初めて“私たち自身”が歌う「裏と表」は“1ミリでも先へ”の気持ちで――「日々荘3号館〜五⽉のGO遊会〜」相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんアフターインタビュー

「日々荘」で歌う「裏と表」月ストへのリスペクトを忘れずに

――ライブで披露されていた「裏と表」がすごく良かったです。会場もすごく盛り上がっていましたね。

日向：「日々荘」で月のテンペストの楽曲を歌うこと自体、久しぶりでしたね。カバーが続いたので、改めて新鮮な気持ちですし、住人さんとコールアンドレスポンスもできて嬉しかったです。

橘：「日々荘」で月スト（月のテンペスト）の曲を歌うときは「キャラクターではなく、私たち自身として歌っていい」と言われていたんです。でもいままでは長瀬琴乃（橘さんが演じるキャラクター）として歌ってきていて、今回はじめて自分として歌うことに挑戦してみたこともあり、不安もありました。

ただ、客席に向けて指をさしたり、手を差し伸べたりする振り付けを通じて、近い距離で住人さんと交流できたのがすごく楽しかったんです。私と同じように、皆もこの曲が大好きなんだなって。これからも大切に歌っていきたいと思います。

相川：久しぶりに月ストの楽曲をカバーさせてもらうので、演じているのは自分たちですけど、月ストへのリスペクトを忘れないように心がけました。

「日々荘」という場所で歌うことを念頭に置いて、月ストとは違うアットホームな空間でのパフォーマンスを意識しました。新しい3期生なりの「裏と表」を見せられたかな？と思っています。改めて「住人の皆さん、どうでしたか!?」って聞いてみたいです（笑）

夏目：「裏と表」は披露した回数が他の曲と比べて多くないんです。それでも「月のテンペスト」として歌うときとは、違う空気感を感じましたね。会場の一番奥まで目線や手が届くくらい“1ミリでも先へ”という気持ちで、自分の最大限を出そうと思いました。

宮沢：「月ストのカバーは自分たちで歌っていい」と言われてきましたが、白石沙季ちゃん（宮沢さんが演じるキャラクター）として歌うときも、あまり声色を変えていなかったんです。でも今回の「裏と表」は、沙季ちゃんより少し力を抜いて、宮沢小春らしくカバーできたかもしれません。だから、歌っていて楽だったし、余裕を持ってパフォーマンスできました。

ただ、1つだけ……夜の部でスカートが引っかかって、イントロの見せ場がごたついてしまったのは、申し訳なかったです。特に誰のせいでもない……いや私があのスカートを選んだせいですけど（笑）。　

一同：いやいや！

宮沢：そのときは焦りましたが、その後は引きずらずにパフォーマンスできました。そこは、自分で自分を褒めたいなと思います。

――8月19日には「日々荘3号館〜はなしたあとはリサイタル＠ひとりで歌ってみた～」も決定しています。内容が気になるタイトルですね。

橘：「はなしたあとはリサイタル」というタイトルは、「いいこの文化祭」のときに着たグッズTシャツのオマージュなんです。Tシャツの背面に書いてあったんですけど、「伏線張ってたぞ！」と言わんばかりにそこから取りました。後付けですけどね（笑）。

相川：どうしても「ひとりで歌ってみた」に目がいっちゃうと思うんですけど、「はなしたあとはリサイタル」なので、いつも通りのコーナーもやります！　そこも楽しみにしてほしいですし、私たち的には結構なチャレンジがあるので……まだ何をするかは全然わかりませんけど（笑）。住人さんには、温かい目で見守っていただきたいなという気持ちです。

私自身、歌がすごく好きで、オーディションを受けたきっかけも歌でした。いつか皆さんの前で歌いたいと常々思っていたので、その第1歩を踏み出せるきっかけになるかなと。その分ちゃんと努力して、皆さんにお見せできるものにしたいです。

――楽しみにしています！　最後に、最近お誕生日を迎えられた日向さんから、メッセージをいただけますか。

日向：次回は「日々荘3号館〜はなしたあとはリサイタル＠ひとりで歌ってみた」です。私は「ニュースキルを手に入れよう！(仮)」のコーナーがありますし、何かはわかりませんが「ひとりで歌ってみた」的な新しい試みも楽しみにしてもらえればと思います。　

私たちも8月19日に向けて、住人さんにより良いものを見せられるよう頑張ります。上野の飛行船シアターにぜひお帰りください！　よろしくお願いします。

[インタビュー／ことぶきめぐみ]