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『名探偵コナン』長野県警のメンバー・情報まとめ|登場回や関係性、これまでの経緯を辿る

『名探偵コナン』長野県警の解説&情報まとめ|大和敢助、諸伏高明、上原由衣の人物像や登場回、これまでの経緯を辿る!

長野県警アニメ登場回の一覧

・第516、517話「風林火山」
・第557話「危険な二人連れ」
・第558~561話「死亡の館、赤い壁」
・第652~655話「毒と幻のデザイン」
・第754~756話「赤い女の惨劇」
・第810~812話「県警の黒い闇」
・第983、984話「キッドVS高明 狙われた唇」
・第1003~1005話「36マスの完全犯罪」
・第1123、1124話「群馬と長野 県境の遺体」
・「警察学校編 Wild Police Story CASE.諸伏景光」
・劇場版第13作『名探偵コナン 漆黒の追跡者』(2009年公開)
・劇場版第28作『名探偵コナン 隻眼の残像』(2025年公開)

 

長野県警アニメ登場回&注目ポイントを辿る

第516、517話「風林火山」(原作59巻)

第516話「風林火山 迷宮の鎧武者」/第517話「風林火山 陰と雷光の決着」

 

大和敢助&上原由衣の初登場回

長野県で昔から因縁のある虎田家と龍尾家に不可解な事件が発生し、両家からそれぞれ依頼を受けて毛利小五郎と服部平次らが長野へ。

虎田家の跡取り息子・虎田義郎と龍尾家の当主である龍尾為史の息子・龍尾康司が殺害された二つの事件。どちらも遺体のそばにムカデの死骸が置かれており、聞き込みをするなかで、祭りで流鏑馬の射手を任されていた甲斐玄人巡査が、6年前に練習中に崖から転落したことが明らかになります。

甲斐の遺体を発見した義郎の妻・虎田由衣に話を聞くため平次らが向かうと、そこには彼女を激しく尋問する長野県警の大和敢助の姿が。その虎田由衣こそ、敢助の幼馴染であり元部下の上原由衣なのです。

 

初登場時の由衣は刑事を辞めて結婚&敢助が雪崩に巻き込まれて重傷を負っていた過去

風林火山になぞらえた連続殺人事件にコナン、小五郎、平次らが挑む「風林火山」は、大和敢助と上原由衣の初登場回。

由衣は敢助に好意を寄せていますが、敢助が死んだと思い込んでいた当時の彼女は、甲斐巡査の死の真相を探るために刑事を辞めて義郎と結婚。しかし夫は他界して由衣は未亡人に。本エピソードでは、敢助が雪崩に巻き込まれて重傷を負っていた過去も明かされました。

 

第557話「危険な二人連れ」(原作65巻)

敢助&長野県警に復帰した由衣の再登場

車がエンストしてしまい、財布を落としてバスにも乗れず途方に暮れていた阿笠博士と灰原哀。そこへ女が運転する車が通りかかり、東京まで乗せてくれることに。

しかし車の中には弾痕や血を拭き取った跡が残り、さらに助手席の男の左目には大きな傷があり物騒な言葉を口にしています。この二人の男女を怪しいと感じた灰原は、コナンに電話で助けを求めるのですが、話を聞くうちにその二人組が長野県警の大和敢助警部と上原由衣刑事であると判明。このエピソードは「死亡の館、赤い壁」へと続きます。

 

第558~561話「死亡の館、赤い壁」(原作65、66巻)

第558話「死亡の館、赤い壁(三顧の礼)」/第559話「死亡の館、赤い壁(掌中の物)」/第560話「死亡の館、赤い壁(死せる孔明)」/第561話「死亡の館、赤い壁(空城の計)」

“所轄のコウメイ刑事”こと諸伏高明の初登場回

「危険な二人連れ」に登場した怪しい二人組の正体は、長野県警の大和敢助と上原由衣。長野の森に建つ「希望の館」(今では「死亡の館」と呼ばれるように)の一室に遺されたダイイングメッセージの謎を解明すべく、小五郎に知恵を借りるため毛利探偵事務所へ迎えに来たのだといいます。

遺体が発見されたという館の部屋は片側の壁が真っ赤に塗られ、部屋の中央には白い椅子と黒い椅子が配置されていました。コナンたちがその現場で事件の詳細を聞いていると、遺体の第一発見者でもある長野県警新野署の諸伏高明警部が姿を現します。これが、諸葛亮孔明ならぬ「所轄のコウメイ刑事」の初登場となりました。

この事件には敢助と高明の同級生だった小橋葵が亡くなったことが絡んでいるのですが、彼女の書いた小説『2年A組の孔明君!』に登場する名探偵のモデルが高明であり、高明が今でも大切にその本を所持していることが明らかに。高明も容疑者の一人に名を連ねています。

 

高明を心配する敢助&自力で復帰するつもりの高明

新たな事件が発生して調べを進めていくなかで、同じ答えに辿り着く敢助と高明とコナン。今回は犯人を欺くために皆で一芝居打ちます。

本エピソードでは、行方不明になっていた敢助を高明が強引な捜査でみつけだし、責任を負って所轄に異動させられたことも明かされるなか、心配する敢助は高明が強引な捜査をしないようにコナンを帯同させていました。

さらに敢助は高明が県警本部に戻ってこられるよう手柄を渡そうとしているのですが、高明はというと、そんな敢助の好意を「余計なこと」としてバッサリと振り払っています。

 

第652~655話「毒と幻のデザイン」(原作74、75巻)

第652話「毒と幻のデザイン(EYE)」/第653話「毒と幻のデザイン(S)」/第654話「毒と幻のデザイン(Poison)」/655話「毒と幻のデザイン(Illusion)」

高明が所轄から県警本部へ復帰

軽井沢の別荘で殺害されたデザイン会社社長・若松耕平の名前で平次のもとに手紙が届き、平次の代わりに若松の大阪の実家を訪ねた和葉は、風呂場で髪の長い女性に遭遇。その直後に電気が消え、再び電気が点くと女性の姿はなく、風呂場のタイルに刻まれていた「EYE」という文字も消えていました。

軽井沢で若松が刺殺された現場でも同様のトリックが使われ、ダイイングメッセージが消えてしまったといいます。謎を解くため東京にある若松の本宅を訪ねた平次やコナンらは、さらなる殺人事件に遭遇。

一方、軽井沢の別荘の事件を捜査する長野県警。敢助、由衣、そして所轄から県警本部へ戻ってきた高明も登場。“自力で”というのを強調して県警本部に復帰したことを敢助に告げています。一時期はバラバラになっていましたが、三人揃って長野県警本部の所属になりました。

 

第754~756話「赤い女の惨劇」(原作82、83巻)

第754話「赤い女の惨劇(湯煙)」/第755話「赤い女の惨劇(悪霊)」/第756話「赤い女の惨劇(復讐)」

警察学校時代の敢助と高明

女子高生探偵の世良真純は二番目の兄から頼まれて、コナン、蘭、園子と一緒に長野県にある貸し別荘へ。15年前にその別荘の近くで殺人事件が発生し、その犯人は「赤女」と恐れられていました。

コナンたちは数年前から起きている奇妙な出来事の犯人を突き止めるよう依頼されるのですが、そんななか殺人事件が発生し、長野県警の上原由衣刑事が捜査にやってきます。この事件には警察学校時代の敢助と高明も関わっていました。己の属する組織の過ちをも潔く認めて対応する姿勢も見どころ。

 

第810~812話「県警の黒い闇」(原作86、87巻)

第810話「県警の黒い闇(前編)」/第811話「県警の黒い闇(中編)」/第812話「県警の黒い闇(後編)」

  

長野県警の捜査一課長・黒田兵衛が初登場

長野県警の“闇”を描いたエピソードで、長野県警の捜査一課長・黒田兵衛が初登場。本事件では容疑者として敢助の名が浮上します。

長野観光に来た小五郎、コナン、蘭は、事件の聞き込みをしていた長野県警の敢助、高明、由衣に偶然再会。そこへ竹田繁警部が班長を務める「竹田班」の三枝守警部、鹿野晶次警部補、秋山信介巡査部長も現れ、待ち合わせている竹田が来ないといいます。

その後、千曲川に浮かぶ竹田の首を発見。竹田の遺体の額には啄木鳥(キツツキ)の足跡のような「X」というマークが刻まれており、由衣は長野県警に存在する啄木鳥会という謎のグループのことを口にします。

 

敢助が容疑者に

この事件はかつて竹田が被疑者を射殺した2つの事件と深く関係しており、竹田が射殺した被疑者の一人は敢助の幼馴染でした。

敢助が容疑者となるこの事件。不穏な空気を漂わせながら、黒田、敢助、高明、そしてコナンらの冴えわたる頭脳で犯人を欺き事件解決へ。長野県警に潜む闇が浮き彫りになると同時に、圧倒的存在感を放つ黒田にも謎が残りました。敢助と高明の信頼関係を描き出すエピソードでもあり、敢助と由衣もなんだか良い感じです。

 

第983、984話「キッドVS高明 狙われた唇」(原作96巻)

第983話「キッドVS高明 狙われた唇(前編)」/984話「キッドVS高明 狙われた唇(後編)」

 

怪盗キッドを泳がせる余裕も見せる冷静沈着で聡明な高明

自分宛ての「封筒」を受け取るために東京を訪れていた高明が、怪盗キッドとの対決に参戦するエピソード。

コナンや平次らは、世界最大級のコンクパール「妖精の唇(フェアリーリップ)」を展示するという鈴木ミュージアムで集結。怪盗キッドがその「妖精の唇」を狙っているとのことで、長野県警の諸伏高明警部の発案で、「妖精の唇」をキッド対策として硬質ガラスで囲んだスペースで巨大な氷柱の中に入れて展示することに。

キッドは予告通り「妖精の唇」を盗み出し、一時はキッドにしてやられたと思われましたが、高明は常に冷静沈着。キッドをあえて泳がせるという余裕も見せました。

 

弟・景光の死を悟る

弟が警察を辞めて別の仕事に就いたと聞いてから音沙汰がないと、敢助との電話で話す高明。その後、自分宛てと思われる封筒を警視庁で受け取ります。

この封筒は降谷の警察学校時代の同期であり亡くなった伊達航のロッカーから見つかった小包に入っていたもので、「長野県警の警部に送ってくれ」という内容のメモ書きが。字は滲んでいますが、おそらく高明宛てだと推測できます。その差出人の名前は見当たらず、あったのは「0」の一文字。

封筒の中身は中央に穴が開いたスマートフォンで、穴の内側には黒ずんだ血痕があり、裏面には傷にみせかけた歪な「H」の文字が刻まれていました。

高明はそれが弟・景光のスマートフォンであると考察し、警察を辞めたのではなく、おそらく公安に配属されて、どこかに潜入中に命を落としたのだと、弟の死を悟ったのです。

 

第1003~1005話「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)」(原作97巻)

第1003話「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)(前編)」/第1004話「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)(中編)」/1005話「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)(後編)」

 

過去に弟・景光が紹介してくれた「降谷零」を思い出す

小五郎のもとに依頼の手紙が届き、コナン、安室透(=降谷)、「米花いろは寿司」の板前・脇田兼則の4人で長野の山奥にある廃教会を訪れます。

しかし到着後、駐車場のデッキが崩れて車はすべて谷底へ転落。小五郎は長野県警に連絡するも大雪で迎えが来るのは翌日の天気次第となり、教会で一夜を過ごすことになるなかで相次いで殺人事件が発生します。

長野県警の3人と連絡を取り合いながら事件の謎を解いていくのですが、高明は小五郎から送られてきた動画に映り込んでいた安室の姿に気づき、大学時代に弟・景光が親友として紹介してくれた「降谷零」のことを思い出します。

そして「零(れい)=ゼロ」という名前から弟の遺品を届けた人物「0」のことが頭をよぎるのですが、事件解決後、高明は安室と顔を合わせても見知らぬふりをしていました。

 

第1123、1124話「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」(原作102巻)

第1123「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体(前編)」/1124話「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体(後編)」

 

長野県警と群馬県警の合同捜査

長野と群馬の県境で殺人事件が発生し、長野県警の敢助、高明、由衣と群馬県警の山村ミサオが合同捜査するエピソード。小五郎やコナンも協力することになります。

推理中の高明を見た山村は、幼い頃に県境にある秘密基地で遊んでいた幼馴染の“ヒロちゃん”こと景光を思い出し、山村と景光が幼馴染だったことが明らかになりました。

 

今でもどこかで“正義の味方”を……

かつて山村と景光が作った秘密基地には、大人になった景光がメッセージを残していたことも判明。

山村は景光と一緒に“正義の味方になろう”と約束していましたが、景光が警察を辞めたかもしれないことを悲しんでいました。すると高明は、景光は警察を辞めていないと言い、今でもどこかで正義の味方を「やってくれちゃってると思います」と山村の口調を真似ながら安心させるように声をかけています。

 

「警察学校編 Wild Police Story CASE.諸伏景光」(原作:警察学校編下巻)

 

諸伏兄弟の過去

降谷零、松田陣平、伊達航、萩原研二、諸伏景光の警察学校時代を描く「警察学校編 Wild Police Story」。

その第4弾となる「警察学校編 Wild Police Story CASE.諸伏景光」では、諸伏兄弟の両親が殺害された当時のことも明かされており、若かりし頃の髭のない高明も登場しています。

 

劇場版第13作『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(2009年公開)

長野県警の敢助と由衣が劇場版に登場

全国各地で連続殺人事件が発生し、神奈川県警、静岡県警、埼玉県警、群馬県警、長野県警、京都府警の刑事たちが集結。さらに小五郎も警察の捜査会議に参加することに。そして黒ずくめの組織のメンバーが会議に潜入していたことに気づいたコナンは独自に調査開始。こちらの劇場版では、長野県警の敢助と由衣が登場しています。

 

劇場版第28作『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(2025年公開)

長野県警や小五郎がメインで活躍

長野県・八ヶ岳連峰未宝岳。長野県警の大和敢助が雪山で“ある男”を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に。気をとられた瞬間、“ある男”が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまいます。敢助の失われた記憶とは果たして──。

タイトル通り“フラッシュバック”が印象的な本作。長野県警や小五郎の活躍、そして公安も動く重厚なストーリーが展開していきます。

 

原作最新巻107巻にも長野県警が登場

知れば知るほどハマってしまう、あまりにも魅惑的な長野県警。小五郎が眠る暇もないほど優秀で、3人の信頼関係や絆も尊い。そして、それぞれ大切な人をなくした痛みを抱えていて、涙が止まらないシーンもあるのですが、彼らの生き様は心震えるものがあります。

また、原作最新巻107巻では長野県警の3人の思い出シーンも登場するなどファン必見の内容となっていますので、気になる方はぜひお手にとってみてくださいね。

 

 

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数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。

この記事をかいた人

藤崎萌恵
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。

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『名探偵コナン』作品情報

名探偵コナン

あらすじ

謎の犯罪組織の怪しげな取引現場を目撃した為、毒薬を飲まされ、小学生の姿にされてしまった高校生探偵・工藤新一。彼は江戸川コナンと名乗り、幼なじみの毛利蘭とその父・小五郎の探偵事務所に住みつき、数々の難事件をその推理力で解決していく。 「小さくなっても頭脳は同じ。真実はいつもひとつ!」

キャスト

江戸川コナン:高山みなみ
毛利小五郎:小山力也
毛利蘭:山崎和佳奈
工藤新一:山口勝平
阿笠博士:緒方賢一
元太:高木渉
光彦:大谷育江
歩美:岩居由希子
灰原哀:林原めぐみ
服部平次:堀川りょう
遠山和葉:宮村優子
鈴木園子:松井菜桜子
京極真:檜山修之
世良真純:日髙のり子
工藤優作:田中秀幸
工藤有希子:島本須美
妃英理:高島雅羅
目暮警部:茶風林
高木刑事:高木渉
千葉和伸:千葉一伸
白鳥任三郎:井上和彦
佐藤美和子:湯屋敦子
ジン:堀之紀
ウォッカ:立木文彦 

(C) 青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

 

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