 ターボババア:田中真弓 セルポ星人:中井和哉 フラットウッズモンスター:大友龍三郎 アクロバティックさらさら:井上喜久子 ドーバーデーモン:関智一 太郎:杉田智和 花:平野文 |
スタッフ | 原作:龍幸伸(集英社「少年ジャンプ+」連載) 監督:山代風我 シリーズ構成・脚本:瀬古浩司 音楽:牛尾憲輔 キャラクターデザイン:恩田尚之 宇宙人・妖怪デザイン:亀田祥倫 色彩設計:橋本賢 近藤牧穂 美術監督:東潤一 撮影監督:出水田和人 編集:廣瀬清志 音響監督:木村絵理子 アニメーション制作:サイエンスSARU |
主題歌 | OP:「オトノケ」Creepy Nuts ED:「TAIDADA」ずっと真夜中でいいのに。 |
(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。