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- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。

薬と毒の知識を持つ少女・猫猫(マオマオ)が、その知識や観察眼で後宮で巻き起こる事件や謎を解き明かす人気作品『薬屋のひとりごと』。怪事件の全容が明らかになっていく様が痛快で、さらに後宮内の複雑な人間関係も本作の魅力です。
原作は日向 夏先生のライトノベルで、2023年にアニメSeason1が放送され、2025年1月よりアニメSeason2が2クール連続で放送されています。
本稿では、最も皇帝の寵愛を受ける妃・玉葉妃(ギョクヨウヒ)の情報をまとめました。基本プロフィールに加えて、性格や子ども、猫猫や壬氏(ジンシ)との関係、仕える侍女たちなど一挙にお届けしていきます。
※本稿には重要なネタバレが含まれます。
年齢:19歳(物語スタート時)
位:四夫人「貴妃」
住まい:翡翠宮(ひすいきゅう)
出身地:西都
明るく華のある笑顔が印象的な玉葉妃。いつも朗らかで身分に囚われずどんな相手にも優しい、温和な人柄です。最も皇帝の寵愛を受ける貴人でありながら高慢さはなく、一介の下女であった猫猫と初めて会った際にも、帝との娘・鈴麗(リンリー)の命を救ってくれた恩人ということで頭を下げてお礼を伝える慎み深さを持っています。
おっとりした人物かと思いきや、聡明で用心深い一面も。通常、玉葉妃ほどの上級妃であれば侍女が10人以上いていいところを、彼女は自分が心から信用できる4人(と猫猫)だけに留めています。実際、鈴麗を妊娠中に毒を盛られており、命を狙われる立場の人物なのです。また、その立場や将来を考え、鈴麗に薬や毒のことを教えてあげるよう猫猫に頼んでいるところは、愛情深く、かつ、思慮に長けた人物であると言えるでしょう。
一方で、19歳という年齢相応の可愛らしい一面も持っています。好奇心旺盛で、壬氏が持ってくる後宮の外で起きた事件の話を興味津々で聞く姿がたびたび見られるのです。特に恋事情に関しては高い関心を示しており、壬氏の猫猫に対する気持ちにも気づいている様子で、2人の恋模様を楽しげに見守っています。
美しい容姿に可愛らしく穏やかな人柄、加えて教養や聡明さ、思慮深さを持つ玉葉妃は、皇帝の寵愛を受けるにふさわしい妃と言えますね。
赤い髪に翡翠色の眼を持つ玉葉妃の生まれは、交易の中継点となっている都市・西都。母親は西洋出身の踊り子であり、玉葉妃の容姿は母親譲りです。
玉葉妃は後宮内の妃同士のお茶会などで得た情報を文にしたためて故郷に送り、父を筆頭に西都を治める一族が時世の流れを読む手助けをしています。
おしろいに毒があるとは知らず、鈴麗とともに体調を崩していた玉葉妃。その原因を猫猫が助言したことで彼女を信用し、5人目の侍女として迎え入れました。他の侍女たちとは一風変わった猫猫を面白く思っている様子で、侍女頭・紅娘が諫めるような行動(調薬に使う薬草やゲテモノの収集など)も許容しています。
最初に侍女として迎え入れられた後、解雇されたり壬氏付きの下女になったりして翡翠宮に出たり入ったりしている猫猫。しかし、玉葉妃は猫猫の人柄や能力を買っているため、自分の侍女として働いてほしいようです。
猫猫の侍女としての仕事は主に毒見役。玉葉妃や鈴麗、時には翡翠宮を訪ねてきた皇帝が口にするものの毒見を担当しています。玉葉妃の柔和な人柄と抜け目のない聡明さには猫猫も一目置いている様子です。
後宮の管理を任されている壬氏。表向きには事件や問題を解決して後宮を運営する役目ですが、裏の仕事は后候補にふさわしい妃の選定です。壬氏は美しい容姿や教養だけではなく、帝に邪な感情を抱かない忠誠心や高い貞操観念、さらに家柄や出身国といった政治的な側面も鑑みて、妃を推薦します。そのお眼鏡に叶った人物が玉葉妃です。
貴妃となった彼女の元に壬氏は頻繁に訪れ、何か問題が起きていないか、変わったことはないかを常に気にかけています。猫猫が来てからは彼女に構いたい気持ちもあり、より翡翠宮を訪ねるようになったようです。
そんな壬氏の気持ちを察している玉葉妃は、猫猫に対して子供のような態度を取る壬氏をからかうことも。その一方で、猫猫に対する度が過ぎた行いを咎めたり、侍女としての猫猫を取り合ったりと対抗する姿勢を見せることもあります。
玉葉妃は19歳という若さながら娘を持つ母。その後さらに懐妊し、第二子となる男児を出産します。これまでにも皇帝は別の妃との間にも複数人の男児が産まれていますが、全員生後間もなくして亡くなってしまっています。
出産後、玉葉妃は正式に皇后の座に就き、産まれた男児は東宮(皇太子)に。梨花妃も同時期に男児を出産しているものの、血縁的理由と政治的理由から玉葉妃が后として選ばれました。しかしながら、異国の血を引く玉葉后に反対する声もあるようです。
翡翠宮の侍女達をまとめる最年長のしっかり者。玉葉妃と同じく聡明で、目下の者にも配慮する思いやりのある人物。
猫猫が仕えるより前から侍女として仕える3人娘。いつも仲良くてきぱきと仕事にあたっていますが、おしゃべりに花が咲きすぎて紅娘に叱られることも。3人とも毒見役の猫猫を気遣う優しく愛情深い娘です。
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— 『薬屋のひとりごと』アニメ公式 (@kusuriya_PR) April 4, 2025
TVアニメ『#薬屋のひとりごと』
まもなく放送開始!✨
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🍃 第37話「湯殿」
このあと 23:00 から
日本テレビ系にて全国同時放送!📡
感想は【#薬屋のひとりごと】で
お待ちしております! #薬屋2期 pic.twitter.com/Un2tz94yKq
第二子を妊娠した際に人手不足を補うため追加された侍女。よく似た年子の姉妹で玉葉妃や他の侍女たちと同郷で昔からの知り合いです。長女の白羽は玉葉妃と同い年で、つい呼び捨てで呼んでしまうほど親しい仲だった様子。
玉葉妃を演じるのは種﨑敦美さんです。9月27日生まれ、大分県出身。『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のダイ役をはじめ、『SPY×FAMILY』のアーニャ・フォージャー役など数々の人気作品に出演しています。
| 作品名 | 薬屋のひとりごと |
|---|---|
| スケジュール | 2023年10月21日(土)〜2024年3月23日(土) 日本テレビ系にて |
| あらすじ | 大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。 名前は、猫猫(マオマオ)。 花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。 ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。 今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。 美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。 人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。 きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。 壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。 稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。 |
| 話数 | 全24話 |
| キャスト | 猫猫(マオマオ):悠木碧 壬氏:大塚剛央 高順:小西克幸 玉葉妃:種﨑敦美 梨花妃:石川由依 里樹妃:木野日菜 阿多妃:甲斐田裕子 梅梅:潘めぐみ 白鈴:小清水亜美 女華:七海ひろき やり手婆:斉藤貴美子 羅門:家中宏 李白:赤羽根健治 小蘭:久野美咲 やぶ医者:かぬか光明 馬閃:橘龍丸 風明:日髙のり子 羅漢:桐本拓哉 翠苓:名塚佳織 陸孫:内山昂輝 鳳仙:桑島法子 皇太后:能登麻美子 子昌:チョー ナレーション:島本須美 |
| スタッフ | 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊) キャラクター原案:しのとうこ 監督・シリーズ構成:長沼範裕 副監督:筆坂明規 キャラクターデザイン:中谷友紀子 色彩設計:相田美里 美術監督:髙尾克己 CGIディレクター:永井有 撮影監督:石黒瑠美 編集:今井大介 音響監督:はたしょう二 音楽:神前暁 Kevin Penkin 桶狭間ありさ アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM 製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会 |
| 主題歌 | OP1:「花になって」緑黄色社会 OP2:「アンビバレント」Uru ED1:「アイコトバ」アイナ・ジ・エンド ED2:「愛は薬」wacci |
| 電子書籍 |
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』電子書籍(コミック) 『薬屋のひとりごと』電子書籍(コミック) |
| 作品名 | 薬屋のひとりごと 第2期 |
|---|---|
| スケジュール | 2025年1月10日(金)〜2025年7月4日(金) 日本テレビ系にて |
| あらすじ | 帝の寵妃・玉葉妃の妊娠判明により、猫猫は翡翠宮の毒見役に復帰。 妃、そして帝の御子を狙った事件が再び起きないよう警戒をしながら、日々を送っていた。 先帝時代からの重臣を父にもつ新たな淑妃・楼蘭妃の入内、壬氏の命が狙われた、前代未聞の未解決事件、そして消えた容疑者・翠苓。 不穏な空気が晴れない中、外国からの隊商、さらには無理難題な要求をする特使も来訪。宮中にはさらなる暗雲が立ち込め始めていた。 猫猫と壬氏を待ち受ける新たな難事件。それらは、やがて国をも巻き込む一大事件へと発展していくー |
| 話数 | 全24話 |
| キャスト | 猫猫:悠木碧 壬氏:大塚剛央 高順:小西克幸 玉葉妃:種﨑敦美 梨花妃:石川由依 里樹妃:木野日菜 小蘭:久野美咲 子翠:瀬戸麻沙美 姶良:Lynn 愛凛:原由実 羅半:豊永利行 神美:深見梨加 ナレーション:島本須美 |
| スタッフ | 原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊) キャラクター原案:しのとうこ 総監督・シリーズ構成:長沼範裕 監督:筆坂明規 副監督:中川航 脚本:柿原優子 千葉美鈴 小川ひとみ キャラクターデザイン:中谷友紀子 美術監督:髙尾克己(ARED) 色彩設計:相田美里 CGI ディレクター:永井有 撮影監督:鈴木麻予(T2 studio) 編集:今井大介 音響監督:はた しょう二(サウンドチームドンファン) 音楽:神前暁 Kevin Penkin 桶狭間ありさ アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM 製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会 |
| 主題歌 | OP1:「百花繚乱」幾田りら OP2:「クスシキ」Mrs. GREEN APPLE ED1:「幸せのレシピ」平井大 ED2:「ひとりごと」Omoinotake |
| 電子書籍 |
『薬屋のひとりごと(スクウェア・エニックス)』電子書籍(コミック) 『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(小学館)』電子書籍(コミック) 『薬屋のひとりごと』電子書籍(ラノベ) |

1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。
