今だから明かせる㊙トーク　『僕の心のヤバイやつ』最終回直前スペシャルステージに市川京太郎役・堀江瞬さん、山田杏奈役・羊宮妃那さん、赤城博昭監督、遠藤一樹プロデューサー（テレビ朝日）が登壇

「AnimeJapan 2024」の2日目、24日（日）に開催されたTVアニメ『僕の心のヤバイやつ』最終回直前スペシャルステージに、市川京太郎役・堀江瞬さん、山田杏奈役・羊宮妃那さん、赤城博昭監督、遠藤一樹プロデューサー（テレビ朝日）が登壇。第2期の名場面や、今だから話せる裏話を振り返りました。また、本ステージで最終話である第25話の超先行場面カットが公開になりました。

僕の心のヤバイやつ第2期

重度の中二病で陰キャの市川京太郎と、クラスで人気者の山田杏奈。美少女らしからぬ行動を繰り出す山田に、市川は目を離せずにいた。そんな市川の恋心を知ってか知らずか、山田は天真爛漫に近づいて来る!!全く違う世界にいたはずの2人。しかしその距離は、徐々に近づいていき……。作品名僕の心のヤバイやつ第2期放送形態TVアニメシリーズ僕の心のヤバイやつスケジュール2024年1月6日（土）〜2024年3月30日（土）テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠にて話数全13話キャスト市川京太郎：堀江瞬山田杏奈：羊宮妃那小林ちひろ：朝井彩加関根萌子：潘めぐみ吉田芹那：種﨑敦美足立翔：岡本信彦神崎健太：佐藤元太田力：福島潤原穂乃香：豊崎愛生市川香菜：田村ゆかり南条ハルヤ：島﨑信長イマジナリー京太郎：福山潤安堂カンナ：井口裕香半沢ユリネ：上田麗奈山田父：細谷佳正スタッフ原作：桜井のりお（秋田書店「マンガクロス」連載）監督：赤城博昭シリーズ構成・脚本：花田十輝キャラクターデザイン：勝又聖人色彩設計：柳澤久美子美術監督：黛昌樹撮影監督：峰岸健太郎、竹沢裕一編集：肥田文音響監督：小沼則義音響制作：マジックカプセル音楽：牛尾憲輔制作：シンエイ動画主題歌OP：「僕は...

名場面の振り返り　客席から拍手やため息漏れる

MC・天津飯太郎さんの呼びかけで、あたらよさんが彩るオープニングテーマ「僕は...」と共に登場した市川京太郎役・堀江瞬さん、山田杏奈役・羊宮妃那さん、赤城博昭監督、遠藤一樹プロデューサー（テレビ朝日）。堀江さん、羊宮さんが、市川・山田のAJならではの掛け合いを披露したあと、一言ずつ挨拶しました。

作品紹介を挟み「最終回直前のいまだから話せる僕ヤバ㊙トーク!!」へ。キャスト・スタッフの事前アンケートを元に、これまで放送された名場面のVTRと共に裏話を明かしました。

堀江さんが選んだのは、第14話（第2期2話）「僕は大人のなりかけ」の市川の声変わりのシーン。印象的なシーンは数あれど、オーディション合格時から不安だったと言います。声変わりまでを演じるのは初めてだったということもあって、赤城監督たちと話し合いながら丁寧に作っていったことを明かしました。

　
赤城監督が選んだのも第14話。初めて訪れた山田家で、言われるがままお風呂を勧められて全裸になる状況に、市川が動揺する場面です。この場面を選んだのは、第1話のアフレコのトイレ休憩時にあったというリアルなエピソードから。赤城監督の隣のトイレが空いていたにもかかわらず、堀江さんが後ろをそわそわとしていたそうで……「僕の横になかなか来れないのか、あちこちうろうろしているんですよ」。それがまさに、この第14話の市川の動きだったと笑いました。当の本人は覚えていなかったようで、今回その話を聞いて驚いたとのこと。また、赤城監督が市川が背中を丸めている姿も似ていると付け加えると、「いやいや、いつもはこうですから」と背筋をピンとさせた堀江さん。しかし「本当ですか？」と羊宮さんに突っ込まれると「嘘です」と笑いました。

　
遠藤プロデューサーがピックアップしたのは、第19話「僕らは溢れ出る」のクライマックス。ブレスレットを身に着けた山田に「死ぬほどかわいい！」と伝える場面で、登壇者＆観客から自然と拍手が沸き起こりました。

キャラクターデザインの勝又聖人さんがブラッシュアップをして完成したこと、さらに撮影シーンは「予想以上の場面」でいち視聴者として感動したことなどを明かします。羊宮さんも「ここは満場一致で大好きなシーンなんじゃないかなって」と頷きました。

　
その羊宮さんが選んだシーンは、第16話「山田は僕を」のラストシーン。“好きでも嫌いでもない”ナンパイに対して、「さよなら」を伝えることに苦戦し「現場では片手じゃ収まらないくらいリテイクを重ねました」と振り返りました。また、効果音について触れると、「この話数は羊宮さん、潘めぐみさん（関根萌子役）にもやっていただいているので」注目してほしいと遠藤P。

最後に堀江さんからもうひとつ、第17話「僕は知りたい」で市川が山田に対する想いを吐露する場面をフィーチャー。「もしもそうだったらいいのになって、普通の男の子だったら言うところを、もしそうだったらこんなに好きになってないといえる市川の男気というか……こんなにカッコいい男もなかなかいないんじゃないか」と、市川へのリスペクトを込めて熱弁しました。

桜井のりお先生から届いた挑戦状

続いてはバラエティコーナー。3月26日は市川と羊宮さんの誕生日、ということで昨年のAJでもお祝いをされていましたが、今年は「市川京太郎＆羊宮妃那さん誕生日お祝い企画!!」として原作者・桜井のりお先生からの挑戦状が届いているそう。正解したらプレゼントがもらえると聞き、気合いが入る堀江さんと羊宮さんでしたが、一問目からまさかの難問。堀江さんは思わず「羊宮ちゃん、これ誕生日プレゼント渡す気ないよ」と苦笑します。もし良かったら読者の皆様も一緒に正解を考えてくださいね。

　
Q1は、当初は「僕は常軌を逸している」「僕は○が○○○○」という2つの案があったそうですが、“○の中には何が入るでしょうか？”というクイズ。赤城監督からのヒントである「序盤のセリフ」でピンときた羊宮さんが見事正解を言い当てました。答えは「僕は頭がおかしい」です。

Q2は「山田が思う、市川の一番好きなところはどこ？」で、選択肢は以下の通り。

①顔
②優しいところ
③頼りになるところ
④おねえちゃん想いのところ
⑤勉強を頑張っているところ
⑥面白いところ
⑦気遣ってくれるところ
⑧紳士的なところ
⑨私のことが好きなところ
⑩全部

ヒントは「山田の大雑把なところ」と赤城監督。

堀江さんは「③か⑩かなぁ……」と迷いつつも、羊宮さんは⑩の「全部」を選択。羊宮さんが再び正解し、ふたりとも立ち上がって喜びました。ちなみにプレゼントは「後ほど届けられる」とのことです。

最終回場面カットを“超”最速で公開

ここで視聴者にうれしいサプライズ。最終回の4つのカットが公開となり、羊宮さんが思わず「このシーンは……」とつぶやきます。すすり泣く観客の姿も見受けられ、赤城監督も「先日ダビング作業したんですけども、ポロリと涙が出てしまいました」と明かしました。このカットは「一昨日出来上がったばかりのもの」と遠藤プロデューサー。現在も制作中とのこと。「原作サイドとも相談させていただき、皆さんに楽しんでもらえるラストになったと思います」と告げ、感動のクライマックスになることを予感させました。

　
インフォメーションなどを挟み、こはならむさんのエンディングテーマ「恋してる自分すら愛せるんだ」が会場に響く中で一言ずつ挨拶。

遠藤さんは「いよいよ最終回目前。原作を読んでいる方もアニメで楽しまれている方も楽しめる内容になっていると思いますので、ご期待いただければと思います」と伝え、赤城監督は「スタッフみんな、皆さんに届けるために一生懸命頑張っています。よろしくおねがいします」と視聴者にメッセージを送りました。

羊宮さんは、山田に対する溢れ出る気持ちを言葉にし「最終回がくるしくって、迎えてしまうのが悲しいんですけども、皆さんと一緒に最後まで見守っていきたいと思います」と語ります。

最後は堀江さん。

市川の成長を改めて振り返り「ひとりの人間の成長ドラマを見させてもらっている感覚になっています。来週最終回。ふたりの成長の真骨頂を見てもらえたらと思います。ここまで応援してくださってありがとうございました。原作はまだまだ続いています。これからも『僕ヤバ』をよろしくおねがいします」と結びました。

　
［取材＆文・逆井マリ］

作品情報

あらすじ

重度の中二病で陰キャの市川京太郎と、クラスで人気者の山田杏奈。

美少女らしからぬ行動を繰り出す山田に、市川は目を離せずにいた。

そんな市川の恋心を知ってか知らずか、山田は天真爛漫に近づいて来る!!

全く違う世界にいたはずの2人。しかしその距離は、徐々に近づいていき……。

キャスト

市川京太郎：堀江瞬
山田杏奈：羊宮妃那
小林ちひろ：朝井彩加
関根萌子：潘めぐみ
吉田芹那：種﨑敦美
足立翔：岡本信彦
神崎健太：佐藤元
太田力：福島潤
原穂乃香：豊崎愛生
市川香菜：田村ゆかり
南条ハルヤ：島﨑信長
イマジナリー京太郎：福山潤
安堂カンナ：井口裕香
半沢ユリネ：上田麗奈
山田父：細谷佳正

(C)桜井のりお（秋田書店）／僕ヤバ製作委員会

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