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SAOアリシゼーション第12話 感想:松岡禎丞×島﨑信長 対談【連載】

【連載】『ソードアート・オンライン アリシゼーション』第12話 感想:松岡禎丞×島﨑信長 対談|新章へ向けて新たなキーパーソンたちが登場

2018年10月より放送中のTVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』(SAOアリシゼーション)。12月22日には、TOKYO MXほかにて第12話「図書室の賢者」が放送となりました。

※※※第12話のネタバレが含まれています。本編視聴後にご覧いただくことをおすすめします※※※

キリトとユージオは、地下牢の脱獄に成功するも、アリスの命令により待ち伏せていたエルドリエ・シンセシス・サーティワンに行く手を阻まれる。戦闘状態になる三人。キリトとユージオは先へ進むため、キリトがエルドリエの操る鞭を防ぎ、その間にユージオが撃ち込むという作戦でエルドリエに挑む。しかし、エルドリエの氷の鞭は蛇のようにうごめき、そして分裂して襲い掛かってくる。難敵に苦戦するキリトとユージオ。だが、ふとユージオは、エルドリエの顔に見覚えがあることに気づく。

そんな第12話の感想を、松岡禎丞さん(キリト役)、島﨑信長さん(ユージオ役)の2人がラジオ番組「ソードアート・オンエアー アリシゼーション」で語っていたので、そちらでのトークをお伝えしていきます。

<連載バックナンバー>
【第1話】アンダーワールド
【第2話】悪魔の樹
【第3話】果ての山脈
【第4話】旅立ち
【第5話】オーシャン・タートル
【第6話】アリシゼーション計画
【第7話】剣の学び舎
【第8話】剣士の矜持
【第9話】貴族の責務
【第10話】禁忌目録
【第11話】セントラル・カセドラル
【第12話】図書室の賢者
【第13話】支配者と調停者
【第14話】紅蓮の騎士 【第15話】烈日の騎士
【第16話】金木犀の騎士 【第17話】休戦協定
【第18話】伝説の英雄 【第18.5話】リコレクション
【第19話】右目の封印 【第20話】シンセサイズ

アリスとエルドリエの気になる関係

島﨑:第12話後だと、エルドリエをどんな風に攻略したかは、みんな知っているんだよね?

松岡:エルドリエが、アリス・シンセシス・サーティのことを「我が師」と言っていたけど、どういう関係なのか気になる。

島﨑:そうだね。アリス・シンセシス・サーティとエルドリエ・シンセシス・サーティワンの細かい関係性は、アニメではまだ出てないからね。


松岡:ちょっと気になるよね。原作を見ていない方々は、久々に会ったアリス・シンセシス・サーティを見て、「アリスは何で(ユージオのことを)覚えてないの?」と思っただろうけど、その理由も第12話で語られていたかな?

島﨑:明言はされてないけど、アリスも何かをされてアリス・シンセシス・サーティになっているのだろうというところまでだったと思う。つまり、アリスがアリス・シンセシス・サーティになっている理由は、エルドリエのそれと同じなんじゃないかと。

松岡:そうだよね。で、第12話ではエルドリエを説得しようとするんだけど、別の《整合騎士》が弓を放ってきて、キリトとユージオは逃げるんだよね。


島﨑:逃げた先でカーディナルに助けてもらい、カーディナルが《アンダーワールド》について説明してくれるんだけど、どこまで説明をしてくれていたか。

松岡:第13話では全部語ってくれていたけど……。

島﨑:そうなんだよね。だから第13話はすごいんですよ! 《アンダーワールド》の世界観とか、根底で何があったかとか、いろんなことを話す、すごく情報量に溢れた回なんです。初見だと理解するのが大変だと思うけど、この話をちゃんと聞いておくと、絶対にこの後がもっと楽しくなるので、第13話はしっかり見直してほしいと思います!

松岡:ホントだよね。なぜ《禁忌目録》が作られたのかも。本当にひどい考えから作られたのが《禁忌目録》だったからね。

島﨑:禎丞、そこはすごく引っかかっているもんね。

松岡:それを知ったときは、「おめ~な~!」という感じだった。

 

カーディナルの幼い見た目ながらも感じさせる説得力は丹下桜さんだからこそ

島﨑:それと、第12話はカーディナルだよね!

松岡:丹下桜さんですね。

島﨑:丹下さん。……もう、ベストキャスティングだよね!

松岡:ホントだね。

島﨑:カーディナルですけど見かけは幼いじゃないですか。でも説得力はあるし、見かけ通り可愛らしい声もしていて、あれは出せないよね。

松岡:丹下さんにしか出せない! やっぱり先輩すごいなと思うもん。

島﨑:しかも言葉もずっと難しいよね。それこそ《アリス・シンセシス・サーティ》と言うのがちょろく思えるくらい難しい。

松岡:ほんとだよ! 《アリス・シンセシス・サーティ》とか《セントラル・カセドラル》とか《エルドリエ・シンセシス・サーティワン》とか。……あれ? 意外と今言えてるな。

島﨑:禎丞、今キテるよ! 調子いいよ(笑)!

松岡:いや、これはキャラに入ってないからだな……(笑)。

島﨑:そうだね。演技しながらになると、どうやったって緊迫していたり焦っていたりするからね。

松岡:そうなんだよ! だから皆さんも一度やってみてください。キャラクターっぽく、《セントラル・カセドラル》とか「離れ離れになった幼馴染」とか言ってみてください(笑)!

島﨑:あと、そうだ。皆さんは第2クールのPVを見ているはずなので、その話も。PVはカッコ良かったんだけど、僕らが笑っちゃったのは、セリフに臨場感が溢れまくっていたんですよ。たぶん同じセリフをゲームで単発で録ったら、全然違うニュアンスになるよね?

松岡:生々しいセリフが結構使われていたからね。

島﨑:あれを使うのはすごいよね! 実は収録は結構先に進んでいるんだけど、きれいには叫んでないセリフや、ギリギリの状況で振り絞って出しているセリフが使われていて。確か「止まるな! ユージオ」とかだよね?

松岡:そうそう。聞いた瞬間「あれ、誰だこれ?」となる(笑)。

島﨑:平常時のキリトじゃないんだよね。皆さんも経験あると思うんですけど、焦って叫んだりすると、ちょっと声の強弱が変わったり、高低が変わったりするんです。

そうなっているところをチョイスしているのがすごい。流れで聴くとそんなに違和感はないんだろうけど、単発でしか出ないPVで、あえてああいう生々しいところを使うのはすごい。俺も「エンハンス アーマメント!!」と叫んでいたけど、あれもゲームだと、きれいに高めで出すと思う。

松岡:そのセリフは今後、皆さんも見たり聞いたりすることができると思うけど、録っていたときは、いろいろギリギリだったんです(笑)。

島﨑:エルドリエからそうだけど、ボスラッシュみたいなものだからね。

松岡:そうそうそう! 最終面みたいになっている。

島﨑:ずっとラスボスが出てくる感じ。自分たちより格上が延々出てくるみたいな。

松岡:『ロックマンX』の1みたいな感じだね。

島﨑:そうだね(爆笑)。だから楽しいよね、ずっと挑戦者というか、ギリギリの戦いをギリギリでやって、俺たちもギリギリの状態になって。

松岡:だから、いろいろギリギリだったんです。

島﨑:ギリギリって楽しいよね!

松岡:常にギリギリで行きたい!

島﨑:第12話・13話あたりは川原先生も加筆されている台本だったということで、アニメ用にいろいろ先生が調整してくれて、ここでいろいろ伝えるために、知ってもらう情報の調整をしてくれていたらしいので、良かったら原作と比べて見ていただけたらとっても面白いと思います。で、アドミニストレータね!

 

《アンダーワールド》の頂点に君臨するアドミニストレータの登場

松岡:奴がね、ついに来ましたよ。

島﨑:来たねぇ。坂本真綾さん。第12話ではクィネラが老いるところまでやっていたけど、ゾクッとしたよね。あの年齢感の調整というか。自分が老いたことを自覚して、「ああ…」てなっているところとか、なんかドロドロしたものが出ている感じ?

松岡:生に対しての執着が狂気じみているんだよね。たとえば死にたくないとか、いつまでも若くいたいとか、誰しもが思うことかもしれないけど、アドミニストレータはそれがイカれているというか。

島﨑:普通の人間なら、どこかでストッパーが働くんだけど、もう完全にストッパーなく、いっちゃった人だよね。

松岡:そのための実験とかもさ、人のすることじゃないよね。

島﨑:ほんとにそう。

松岡:システムの抜け道も探して、ほぼチートだよね。

島﨑:チートの塊だよ。あんなのどうやって戦えばいいんだろうという感じ(笑)。ただでさえ《整合騎士》もチートみたいなものなのに、クィネラ=アドミニストレータなんて、チート・オブ・チート。

松岡:チーターや! お前のその強さ何でや?と(笑)。

島﨑:本物のチーターや。だってシステムコマンドをみんな使えるんだよ。ということは、何でも作れちゃうんだぜ? やばいよね。急にひとりだけ、チートコードを無敵にして、「今、無敵なんで!」と言えるという。


松岡:そういうことだからね。それがどういう風にアニメで描かれていくのか。

島﨑:クィネラとカーディナルの詳しい関係性とかもね。

松岡:あとは花壇をぐちゃぐちゃにされたときに助けてくれたあの声が誰なのかということもわかるので、注目して見ていただけたらと思います。

島﨑:次回もお楽しみに!

[文/塚越淳一]

 

作品情報

【イントロダクション】
「ここは……どこだ……?」

気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。

「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」

少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。

更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。名前は、アリス。絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

【放送情報】
TOKYO MX:10月6日より 毎週土曜 24:00~
とちぎテレビ:10月6日より 毎週土曜 24:00~
群馬テレビ:10月6日より 毎週土曜 24:00~
BS11:10月6日より 毎週土曜 24:00~
MBS:10月6日より 毎週土曜 27:08~
テレビ愛知:10月8日より 毎週月曜 26:05~

[配信情報]
AbemaTV:10月6日より 毎週土曜 24:00~(地上波同時配信)
*放送開始日・放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

【STAFF】
原作:川原礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野学
キャラクターデザイン:足立慎吾 鈴木豪 西口智也
助監督:佐久間貴史
総作画監督:鈴木豪 西口智也
プロップデザイン:早川麻美 伊藤公規
モンスターデザイン:河野敏弥
アクション作画監督:菅野芳弘 竹内哲也
美術監督:小川友佳子 渡辺佳人
美術設定:森岡賢一 谷内優穂
色彩設計:中野尚美
撮影監督:脇顯太朗 林賢太
モーショングラフィックス:大城丈宗
CG監督:雲藤隆太
編集:近藤勇二
音響監督:岩浪美和
効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
音楽:梶浦由記
プロデュース:EGG FIRM ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:SAO-A Project

【CAST】
キリト(桐ヶ谷和人):松岡禎丞
アスナ(結城明日奈):戸松遥
アリス:茅野愛衣
ユージオ:島﨑信長

【主題歌】
オープニングテーマ:ASCA「RESISTER」
エンディングテーマ:ReoNa「forget-me-not」

公式HP
公式ツイッターアカウント(@sao_anime)

(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
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