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『ウィッチウォッチ』乙木守仁役・鈴木崚汰インタビュー

『ウィッチウォッチ』乙木守仁役・鈴木崚汰さんインタビュー|篠原健太先生の世界観が「これでもか!」というほど存分に発揮されている作品。目指すは、国民的アニメに続く“お茶の間の定番”!

「左腕がうずく……」

ーーニコとモリヒトの関係について、どのように捉えていますか?

鈴木:良いですよねえ。ふたりとも普通の人が持たない力を持っているがゆえに、幼少期に少し孤独を感じていた部分があると思います。お互いを支え合いながら成長していく関係性がとても素敵なんです。あとはお互い気になる存在なのに全然進展しない、いわゆる「じれったい往年のラブコメ」的な部分も、観ていて楽しいポイントだと思います。お互いのことを思って生活しているのが良いなあって。ヒロイン側がここまで好意を全開にしているのも面白いです。

普通、こういう作品では主人公が浮かれたり、意識しすぎてドギマギするのが定番ですけど、むしろ一番浮かれているのがヒロイン側という(笑)。視聴者側はニコの感情が丸見えだからこそ、余計にそのやりとりが面白いです。モリヒトがクールにしているほど、ニコの気持ちがどんどん伝わってくるというか。「もうちょっと秘めない?」ってツッコミたくなるようなシーンがたくさんあります(笑)。

ーーアドリブも多い作品ですが、演じていてどう感じましたか?

鈴木:「1話からこれ!?」というくらいアドリブがあります。台本にも「ここはアドリブ」って指示が書かれていて(笑)。ただ、カンシたちの方がアドリブを入れることが増えてきたので、僕は少し落ち着いてきました。

ーー収録を通して特に楽しかったシーンはありますか?

鈴木:常に楽しいですが、特にクラスメイトたちがたくさん登場する場面は印象的でした。自己紹介のシーンで、最終的に守仁の左腕がどんどん大きくなって「左腕がうずく…」と言うんですけど、こういう中二病的なセリフってあまり言ったことがなかったので、すごく楽しかったです。その後、レフティオスと会話するアドリブを続けるシーンもあって、そこは完全に現場で振られて対応しました。

ーー対応力がすごい……! アドリブは事前に準備されることも多いのでしょうか。

鈴木:アドリブと指示があるところは、ある程度考えていきます。ただ、現場で「やってください」と急に振られることもあって、その場で対応しないといけないこともあります。正直、即興で面白いことを言うのは苦手なので、「篠原先生、全部考えてくれないかな……」と思うこともあります(笑)。

ーーモリヒト以外で気になるキャラクター、やってみたかったキャラクターはいますか?

鈴木:やりたいなと思うのはケイゴかなあ……。実はオーディションではモリヒトとケイゴの両方を受けたんですが、最初はケイゴのほうが自信があったんです。でも、実際に界人さんのケイゴを聞いたら、「うわ、すごいムカつく(笑)」と思いました。界人さんは「俺、ちょっと変わってるから」感を出すのが完璧なんです。

あと、自分がやるかは置いといて、気になるキャラクターというとネムかなと。ひとりだけボケのテイストが異質ですよね。ポエムで笑かしに来る感じが面白いと思っています。しかも楠木(ともり)さんの、上品さが乗った声でポエムを言うシーンは、「ギャップがあって良いな」と感じました。

ーー第1話の映像もご覧になっていると伺いました。アニメならではの魅力をどんなところで感じましたか?

鈴木:魔法があるだけで、画面の情報量が一気に増えて、視覚的にも飽きさせないところですね。例えば、ニコが飛んでいるときはエフェクトが炎のようになっていたり、ポップな色のオーラをまとっていたりして。純粋に面白いんです。それが完成した映像を見た第一印象でした。

目指すは、“お茶の間の定番”!

ーーでは今後の見どころを教えてください。

鈴木:話が進むにつれて感動するような場面も出てきますし、大きな敵との戦いなどアクション要素も増えていきます。ラブコメディだけではない『ウィッチウォッチ』のさらなる奥深さを楽しんでいただけたら嬉しいですね。序盤は軽快なコメディを楽しんでいただけたらと思っております。

ーー2クール放送というのも嬉しいところです。

鈴木:登場人物の数が増えることで、コメディのバリエーションもどんどん広がっていきます。芸人さんで言うところの芸風と言いますか。キャラクターごとに異なる「笑いのスタイル」があるので、飽きることなく楽しめるんです。「もう笑い疲れるくらい、楽しんでください!」という気持ちですね(笑)。あとは、ゲストキャラクターの声優さんがとても豪華で、「どうやってスケジュールを押さえたんだ?」って驚くような方々ばかりです。

ーー最後に、本作を楽しみにしているファンや、これから視聴する方に向けてメッセージをお願いします。

鈴木:篠原先生の世界観が「これでもか!」というほど存分に発揮されている作品なので、原作ファンの方はもちろん楽しんでいただけると思いますし、放送時間帯的に「この作品を知らなかった」という方にも触れていただきやすいと思っています。

目指すは、国民的アニメに続く“お茶の間の定番”!(笑)。老若男女、家族みんなで楽しめる作品なので、ぜひ気軽に観ていただけたら嬉しいです。ラブとコメディ、そして魔法が詰まった『ウィッチウォッチ』の世界を存分に楽しんでください。

[インタビュー/逆井マリ 撮影/MoA]

『ウィッチウォッチ』作品情報

4月6日(日)よりMBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始!

ウィッチウォッチ

あらすじ

その魔法、想像の斜め上!!

魔女となるべく修行中のニコは、幼馴染で鬼の力を持つ高校生・乙木守仁と同居することに。幼馴染との再会にときめくニコの一方、守仁には予言された災いからニコを守る使い魔としての使命が。

ニコの魔法が引き起こす予測不能なトラブル、年ごろの男女の二人暮らし...前途多難で摩訶不思議な日々が始まる!

『SKET DANCE』『彼方のアストラ』の篠原健太が描く奇想天外なマジカルコメディ開幕!

キャスト

若月ニコ:川口莉奈
乙木守仁:鈴木崚汰
風祭監志:天﨑滉平
マガミケイゴ:石川界人
宮尾音夢:楠木ともり
霧生見晴:若井友希
真桑悠里:小松未可子
南伽羅:高橋李依
嬉野久々実:小原好美
清宮天流:松岡禎丞
伊武荊:沢城みゆき
剣持弓弦:福山潤
シロップ:釘宮理恵
クロミツ:久野美咲
工理路:日髙のり子
バースト:三宅健太
西古凶奇:福島潤
酒井大樹マークII:緑川光
藤木累:阿座上洋平
若月伊吹:水樹奈々
乙木嶺仁:小西克幸

秋月空:白石涼子
浪崎朧:吉野裕行
草間狭霧:下野紘
ザック・バラン:杉田智和
不破:大塚芳忠
白藤仄:小清水亜美

(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS
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